あぁ・・・赤ちゃんのお肌ってなんでこんなにスベスベなんでしょ。
羨ましい。
おはようございます、長谷川さおりです。
今日は、お肌の事を真面目にお話します。
ちょっと自分の頭も整理したいのでお付き合いください。
出来るだけ、コンパクトにわかりやすく書きます。
皆さま、スキンケアをする目的ってなんでしょう?
今よりもっと美肌になるため?肌トラブルを回復させるため?エイジングケア?美白?
目的って色々あると思うのですが、いずれにしても、化粧品の力を使ってお肌を良くしよう!と思っている方が多いと思います。
間違ってはいないのですが・・・
お肌をキレイにするのは化粧品ではなく自らの肌力であるというお話をしたいと思います。
生きている肌の細胞に、外側から栄養を送り込んで活性化させることはできません。
お肌には、外的ダメージから身を守る「バリア機能」があります。
空気中のほこりや雑菌など、不純物が入り込んでこないようにバリアしているんですね。
お風呂に入っても水分が体内に入ってこないのは、このバリア機能のおかげです。
と、いうことは・・・
多くの化粧品も同様、このバリア機能の内側には入り込めません。
お肌の細胞はこのバリア機能の内側で生成されるため、生きた細胞に化粧品でアプローチすることは、基本的にはできません。
よく化粧品のパッケージには「奥まで浸透」とか「じんわり染み込む」とか・・・書いてあったり、化粧品を購入する際も、そのような説明を受けたこと、ありませんか?
じゃあ・・・その奥って、どこなの?と思いますよね。
お肌は、皮膚の一番表面に「角質層」という0.02ミリ、ラップ1枚分ほどの膜を持っています。
前項で、化粧品はバリア機能の内側に入れないと書きましたが、バリア機能って、角質層に存在する細胞と、水分と油膜が、バリアの役割をしている、ということなんです。
イコール「化粧品は基本的には角質層までしか浸透しない」という事です。
ラップ1枚ほどのうすーーい膜の中に「じんわり染み込む」んですね。
表面過ぎて衝撃的ですよね。
でもこれが化粧品の限界です。
化粧品で補える部分は、とーーーっても少ないんです。
そもそもお肌には、環境さえ整っていれば、自分で潤いを保ち、バランスを取る力が備わっています。
その環境、とは「天然保湿因子」「細胞間脂質」「皮脂」が正常に分泌されている状態のことを言います。
天然保湿因子で肌本来の水分を満たし、細胞間脂質が細胞をつなぎ合わせることで、水分を貯蔵しながら蒸発を防ぎ、皮脂が表面のフタをしてくれる。
この三要素が正常に機能していれば、お肌は勝手に潤って美肌になります。
外から栄養を入れるのではなく、お肌が自らバランスを取れる環境をつくるサポートをするのがスキンケアの役割です。
スキンケアの限界、役割を理解することで、日々のお手入れで何をしたら良いのかが明確になってきます。
必死に栄養を送り込む必要はない。
シンプルなお手入れで十分なんです!