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霜月最終日の昨日は、京急電車に揺られ、終点の三崎口まで。
そこからバスに乗り、マグロで有名な三崎港へ。
潮の香りを胸いっぱいに吸い込んで、風情のある港町を散策しました。
若かりし頃の歌人・北原白秋が、心の痛手を癒す為、十ヶ月逗留した三崎。そこから渡船に乗り、城ヶ島にある白秋記念館へ行ってきました。

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この渡船は、平成20年に運行再開するまで、五十年もの間、運行廃止中でした。私が乗った三崎~城ヶ島間への往復は、なんと貸し切り!
城ヶ島の波止場からボタンを押すと、迎えに来てくださいました。
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白秋は、明治末期から昭和初期にかけて、印象的、抽象的手法で新鮮な感覚情緒を述べ、また多くの童謡を作り、詩、童謡、短歌以外にも、新民謡の分野にも傑作を残しています。生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い継がれる童謡を数多く発表するなど、活躍した時代は「白露時代」と呼ばれる近代の日本を代表する詩人です。27歳にして、三崎に移り住んだ、青年・白秋の心に三崎の風土はとても暖かく感じられたといい、その後10ヶ月をこの地で暮らしました。市内には、白秋の遺した数々の詩が、今も残っています。俳句を詠む私にとって、美しい言葉の数々に、とても感銘を受けました。最近、句会の〆切直前に慌てて句を詠みがちな私。もっと言葉を吟味していかねばと、反省しました。

三崎へ来た時の心情~雲母集より~
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実は、白秋は画家を目指していた?
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白秋の直筆による歌碑
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渡船の最終便に乗るため、約一時間の城ヶ島滞在でしたが、三崎も城ヶ島もいいところでした。道端に咲く草花や、変色したトタン小屋、静かに時間が流れるのどかな雰囲気。沖縄の久高島を思い出しました。
一瞬、白秋のように、この地に住みたいなと思いました。どうしてでしょうか?私は鎌倉や葉山、逗子など海のある街に心惹かれるのです。移住もそう遠くない未来かもしれません。
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東京に戻る前に、魚音というお寿司屋さんへ。これで、8貫千円という!海の幸、山の幸が採れて、美味しいものをいただける幸せ。
目の前には美しい自然があって、日が昇り暮れてゆく。
穏やかな毎日が過ごせれば、人はなにも望まないのかもしれません。
白秋の心を癒していったように、私にとっても優しい旅となりました。
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