まるで錆びた機械のよう | range4xのブログ 中咽頭がんステージⅣからの生還 そして再発 延命治療へ

range4xのブログ 中咽頭がんステージⅣからの生還 そして再発 延命治療へ

2017年1月、中咽頭癌ステージⅣの告知から放射線化学治療を終えて、一旦会社復帰しました。再発して進行が早く手術が困難となり、抗がん剤による延命治療を選択しました。再度会社復帰した後、上咽頭にもガンが広がったため、オプジーボに切り替えて延命治療を行っています。

■喉の痛みはかなり緩和したが錆びた機械のような感じ

 

最近の首の痛みも緩和の方向にありますが、年末から続いてきた喉の痛みもようやく緩和してきたと思います。まだ痛みは残るのでここから更に良くなるのか様子を見ていく必要があります。

 

痛む場所は喉の中をほぼ一周しました。最初右側の喉から痛み始め真ん中を経由して左側へ、今は舌の付け根付近と喉ちんこ付近が一番痛いところです。寒いと舌が攣ったようになり呂律が回らなくなります。

 

はじめは刺すような痛みから始まった喉の痛みも、場所を移動しながら、舌のあたりにくるとコリというか攣ったような痛みに変わってきました。どちらが良いとは言えないですが、食事の時のインパクトは刺すような痛みのほうが耐えがたいものがありました。

 

痛みの緩和とともに喉の腫れも治ってきたので、呼吸が楽にできるようになり、息苦しさと頭の向きにより呼吸が止まるような恐怖感はなくなりました。

 

呼吸のたびに喉付近でヒューヒュー、コロコロ鳴っていた音も消えました。

 

夜中も途中で起きることも少なくなり、良く眠れるようになりました。

 

喉の腫れや痛みは何だったのか分かりませんが、この件については肉体的にも精神的にも楽になりました。


嫌なのが飲み込みのしにくさが増したように感じます。喉の奥で止まってしまい、水が無いと飲み込めません。


また、喉ちんこ付近が動いてないので発声の悪さや鼻への逆流を防ぐことができません。痰が少なくなり潤いが失われたからか、再び味覚障害と喉の乾燥が激しくなりました。


だからといってダメになったところや、動かなったところを諦めて放っておくと、機能を停止してそのまま固定化されてしまう感じがします。諦めずにリハビリをしなければ、次々と動かない領域が広がる感じがします。


まるで酸化して錆びてしまった機械のようです。錆びて軋んだ状態でも動かし続けないと、本当に固着してしまう感じがします。


難しいのは、少しの刺激で悪化しやすいことも感じるので、普段なら何でもなかったことも、無理せず慎重にやる必要があるんだろうなと思います。このへんも錆びて壊れかけた機械と同じのように扱う必要がありそうです。


体の糖化、酸化を防ぐことは、体を健康に保つ最大の秘訣ではないかと思うようになってきました。


それは偏りのない食事をして、適度な運動をしてエネルギーを消費して、疲れを長期化させないように適度な休憩や睡眠を取り、体を回復させるサイクルが必要ではないかと思います。


酸化した古い細胞を放置していると、機能不全を起こし始めるのではないかと思いました。次々と新しい細胞に生まれ変わらせるため、心身ともにメリハリの効いた生活が大切ではないかと思います。

 

飲み込み辛くても食べることができる、痛いところがあっても体も動かせる。耳鳴りが凄くても眠ることができる。まだまだできることは多い。今できることをやり続けよう。