出雲と京都をつなぐ賀茂とお酒のルート | 運の良い座敷童子的な生き方

運の良い座敷童子的な生き方

運の良い経理事務。 神話ファン。星読みをしています。

こんにちは。

昨夜の十五夜のお月さまはきれいでしたね😍

さて、わたしは「誕生祭を開いてやるぞ!」という熊野大社からのハガキにホイホイ乗って、なんとか有休を取って昨日の金曜日、出雲を訪れました😅





先に訪れたのは、こちら。

オオクニヌシの長男であるアジスキタカヒコネの息子、タギツヒコが生まれた祭祀場ですね。




タギツヒコはヤマトの豪族、賀茂氏の始まりです。

山城国を開き、平安京遷都後は、京の守り神として、国家祭祀に専念してきました。




下鴨神社の本宮である御影山に降臨した賀茂大神とは、アジスキタカヒコネであったのでしょう。




タギツヒコが出雲生まれとは知らなかった、と思いながら、熊野大社に向かいます。

宍道湖を眺めながら、車を走らせていると、





「酒造り発祥の地、松尾神社」





という小さな看板が矢印を示してました。

え、

松尾神社?


※佐香神社(松尾神社)⛩️



京都の嵐山にある有名な「松尾大社」がクローズアップされます👀

「東の賀茂社、西の松尾大社」

のあの松尾大社??

ギリギリでハンドルを切りました。

そして、山の中に再び入っていきました。





なぜ惹かれたのかというと、今日は何やら宗像三女神とご縁がある日だなあ、と感じていたからです。

京都の松尾大社の祭神である大山咋(オオヤマクイ)の母親は、なんと市杵島姫(イチキシマヒメ)なのですよ😅




オオヤマクイはお酒の神さまです。

ぐいっと飲もう!の「くい飲み」はこの神さまから付けられておりますよ。




想像を超えるとても立派な神社が、小高い丘に現れます👀

佐香(さか)神社。




別名、松尾神社と呼ばれています。

祭神はクスノカミとオオヤマクイが祀られています。




神社に入って、すぐにあっ、と思いました。




似ている‼️






大社作りの御本殿が、あの神社に似ていたのです。

そう、




神魂(かもす)神社ですね。





すると、社務所から若い神職さんが出てきました。

「こんにちは、どちらから来られたんですか?」

と、笑顔でわたしに声をかけてくれます。





とても気さくな男性だったので、しばらく二人で話をしました。




「ここはお酒発祥の地だから、サカ神社と呼ばれているんだよ」

と教えてくれました。「神魂神社に雰囲気が似ていませんか?」と告げると、

「ぼくもそう思ってる」

と強く頷きました。




すると、とても良い香りが漂ってきました。

しめ縄がかけられた建物の前で、大きなせいろを重ねて何かをぐつぐつ蒸しているのです。




「これはなにを作っているんですか?」と聞くと、

お酒を作っているんだ。10月13日が大祭だから」




え👀

これお酒なの?





写真を撮っていいのか聞くと、

「ダメなんだ。これ本当は神事なんだ。人目に触れちゃいけないんだ。だから誰も来ない時間帯を狙って作っているんだ」




え‼️




「本当はさ、白い布を張らなくちゃいけないんだけど、今は火事の問題とかあるから、こうやって布なしでやっているんだ」




そんな貴重な神事なのか、とわたしは思いました。




わたしがじっと見ていると、

「これはもろみなんだ」

と神職さんが言いました。




もろみ…




「どぶろくだ」

と神職さんは教えてくれました。




どぶろく‼️



※播磨国一宮伊和神社⛩️



わたし、最近、兵庫県を訪れまして、播磨国一宮伊和神社を訪れ、揖保川から奈良県の大神神社に抜けるお酒のルートを知ったのです。




そのお酒とは、




どぶろくでした。




どぶろくを濾過していくと、清酒と酒カスに分けられるのです。



※塞の神



そうだ、とわたしはようやく気が付きました。

さっきから何度も何度も看板を見たではないか。




そうです、




ここは、有名なお寺があるのです。




一畑薬師




クスノカミとは、




医薬の神、スクナビコナのことなのです。


※医薬の聖地だ!


