舞台【推しの子】観てきたよ! | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

舞台【推しの子】観てきたよ!

どうもこんばんは霧島です。

先日原作が最終回を迎え、最終コミックスも発売された【推しの子】ですが、このタイミングで舞台が始まったので観てきました。

以下舞台の内容に触れますので、これから観に行くという方はお気をつけください。


【推しの子】は今回が初の舞台化ですが、舞台化されたのは原作1話からではなく、2.5次元舞台編です。まさに作中での舞台のお話にまつわる部分ですね。

こちらは劇場でもらったリーフレットです。もうご覧いただければわかるとは思いますが、本当に舞台化ってめちゃくちゃビジュアルを原作に寄せてきますよね。過去にも漫画原作を舞台化したものを観たことがあるのですが、原作実写化の際にドラマ化より舞台化の方がビジュアルが近い印象が個人的にはあります。畑違いの人間なので全く理由は分かりませんが、編集できる映像作品としてのドラマより「生」で観客に見せる舞台の方が2次元にビジュアルが近いように感じるのは何故なんだろうといつも不思議です。舞台俳優さんの中にももちろんTVドラマに出てる方たちもいるわけで…どういう原理が働いてるんでしょうね…

今回たまたま取れた席が最前列だったので、本当に目と鼻の先で俳優さんが演技されてるわけなのですが、近くで見ていても全く違和感がないんですよね…
有馬かな役の佐竹桃華さんに至っては声の感じもアニメと近いものを感じて驚きました。
役者さんてすごい…

上演時間は休憩含め3時間程度で、前半は原作準拠で舞台の脚本についての攻防、暗躍するアクア、舞台女優黒川あかねと元天才子役有馬かなの因縁…などなどが描かれます。

この部分では創り手たちの葛藤なども描かれるので、原作を読んだ時から心を揺さぶられるものがありましたが、舞台版も素晴らしかったです。

ところどころ舞台ならではのコミカルなシーンなどもあって(私はなんとなく雰囲気で察してる部分も多かったのですが、2.5次元の舞台などをよくご覧になる方はより面白いのではないかなという印象を受けました)、同じ作品を異なる媒体で見せることの醍醐味だなという感じがしました。

休憩があけて後半は劇中劇である「東京ブレイド」本編が上演されます。原作漫画の中でも設定などがかいつまんで描かれるのですが、その本編で描かれていない部分も描かれていて、一つの物語として完成していました。前半と後半で全く違う作品を観ているようで、ある意味一粒で二度美味しいというような公演でした。

後半は特に歌唱パートも増えるのですが、これまた黒川あかね役の内田未来さんの歌唱が素晴らしかったです。よく通る透明感のある歌声で聴き惚れました。

衣装も前半とはガラッと変わり、細部まで作りこまれたキャラクターの装いになるのですが、とても拘って作られていて見ごたえがありました。

メタ的な発言にはなってしまいますが、前半部分で雷田さんや吉祥寺先生を演じられていた方が後半部分でもアクアたちと同じ役者として舞台に立っているのはちょっと混乱しつつも面白かったです。特にオリジナルキャラのおじいちゃんが…コメディ要員としてすごく印象的でした。結構アドリブもあるような感じがしたのですが…こういうのを確認するためにも何回も通うお客さんがいそうだなと思います。お客さんの反応をダイレクトに感じながら演技するというのはやはりエンタメの中でも独特の面白さがありますね。観る側としてはもちろん面白いですが、演じる側はすごく…度胸が要りそうですが…

 

そんなわけで初日の舞台でしたが大変楽しめました。

【推しの子】の実写としては同時にドラマ版もAmazon primeの方で配信が始まっており、本日より劇場版も公開されています。

 

 

追加キャストも公開され…こちらもそのうち劇場に観に行けたらいいなと思います。

とりあえずまずはドラマを完走せねば…原作が最終回を迎えた今、アニメは恐らく原作をそのまま踏襲するだろうと思うのですが、タイミング的に劇場版は違うエンディングの可能性もあるのかな?と思うので…あれ?これ早く観に行かないとネタバレ踏むやつですね。急ご。

 

 

したらば!

 

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