毎朝7時半起きで、8時から朝食を食べ、ホテルに8時半に迎えにくる送迎バスに乗って、学校へ通っています。午前の授業は、9時から12時まで。送迎バスでホテルに戻り、12時半から昼食。バスが迎えに来る14時までが、お昼休み。本当は、午後の授業に向けて仮眠を取りたいところですが、日本からの電話を受けたり、メールやネットのチェックをしていると、あっという間に時間がやってきます。そして、2時半から5時半までの授業を終え、バスに乗りホテルへ帰り、6時から夕食です。ここのところ、授業が終わって先生やクラスメイトと談笑したり、もたもたしていると、バスが行ってしまい、暑い中、10分ほどの道のりを歩いて帰るというパターンが続いています。
今日も、学校へ行く途中にある、お気に入りの公園を通って帰っていたのですが、そこの公園は、おじいちゃんおばあちゃんの憩いの場であり、踊りの練習をしているおば様達のグループがいくつもあったり、楽器を演奏している人、歌っている人、皆それぞれに趣味を楽しんでいます。そして、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんとお母さん、親子の数の多いこと、多いこと。他の子供が遊んでいるボールをめがけて、ヨチヨチ歩きを速める姿が可愛くて、しばらく眺めていたら蚊にさされてしまいました。ルームメイトはマレーシア出身。こちらに来てから、彼女はまったく刺されていないのに、私はもう何箇所も>_< 彼女曰く、暑いマレーシアで育ったので、この深圳の気候にも慣れていると。私は暑さに慣れていないからではないかと。大好きな公園でまったりベンチに腰掛けて曲作りでもしたかったのですが、難しそうです。

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さて、授業ですが、午前中は、だいたい声楽、合唱練習をしています。
午後からは、中国の芸術や文化の講座を聴いたり、書道や水墨画の実技があったり、京劇の解説、舞台メイク、舞台演出など、色々な授業があります。今日は、粘土を使っての工芸作品作りでした。学生時代、体育と図画工作の成績がわるかった私ですが、全生徒54人中、一番最後に完成と、作業は遅いわ、出来栄えはまるでセンスなしと、私ってやっぱり才能ないなーと思ったのでした。でも、作業をしながら、左右前後の席で、どんどん素晴らしい作品を短時間で仕上げてゆく仲間達を見ながら、『誰にでも向き不向きがある。もうそろそろ、自分の得意分野、不得意分野もわかってきただろうし、今後の人生において、不向きなことを無理してまですることはないよな。そういえば、去年の夏にあの人が「好きなことだけやりなさい。嫌いなことはやめた方がいい。好きなことを一生懸命やることほど強いものはない。エネルギーは最大限に出てくるでしょ」って言ってたよな~』なんて思い出したり、自分に言い聞かせたりしながら、黙々と作っていたのでした。でもでも、没頭しながら制作をしている時、実は楽しかったんです。その証拠に、残った粘土持って帰っていましたから、私。しかも、数日前の水墨画の授業も、 まったく良い作品が描けなくて、自分の絵心の無さを改めて認識したにも関わらず、教室を出る時、先生に「我要♡(私、これ欲しい)」と、水墨画の顔料をおねだりして、ちゃっかり貰っていましたから。実はやる気があるようですね(笑)

中国語力も、まだまだで、前回と同じく英語とミックスしながらではありますが、逃げずに会話を続けています。大型スーパーのマッサージ機コーナーにいる店員のおばちゃんや、隣に座ったおじちゃんからは、半年しか勉強していないのに、それだけ喋れて凄いね!なんて言ってもらえたりもしますが、授業となるとこれまた別。生徒達からは、中国語は聞き取れてる?あなた話せるの?という質問が、どんどん投げかけられてきます。彼らの多くは中国本土で生まれ、家庭では中国語を聞きながら育ち、のちに華僑一世として、海外に移住したり、現地で仕事をしているという生い立ち。ルームメイトはマレーシア生まれですが、マレーシア語以外にも、英語も話せ、家庭では御両親が中国語を話しているのを聞きながら育ったので、当然中国語が話せます。私は三世で、祖父母の代から日本に来ているので、日本語を話す両親のもとで、もっと言うと、大分弁で育ちました。横浜や神戸のように中華街があるわけでもなく、近くに中華学校もありません。小中高と日本の学校に通ったので、本当に大人になってから、母国語が話せないのは恥ずかしいと、中国語の勉強を始めました。前回の強化合宿時は、日本語の話せる人もいたことから頼ってしまったり、自分の意見を自分の口で伝えることが出来なくて自信を無くしてしまい、どうせこの子と話しても会話にならないしと思われているのではないかという恐怖から、特定の人としか話さなかったり。そんな一人だけ話せない、読めない自分が情けなくて、帰国間際に号泣してしまったりと苦い経験もしましたが、今回はそんな自分に負けないように頑張っています。意外に、話せない自分の生い立ちを素直に伝えると、それでそこまで話せるなんて凄いよと、スーパーで会った店員のおばちゃんのような反応が返ってくるので、少し安心しました。今年は本当に本腰入れて、もっと上達するように勉強しようと思います。また、今回の留学も、応援して行かせてくださった事務所の社長、スタッフの皆さんにも本当に感謝です。ではでは、明日の授業も早いのでおやすみなさい☆