スクナビコナは、造化三神カミムスヒの御子です。





わたしは神職さんに、先日ハリマの伊和神社に行ったこと、

そこから奈良県の大神神社のご神体「御諸山」は、もろみから付けられているのでは?

とお話ししました。




すると、「お酒のルートか。詳しいね」と言うと、聞いてくれました。

その真横で、もろみが作られて、とても良い香りがぐつぐつと鼻をくすぐります。




「良い香りですね」とわたしが言うと、

「醸しているからね」

と神職さんは言いました。




かもす




かもす。




神魂(かもす)神社。




そうか、とわたしは思いました。

賀茂は、カモスから来ているんだ。





醸すことは、なのだ。





なんで今まで気がつかなかったのだろう。

賀茂氏のルートは、お酒作りが盛んだと、気が付いていたではないか。




全国にある「賀茂町、賀茂郡、加茂川」などの地域は、昔はお酒造りが盛んではなかったでしょうか?

広島の酒まつりでも有名な西条は、旧賀茂郡なのです。




カモス。




お酒も味噌も醤油も、かもして作られている。




そうか、賀茂のルートというのは、




薬と酒造りのルートと重なるんだ。




そして、それは、




カミムスヒの御子、スクナビコナが教えたんだ。



※お稲荷さん



ここは、スクナビコナの聖地だ。

この手法を、アジスキタカヒコネとタギツヒコが引き継ぎ、関西に伝えたんだ。





スクナビコナを体感したのは、初めてでした。

一気に緊張が訪れます。




偶然にハリマを訪れて、

偶然にハリマからヤマトに抜けるお酒のルートに気がつき、

偶然に賀茂の祖タギツヒコの出生場所を訪れ、

偶然に酒造り発祥の地でどぶろく作りにたどり着くなんて、





そんなことってあるんだろうか…。




いくらシンクロに慣れているわたしでも、これは多すぎるのでは、と思いました。

そもそも、タギツヒコこそ、わたしの故郷の氏神、三島の神なのです。




わたしは先週に香川県のこんぴらさんを訪れて、気が付いてしまったことがあるのです。




金刀比羅宮は、出雲の神を祀っている。




神職さんにお礼を言うと、「10月13日においで。どぶろく飲めるよ」と声をかけてくれます。




どぶろく…。






稲荷社で手を合わせると、トカゲが現れました🦎

あら、かわゆいと思っていると、



※見えますか?



トカゲがぴょんとキツネの上に飛び乗ったのです。




トカゲ ON キツネ




なんとめでたい👀





さて、この後に無事に熊野大社に到着して、誕生祭を開いてもらえます。




もうなんか、頭がもろみの香りでいっぱいです。





静かな拝殿で、クマノクスヒという神さまがいたよな…とわたしはぼんやりと思い出します。




さて、そこから大変です😅




わたしの頭の中はどぶろく一色。





どぶろくが飲みたいー‼️




ど、ぶ、ろ、く‼️





どぶろくなんて、酒屋でも売っておらず、まず広島県では手に入りません😅

スーパーに寄りましたが、松江にも売ってないのです。





もう、




あそこしかありません。





そう、



ヤマタノオロチ伝説の地、奥出雲です。





奥出雲の亀嵩温泉の道の駅まで、車を走らせます🚗





奥出雲に着くと、奥出雲のキャラクター、スサノオくんとクシナダヒメちゃんがお出迎えしてくれます😅💦





どぶろくはどこだ?




島根のお酒がずらりと並んでいる中から、どぶろくを探します。






あった‼️




どぶろく、




D-269‼️





パッケージがかっちょいい感じになっているうー!




ん?





ウサギがいるうー!!




そうか、今日は中秋の名月だった🌕




これはまさかの月のウサ神のしわざでは…😅





と言うことで、昨夜の中秋の名月は、どぶろくとおはぎを備えて、カンパーイ!をしましたよ😅





と言うことで、偶然が偶然を呼んだ、賀茂が伝える医薬とお酒のルートでした✨✨




出雲と京都をつなぐ神のルートでもありますね✨