■体の調子も気持ちも大切
今日は分子標的薬(アービタックス)の点滴のために通院しました。事前の血液検査、レントゲン、診察ともに異常なし。今日でアービタックスは12回目の投与となります。皮膚などの表皮に副作用が出る程度なので、分子標的薬だけならば続けられると思います。会社復帰も近いと思っていました。
ところがですよ・・・、来週から始まる抗がん剤治療、これはかなりきついと思っています。今は日に日に体は回復してきている感じがして、この状態を継続できれば、体力も気力も充実してきてガンを抑え込めるのではないかと勝手に思ってしまいます。しかし実際はそう甘くないのでしょうね。
このような一見落ち着いている状態になると、これ以上体に負担にならないような代替治療などを選択したくなる気持ちが分かります。
そこでもう一度先生に確認してみました。あの辛い抗がん剤治療はタイミング的に今やる必要があるのですかと(逃げたい気持ち満々(^^;))。答えは先週と同じくガンが大きくなってからでは効果が期待できなくなるということでしたので、やはり先生の意見を受け入れることにしました。
こうも抗がん剤治療が続くこと、またこれから先を考えると心が折れそうなってしまうので、目の前のことだけに集中して頑張りたいと思います。
考えてみると再発してからの闘病生活で誓った、「今を楽しむこと」をついついやっていないので(辛いことは避けたいとかマイナス思考になってしまう)、思い直して辛いことも積極的に受け入れて何か楽しみを見つけて頑張りたいと思います。辛いとか嫌だと思うようなストレスから遠ざけることはガンを再発・転移させないために重要なことだと思います。
この心の部分は自分でしかコントロールできないので、これからも修行が続きます(^^;)。自分が辛い当事者、闘いの真っ只中に居ると、楽しんだり穏やかな気持ちになるのがなかなか難しいですね。
ガンとの闘いに勝つために生きることにこだわりを持ちながらも、穏やかな気持ちで冷静さを失わないように、少し客観的な立場で指揮官や監督になった気持ちで勝負に挑みたいと思います。