
アナログ絵に、デジタルで画竜点睛
どうも遊木です。
1月~2月のミーティングで、久しぶりにメンバー全員で制作企画に取り組みました。
すでにインスタで作品や制作過程を公開しているので、是非、先にそちらをご覧ください。
今回の企画テーマは、「アナログ作品に、デジタルで一工夫加える」というもの。
ミーティングでは、「アナログ絵に、デジタルで画竜点睛」などと呼んでいます。
中二臭が香しいですね。
私が提案した企画ですが、元は海外のアーティストさんが取り組んでいる表現で、インスタで作品を拝見したときに「面白い発想、自分でもやってみたい!」と、ネタ帳にメモだけしていました。
ちなみにこのネタ帳の中身は、「いつやるかは未定だけど、機会があったら発動する、多分。きっと。」というものが9割。
今回は、年末年始のサークル繁忙期に「ミーティングの事前準備が必要ない議題(ネタ)」として、「いつやるの?今でしょ!」と引っ張てきました。
以下、簡単な制作手順です。
①アナログ絵の作成
テーマは自由。
各自、好きにアナログ絵を描いていきます。
何だか『鬼滅の刃』のエフェクトのようだ……。
須々木氏は絵担当じゃないのに頑張ってました。
今回唯一、アナログ作業に着彩を入れていた凜ちゃん。
『ペンローズの階段』から着想を得たとのこと。
②写真撮影
完成物から逆算して、写真の演出を考えます。
各自、配置する小物や画角などを工夫しつつ撮影。
③デジタル加工
今回は、「一工夫」「画竜点睛」といっているように、あくまでもデジタル要素は一匙程度、という規定を作っていました。
今回の表現は、デジタル要素が“絵と現実世界を繋ぐ”というイメージなので、あえて小物や机などと共に作品を撮影しています。
絵をスキャンするだけだと、「外=現実世界」の部分がなくなってしまうので。
デジタル加工は遊木がやっています。
ここまでを、2回のミーティングで完成させました。
④動画編集
動画加工の部分は、まとめて私がやっています。
事前にメンバーから伝えられた演出アイデアを元に、作品を組み立てました。
冒頭に3秒ほど停止時間があるのは、初見では“普通の写真”と勘違いさせるためです。
「写真だと思ったら、なんか動いた!」みたいな。
今回は流れで、全員簡単なSEも入れることになりました。
⑤公開と講評会
以下、各作品と感想のまとめです。
※現在はインスタで公開していますが、そのうちYouTubeなどでも公開する予定です。
・深く考えずに作り始めたが、背景に格子を入れたらイメージが固まった。
・本部で制作しているとき、みんなが楽しそうに集中しているのが良かった。
・After Effectsの作業は全部で30分くらい。このくらいの手軽さで発表できるものは良い。手ごたえを感じる。
・絵を描くメンツではなかったので、どうやったらそれなりになるのか考えた。写真とトレース台で頑張った。
・(タイトルについて)「ネオンサイン」以外の要素がなかったので、無理矢理漢字に置き換えていった。文明開化期のニュアンスで。(稀瓦斯=希ガス=貴ガス、ネオン、アルゴンなど)
・イメージ通りに光らせてもらった。
・写真が真正面からだったため、アナログ絵を置いている状況が伝わりにくくなってしまった。
・制作は楽しかった。制作者によって違いがあるのも面白かった。
・創作のジャンルとして知らなかった。知ることができて良かった。
・アナログで集中して作業できるのは楽しい。
・自分だけ光る演出じゃなかった。光る演出は、現実に周囲の物体に光があたって空間演出として分かりやすい。
・周辺が濡れる効果も考えたが、技術的に断念。
今いるメンバーは無心で手を動かすのが好きなタイプなので、みんな集中して企画に取り組んでいました。
特に今回は、小難しいコンセプトもなく、割と自由度の高い制作だったので、みんな「ただ黙々と創る」ことを楽しんでいたようです。
このくらいの規模感の制作企画だと、個々の活動にも大きな負担がないので、今後も機会があったら取り組んでいきたい。
やはりモノづくりは楽しい。
aki