他の方のブログを読んでいると,過去に行った場所の想い出がよみがえります。
そして,その方の記事からスピンオフさせていただいて,同じ場所の記事を書いたり,過去記事をリブログしています。
以下,リブログ----------
【MiSpot山口県】周南市美術博物館 林忠彦記念室
テーマ:写真
自分の写真撮影の原点は,若い頃に仕事として「情報を伝えるため」に取材をして歩き,写真を撮影し,記事を書いた「報道」にあります。
風を撮りたかった。2010年8月 倉敷美観地区
なんだか思うような写真が撮影できなかった頃,著名な写真家の川名廣義先生(元キャノンカメラ開発セクション)とご一緒させていただく機会がありました。仕事でしたので個人の写真撮影についてご教示は願えませんでしたが,一言だけアドバイスを頂くことができました。
「知識や技術は一通り持っておられるのですから,(既成概念に)とらわれずに,自由に撮影を楽しまれれば良いんぢゃないですか。説明的な写真よりも,なんだろう?・・・と思わせるような写真を撮って見られるのも良いですよ」
写真撮影に対する視野が一気に広がった気がしました。
さらに倉敷工科大学の先生からも頂いたアドバイス。
「写真で説明できるものは限られています、だから説明的な被写体は入れず、見た人の想像=想像力をかきたてる写真を撮ってみてはどうですか。」
でも,その後のトリミングについてのアドバイス。えっ,そんなもの入れてトリミングするの???って被写体が入っています。写真を見る人が,どう感じるかだけでなく,どう考えるか・・・という視点まで入ったトリミングでした。単に単一の被写体に絞って撮影すれば良いってものぢゃない。説明的な被写体を入れても,主体と違う被写体を取り入れる事で写真の幅が広がる事もある。そんなアドバイスでした。
2010年8月 倉敷美観地区
写真は記録である。報道写真に携わった自分の一つのモットーでした。その観点から、その場にあるものを相当数すべて写しこめる広角レンズ,あるいは眼ではとらえづらい遠方の詳細を説明できる望遠レンズは素晴らしい。もちろん,標準のレンズも。(要するに写真・カメラは全て素晴らしいってことじゃんwww)
他方、写真はアートである・・・そんな観点を自分は失念していました。迷いが生じていた自分の写真撮影。目からウロコがはがれた気がしました。
今では,虚心坦懐にシャッターを切ることを楽しめるようになっています。
でも,やはり今でもどちらかと言うと説明的な写真を撮っていることの方が多いかな。
他方,やはり仕事がらみでお付き合いのあった写真館に勤められていたプロの方の言葉。例えば,屋外での連続集団写真撮影。日が照ったり陰ったりして大きく条件が変わる時でも・・・
「僕らはどんな状況の記念写真でも,同じような(画質・調子・色調・色相の)写真に仕上げなきゃいけないんですょ」。他人の記録となる写真を撮影するプロはやはり違います。凄いです。
とりとめもなく書いてしまったけれど,技術の習得を楽しむもよし。自分の感性や想いだけでシャッター切って公開するもよし。機材で楽しむもよし。それらを複合した楽しみ方も良し。人それぞれ。写真・カメラって自由なモノ。
自分が好きな写真・撮影スタイル。植田正治氏的な写真よりは林忠彦氏的な写真の方が好きなんだと思います。林忠彦氏ご本人だったか?解説をされていた方の言葉だったか?「写真は撮ってあるだけで素晴らしい」という言葉が,自分の座右の銘でもあります。「その時の現実を後世に残せるのだから」と言うような言葉が続いていたのですが,後半は忘れました。
2013年8月 周南市美術博物館
真似っ子写真 2015年4月 周南市美術博物館林忠彦記念室にて 撮影みゆみゆ
今回のMiSpotは周南市美術博物館です。
林忠彦先生の記念室のみならず,その他にも楽しい展示がありますょ。
あ,私の情報は写真含め古くなっています。
行かれる場合は公式サイトで最新の情報を入手してからにしてくださいね。
山口県周南市にある周南市美術博物館の公式サイト。宮崎進・岸田劉生・まどみちおら、郷土ゆかりの芸術家の作品を扱う「美術」、周南出身の写真家林忠彦の作品を中心にした「写真」、郷土の歴史や文化に関わる資料を扱う「歴史」を併せ持っています。
※【Mispot】マイスポット
Minor SpotとMy Spotを合わせた造語です。(私が勝手につくったものです)
マイナーではないメジャーなスポットの場合もありますが,太っ腹でお目こぼしを。
-------リブログ終了
リンクを貼る形のリブログではなくて,全部引用のリブログです。
テストケースですので,不具合があるかもしれませんが,ご容赦ください。
なお,予約投稿します。
2024/08/18 18:30