そろそろ1尾ずつ撮影したい魚の姿になってきた。

褪色が遅かったので、色がまだ薄い。

会でも種でも重宝しそうな魚だと思っている…甘いか!

 

話は変わって、アカムシ…。

円安か何か知らないが、価格が青天井で困る。

業者と話していると円安が原料を高騰させ、ひいては電気代や輸送コストが上がってどうにもならないらしい。

物価高は普通に生活していても痛切に感じるので、しょうがないのかもしれない。

 

そうなると次に考えるのは、アカムシ無しでの成育。

故新藤氏はミジンコとます餌だけで稀有な銘魚を創っていたことを思い出す。

一度、なぜアカムシを使わないのかと聞いたら「これだけの池数だからアカムシなんか使ってたら破産するよ。」と言っていた。

 

故大野氏はミジンコとます餌とイトミミズと浮草で銘魚を創っていた。

ます餌をスプーンで池に撒いては、寄せ網で混ぜて水になじませていた姿を思い出す。

何かで餌の話になったときに「食べる物なら何でも食わす。」と餌にこだわってないように言っていた記憶がある。

 

いずれにしてもらんちゅう界に名を刻む巨頭がアカムシを使っていなかったのは事実。(若い頃とかは知らないけど)

アカムシを使って魚を創っている私なんぞはお二人から見れば赤子のようなもんか…。

魚の成長に応じた餌の量と換水の頻度を工夫すれば何とかなりそうな気もするが、お二人の域に達するには時間が相当かかるのは間違いない。

私は来年も多分アカムシを使っているんだろうと思う…不甲斐なし…。