■次の提案があった
今日は点滴前の検査で血液検査、レントゲンとも問題なく、人間ドックの結果のお手紙でもがん転移について問題なしの太鼓判があり、予定通り分子標的薬(アービタックス)の点滴を実施しました。
遡ること診察時に、今後の治療について主治医から提案がありました。数値や実際の体も元気に見えるので、もう一度先日まで実施した抗がん剤治療を繰り返してみないかと。えっ!一瞬心の中では無理無理無理と拒否していましたが、ガンが増殖してくるのを遅らせるためには有効だと考えているということでしたので、冷静に考えて再度抗がん剤治療を始めることにしました。まだ心の準備が出来ていなかったので、次週からではなく2週間後からまた入院して抗がん剤治療を始めることにしました。
今は元気になりましたが、これでも一時期は死にそうだったんですよ。今日はついつい元気アピールをしてしまったので失敗したのかそれで良かったのか。今回の抗がん剤は4回目を実施できる人も居るけど、体に負担が大きいので普通は3回が限界で終わることが多いそうです。最大6回目まで出来るそうですが、4回目以降は副作用のリスクが高まり元気な人しかできないので、様子を見ながらとなるけど、出来たら実施してもらいたいということでした。
前々回去年の治療時にシスプラチン3回実施しているので、既に6回実施していることになりはしないか、去年のはカウントしないのか次回確認してみます。
再度抗がん剤治療を行う理由は、ガン細胞はいつかまた増殖してくるそうで、今落ち着いている時に徹底的に叩いておけば更に小さくなって、増殖のスピードを遅らせるここができるということでした。増えてから叩くのとは大きな違いとなるということでした。それを聞かされると受けない訳にはいかないかなと。元気になってきたのでそろそろ会社復帰も考えていましたが、これからも抗がん剤治療などあらゆる手段でガンの増殖を抑える治療を受け続けなければならないので、あらためて自分の置かれている状態が延命治療であり、厳しいものだと思い知らされました。
それから今の主治医は今月いっぱいで他の病院へ異動することになったそうです。次週の診察が最後になるかもしれないということでした。今回提案された治療を実施して、いつか元気になった姿をお見せできる日が来ればと思います。
ガンの増殖で命を縮めることになるのか、はたまた抗がん剤で命を縮めることになるのか、どちらにしてもまた死ぬか生きるか、死期に左右する分岐点となる気がします。どちらが良かったかは後から戻ることが出来ないので主治医の判断、家族、そして自分を信じるしかないですね。