昨日、皇居・宮殿「松の間」で歌会始の儀が行われました。

今年のお題は「光」

来年のお題は「葉」とのこと。

こちらは、皇后美智子さまの作品。

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光といえば、先日参拝に行った神社から見えた景色。

淡いとても優しい光が、雲間から見え隠れしていました。
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また、このような強い意志を感じさせる光とも出会いました。
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広島、長崎の両方で被爆し、「二重被爆者」として平和活動を続けていた
山口彊(つとむ)さんが、4日、93歳で亡くなられました。

出張先の広島で被爆した後、長崎に戻って再び被爆、去年3月に被爆者手帳に追加記載され、世界で唯一の公式認定として二重被爆者として認められました。

山口さんが被爆体験を語り出したのは晩年になってからのことで、被爆者団体にも所属していません。被爆の影響で左耳が不自由になったけれども、「自分は重い被爆をした人たちと異なり、傷も残っていないので」と考え、積極的に人前には出なかったそうです。

だが、2005年に次男をがんで亡くすと、山口さんは「二度も被爆してなぜ生きているのか。伝えるために生かされているからだ」と、自ら答えを出した。
90歳の時国連本部に行かれて、核廃絶の訴えをされている。
記録映画「二重被爆」に出演し、体験を語った。
以来、国内外のメディアから取材が相次ぐようになった。

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昨年12月22日、映画「アバター」のプロモーションで来日していた米映画監督ジェームズ・キャメロンさんから訪問を受けた。キャメロン監督は「あなたのような稀有(けう)な経験をした人を後世に伝えるために会いに来た」と語りかけた。面会後、山口さんは「使命は終わった」と話したという。
山口さんの長女、山崎年子さん(61)は「昨年8月に入院した時からは、いつ死んでもおかしくなかった。12月にスイスのテレビ取材やキャメロン監督に話をするまで、必死で頑張っていた。天命を全うしたんだと思う」と話した。


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山口彊さんは、平和学習に取り組む県内の小中学校とも交流があった。
諫早市立小長井中では07年、当時の1年生が山口さんに関するニュースを見た感想や平和学習の様子を撮影したビデオを送った。山口さんは三十数人の生徒一人一人に内容の違う手書きのメッセージを送ってきたという。
担当だった久保剛教諭(現・西諫早中)は「体力を振り絞って命のバトンを渡そうとしてくれていることが分かった。子どもたちはそのメッセージを大切にしています」

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最後の最後まで、子供たちへ伝えようとした命のバトン。

『核なき世界を願い続け、ハリウッド巨匠に託した思い』

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歌人でもあり歌集も出しているという山口彊さんが遺した作品。

平和への思いがこの五七五七七の短い歌に込められている。
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