東京広島往復1500キロのレンジローバー独り旅★其の一 | TAKE-SHINODA DIARY

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レンジニアスとかランドローバーとか
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時々男であれば、独り旅に憧れるもの。
冷静を欠いた日常を離れて、場所も意識も離れて。
自分の人生が正しいのか間違いなのか、
本当は何がしたいのか、したかったのか
そして、もしもあの時ああしてたらとか、こうしなかったらとか
誰がなんと言おうと、意味なんかない、と言われようと、
考えたい事があるものだ。確かめたい事があるものだろ。

僕もそんな普通の男。
年末年始になると、高いところから自分の生き方を眺めたくなるみたいに、
どこか見知らぬ街に行って、根無し草みたいな気持ちになって
”根も葉もない”(使い方は違うけど)自分に出会いたくなる。

12/31 AM1:00
既に真っ暗で静まり返った狛江を出発。
深呼吸してみる息も、エンジンの排気も真っ暗闇に真っ白。

とりあえず目的地はあるものの、目的は、自分からも離れて独りになる事。
キザな言い方かも知れんが、
なかなか自分から離れられないのが事実。
臆病な自分、自意識過剰な自分、失敗する自分、ちょびっと成功するとうぬぼれる自分
被害妄想の激しい自分。
たくさんの現実に
ぐちゃぐちゃになってる自分のアカや毒素の鎖を
一度引きちぎりたい。
別にそれは、現実否定でもなく、逃避でもない。
ホコリかぶって見えにくくなってる心の1年のアカ落としをしてみたい気持ちだ。

2ndレンジローバー
荷物はいくらでも乗せられるけれど
ほとんどなし。
仮眠用の毛布と。。。。


クルマは、西へと向かう
東名川崎から長いカーブを走り、東名高速に入る。
夜中1時。ラッシュなど年末でもない。
足下からは効きすぎる程の暖房、サンルーフを開けるとひんやりと気もちい。
スピードと共に、ドアミラーには
今通ってきたばかりの道が、すぐに景色となって、遠ざかって暗闇に消える。
現実の自分も遠ざかる感じがいい。

しばらくすると、高速モードに車体が下がり
風の抵抗が少しだけなくなる。
でもまあ、この四角いクルマ、最近の尖ったクルマと違って、
まあ、風の音が凄い。
コイルサスにしたら高速でも車高変わらずだし、
やっぱりレンジはエアサスがいいなあなんて考えつつ。。。
俺の頭の中はやっぱりクルマかよ、、、と少し呆れる。

海老名辺りを通り過ぎる頃には
ようやくテーマが産まれてきた。
「クルマを売る事を通して、いったい何を伝えたいんだろう?」
「自分らしいクルマを諦めない」の意味って、いったいなんだ?と改めて考える。

もう少しで答えが出そうなところで、
腹減った。

一日早いが年越しそば食いたい。

いや、年越しそばは、大晦日の夜だ。
我慢して、うどんにしよう。小牧SA。
$エコカーブームに興味なし。リサイクルこそが愛...でしょ
寒い冬こそ、うまい。
しかも、こういううどんって、実はあまり家では食べない。
乾燥めんでゆでるタイプは、薄いやつが多いから、太いうどんって実は新鮮だ。
むかし、小学校の給食で
「ソフトメン」ってあったが。。。
あれうまかったな。

そして、夜中4時、うどんと共に睡魔。
事故なんか絶対に嫌だ。
寝る事にする。
シートを倒し、コイルサスと一緒に積んだ自分用の毛布にくるまる。
運転席で寝ればサンルーフから星が見える。
SAの大型車後ろに止めて、睡眠。

まぶしくて起きる。朝だ。
うわ、7時だ。最高の大晦日の晴天の朝。
そういえば、元旦って昔からいつも晴れてた。
「元旦は必ず晴れ事」って、世の中で決まってるってガキの頃思ってた。

コーヒー飲んで出発。
SAのドリップのコーヒーは待ち時間が面白い。
自販機にモニターが付いてて、ドリップ中の生映像が流れたり
吉本の漫才が流れたり、飽きさせない。

音楽大音量にかけて歌う朝。
最近特に好きなのは斉藤和義。独り旅にとても合うのだ。
「ベリーベリーストロング」「歌うたいのバラッド」「ナマケモノの歌」「決断の日」など、お奨め。

声がかれる程、歌って走り。。。
$エコカーブームに興味なし。リサイクルこそが愛...でしょ

ココまで来た。

そして、次にとんでもない事件を起こしてしまった。。。。。