「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」観たよ! | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」観たよ!

どうもこんばんは霧島です。

昨年の暮れに「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」を観たんですが、めちゃくちゃ良くて年が明けてからまた観に行ったので、今日はそのことについてぼちぼち書こうかなと思います。

以下ネタバレというか内容に触れることもあるかと思うので、ネタバレが嫌な方やこれから観に行くと言う方はお気をつけください。



忍たま乱太郎といえば誰もが幼い頃に一度は観たことがあるアニメではないかと思うのですが、原作はこちら「落第忍者乱太郎」(以下「落乱」)です。

 

 


ギャグ要素はふんだんに盛り込まれていますが、そもそも朝日小学生新聞で連載されていた作品で、子供向け作品ではあるものの時代考証などしっかりなされているのが特徴的です。ちなみに舞台は室町時代です。

ですが今回の映画の原作は漫画ではなく、2013年に発表された小説版です。小説を書かれた坂口和久さんは元々脚本家でもあり、今回の映画の脚本も書かれています。

 

 

映画の公開が始まる前に私も原作小説を読んだのですが、出だし数ページでもう面白い。実際アニメより落乱の方がキャラなどがドライだったりしてよりシリアスな雰囲気はあるのですが、それに輪をかけてシリアスな雰囲気というか、アニメの柔らかい雰囲気で忘れそうになる彼らが忍びといういつ死んでもおかしくない世界に生きているのだということをまざまざと見せつけられました。

ただ、これがアニメ「忍たま乱太郎」になるとどうなるんだろう…と思いつつ劇場に足を運んだのですが、原作小説のいいところを活かしつつ、それでもしっかり「忍たま」に落とし込まれていて素晴らしかったです。

決して子ども向けに柔らかく作り替えられていたというわけではなく、よりキャラクター「らしさ」がプラスされていたように思います。

元々私がアニメを観ていた子ども時代には恐らく上級生は4年生くらいまでしか登場していなかったような気がするのですが(定かではない)、のちにどんどんキャラクターが増えて最終的には6年生(最上級生)まで登場しています。

忍術学園は1年生が10歳スタートなので6年生は15歳くらいですね。
学園を卒業するとプロの忍者として働くはずなので、生徒の中では1番プロに近い子達なのですが、彼らの活躍も良いです。
アクションシーンもふんだんにあり、命のやり取りをしてるんだという描写が随所にあって痺れます。この辺りはあまり積極的にアニメで描かれてこなかったように思うのでとても新鮮でした。

ちなみに2回目は子どもの頃にアニメを観たっきりという友人と観に行ったのですが、「6年生かっこよかった……」と言っていいので贔屓目なしでもかっこよかったと思います。

 

(ちなみにこれは鑑賞前に友人に送った公式の解説動画)

 

 

また忍たまの良いところは6年生含め大人がかっこいいところと、一年は組のよい子たちがめちゃめちゃかわいいところですね。

立派な忍者になりたいと日々勉強しつつもうまくできないことの方が多い一年生ですが、それでも先生や上級生に対する尊敬の念や憧れみたいなものが垣間見える瞬間にグッときます。憧れって…すげぇ…

今回の作品はそれぞれのキャラクターたちの絆が描かれていてそこも見どころのひとつです。私は幼少期、メインキャラのきり丸に心を奪われた1人で、今も大好きなキャラクターなのですが、そんな彼が普段見せない表情をたくさん見せてくれるのも良かったです。なにより土井先生との絆が…うっ(嗚咽)


ここで少し補足します。
土井先生は乱太郎たち一年は組の教科担当担任ですが、きり丸は戦災孤児で身寄りがないので、長期休暇の際などには土井先生が面倒を見てるんですよね。もうその関係性すら感極まるものがありますが…
そういうわけできり丸はまた一段土井先生に対する想いに強いものがあり、今回の映画はそういった部分が描かれた作品なのでそれはもう…私のありとあらゆるツボをついてきて無理でした。まあ私のツボの話はさておき一映画作品としてとてと面白いので、興味が湧いた方は是非一度劇場でご覧ください。

最後にらくがきと予告動画貼っておきます。

 

 





したらば!

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