■治療から1年2か月後の副作用まとめ
昨年4月迄に抗ガン剤シスプラチン3回、放射線治療2グレイ35回トータル70グレイが終わり、治療から1年2か月後の副作用をまとめました。
しかしながら、今年5月に中咽頭癌が再発してしまい、副作用のまとめが再発を含んでのレポートとなります。運悪く同じ場所に溶連菌にも侵されてしまいましたので、正直副作用との区別はつかなくなっています。それでも無理やり今までと同じ基準でレポートしてみます。
ここで書いた内容は血液検査で分かる副作用ではなく、体感できる副作用について2017年1月から2018年5月までを毎月数値で示してみました。治療期間は2017年2月23日~4月13日までです。
今回から数値部分を文字で表記するのは見にくいので、文字表記部分は削除してExcelに入力した表を最下部に添付します。
1.【疲労感・倦怠感】が最近出てきたため去年6月依頼2ポイントとしました。特にお風呂上り、岩盤浴上がりはフラフラで動き止まってしまいます。
2.【吐き気や食欲不振】は溶連菌で処方された痛み止めや抗生物質によるものと思われます。酷くは無いので1ポイントだけ付けました。
4.【頸部皮ふの炎症】は、少し痒みが出てきたので1ポイントだけ付けました。
5.【頸部皮ふの硬化】は先月と変わらず。
8.【耳鳴り】は変化なしです。ここ1年最大級に鳴りっぱなしです。
10.【めまい・ふらつき】は1.の【疲労感・倦怠感】でも挙げたようにあ風呂上りのフラフラ感があるため、1ポイントだけ付けました。
11.【痛みや不快に伴う不眠】は喉の痛み、淡などが不快のため夜中に起きることが頻発しているため今月から急に3ポイントとしました。
12.【貧血】はお風呂で立ち眩みの現象が再発してきたため、1ポイントだけ付けました。
13.【末梢神経、手足のしびれ】は右大腿骨の関節が痛むようになり、朝起きた時の両手の関節の痛み、歩いたときに舌の痺れが出てきたので、1ポイント増で3ポイントとしました。
14.【呼吸抑制、呼吸困難】は喉の腫れで仰向けが息苦しい時があるため、1ポイントだけ付けました。
15.【味覚障害】は印象的には唯一改善した副作用です。溶連菌の痛みに隠れて改善している気がするのですが、痛みのため味覚がごまかされているかもしれないため今回はそのままにしただけです。
16.【舌の痛み】は喉の痛みと繋がって痛むところと、朝起きた時に溶連菌が濃縮されたような唾液(膿?)が溜まっている側の舌が口内炎のように痛みます。生活しているうちに解消してきますので2ポイントとしました。
17.【喉の痛み】は去年12月から風邪の時程度の痛みが続いていました。その部分がガン再発となったわけですが、4月に細胞診断のため細胞を採取した直後は痛みが一旦収束し、その後5月から痛み始めました。最近の検査で溶連菌に感染していることが判明し、強烈な痛みのため飲食時に痛み止めを使っています。その痛みは放射線治療後に何も口に入れることが出来なくなった時の最大の痛みを10とすると、今は食事はできているので1程度かもしれませんが、最近の痛みを2と表現していたので、それに比べると今は9を超えてしまう痛さのため、痛みの整合性が取れなくなってしまいました。そのためピークの値を抑えて表現したとして現在の痛みは5ポイントとしました。数十倍など辛みの表現と同様、痛みの表現は難しいですね。仮に0~99を新基準とすれば、放射線治療後の痛さの最大値を99、12月から燻っていた痛さは1、現在の痛さは9というところでしょうか。
18.【飲み込み時の痛み】こちらも17.【喉の痛み】とほぼ同様です。飲み込み時の痛みは、一時は動悸とハンマーで殴られたような痛みまで上昇したため、17.と同様に調整して6ポイントとしました。
19.【嚥下障害(飲込み辛さ)】はガン再発のためか溶連菌のためか分かりませんが、飲み込みがかなり難しくなりました。飲み物で流し込まないと入りません。4ポイントから2ポイント悪化して6ポイントとしました。
20.【唾液分泌障害(喉の渇き)】は淡の量が増加しているため紛らわしいですが、唾液の量としてはあまり変わっていないと思いますのでそのままとしました。
21.【口内炎】は6月に入り溶連菌と思われる口内炎が舌や上あご、歯茎も含めて複数個所が炎症して痛むため5ポイントとしました。
22.【虫歯進行、知覚過敏】は歯茎の後退、虫歯の痛みとまではいかなくとも、歯が浮いたような痛みが出てきたので最大の9ポイントとしました。
23.【声のかすれ、発声発音】は日によっては声を出す際に痛いのと、声が変わるのため1ポイント増加して5ポイントとしました。
24.【胡椒や炭酸など刺激物の痛み】胡椒などの痛む調味料は受付出来ない状態です。元は刺激物では無いはずのプチトマトが、巨大な唐辛子のように激痛で涙を流す香辛料に変化してしまったので、今月から食べられなくなりました。不思議なことに刺激があるはずの炭酸水は普通の水の痛みとあまり変わりません。
25.【食べる速さ、飲む速さ】は痛みが強くなり遅くなったため4ポイントとしました。
26.【肩こり、背中の痛み】は肩こり、首回りの痛みは相変わらずあります。6月初旬は右の首回りがかなり乳酸が溜まった状態を感じたので1ポイント増加して5ポイントとしました。
27.【精神的不安定】は先月5月に再発の告知という久しぶりに衝撃的な出来事でした。最初は怒りも大きく冷静に受け止められていなかったと思います。その後手術以外の免疫治療など効果のある治療を探したり、セミナーに参加したりして私が取るべき対応を模索しました。6月に入り治療法を手術を中心に絞り込みセカンドオピニオンを経て、現在の大学病院にて手術をすることに覚悟を決めました。現実を受け入れるまでに精神的にも不安定な状態もありましたので8ポイントとしました。それでも最初のガンステージⅣの宣告の衝撃に比べると、そこまでの衝撃は無かったと思いますので、最大の9ポイントまでは付けませんでした。再発は薄々感じながら宣告時の衝撃を消化していたのかもしれません。今後手術直前やその後どうなるかは分かりませんが、死を覚悟した最初のガン宣告時の衝撃を超える事態が今後無いことを祈ります。
ここまで長くなってしまいました。分かりにくい部分は申し訳ありません。
最後に説明文を表形式にまとめた画面を張り付けておきます。
同じような治療を受ける方の励みになるように、副作用の改善状況をまとめた資料にするはずだったのですが、再発してしまったのでこの形での副作用まとめは一旦終わりにしようと思います。