48時間映画祭に参加したよ!2024
こんにちは、遊木です。
SNSでは匂わせていましたが、48時間映画祭にちょろっと参加させて頂きました。
夏野は去年に引き続き二回目、遊木と霧島は初めての参加です。
▼映画祭のサイト
▼大会の概要(去年の夏野の記事より引用)
この映画祭では、事前にメンバーを組んで、チームエントリー。
映画祭がスタートすると、まず各チームに、テーマや登場人物の設定、使用必須の小道具、台詞など、条件が与えられます。
それらの条件をクリアする映像作品を、48時間以内で脚本、撮影、編集まで行い、完成させるのがルール。
2001年から世界各都市で開催されている、グローバルなコンペティションです。
去年同様、横浜創作オフ会で知り合った、『おとめ座蝶映河団』代表の髙畑颯人/雪夜彗星さんにお声がけ頂きました。
夏野は引き続き脚本担当として、遊木と霧島は撮影見学という形での参加です。
撮影現場にお邪魔したのが映像ド素人の二人だったので、業界のルールや慣習もわからず、何かとご迷惑をおかけしたと思います。
にもかかわらず、カメラを覗き込める距離での見学、機材や撮影方法の解説など、本当に親切な対応をして頂きました。
終始和やかな現場で、休憩時間には別の撮影現場のお話や、現在取り組んでいる活動についてなども伺うことができました。 どの話題も大変興味深かったです。
貴重な体験をありがとうございました!
というわけで、こちらが本日、大阪市立男女共同参画センターで上映される『ライフ・ノイズ』の予告編とポスターです!
オフショットもご紹介!
※監督からネット上での掲載許可を頂いています。
最後になりますが、参加したRandom Walkメンバーの感想です。
▼夏野あかり(脚本)
シナリオとして参加しました!
昨年もお誘い頂いたので、高畑組には二回目の参加です。
お題の発表を受けて、脚本をあげるまでの制限時間は、およそ四時間。
アイデア勝負。だけど当然、崩壊しちゃいけない。撮影は翌日。
ロケ地、役者、スタッフ……様々な条件の中で、シナリオを考えます。
オンラインのシナリオ会議は、賑やかで、発見も沢山。
こういう映像がいいよね、こういう風に見せたいよね……など、シナリオ担当だけではなく、監督や、演出、役者の方なども交えて、アイデア出し。
アイデアを組み合わせて、一つのシナリオに仕上げていくのが、とても楽しかったです!
仕上がった映像を見て「あのシナリオがこういう風に映像になるんだ!」と感動。
やっぱり映像はいいな〜と、思える体験になりました。
▼遊木秋勇(見学)
今回のお誘いで現場を見学させて頂き、感じたことの一つが、「映画と漫画の画角の作り方は、かなり似ている」という点です。
特に、漫画のデジタル作画が主流になった昨今、簡単に拡大縮小が出来る点や、3D素材を配置してアタリを取る手法などが、キャストを配置して、レンズを絞る様と重なりました。
かつて、さいとうたかを先生は劇画調の漫画が出始めた頃、「一人で映画がつくれる!」とテンションが上がったそうですが、まさに、映画と漫画は「気持ち良い画角の作り方」が、感覚的にかなり近いように思えます。
一方で明らかに違うのは、光と音の作り方でした。
音は言わずもがなですが、光の作り方が、想像以上に「違うなぁ~!」と感じました。
漫画の陰影表現は、結局のところ自分の手で描くしかないので、その分自由度も高く、濃くするのもゼロにするのもある意味簡単です。 一方、実写の陰影は現実のあらゆる光源に左右されるので、正しい知識と経験が必須のように感じました。
デフォルメが土台にある漫画と、リアリティが土台にある映画では、いわゆる“っぽく見せるための嘘”もまったく違う箇所があり、光の表現がその代表のように思えます。
ただ、やはり一番の違いは集団で制作しているか否か、ということでしょう。
今回お邪魔した現場は、とても和やかな雰囲気で、撮影時のコミュニケーションもテンポよく行われている印象でした。
集団ならではの苦労やハプニングもあるでしょうが、それ以上に、一緒に制作しているからこその閃きや相乗効果が大きいように感じます。
漫画家も編集さんと打ち合わせしたり、アシさんと意見交換する人もいるでしょうが、基本的に単独プレイなので、対話相手で一番多いのは内なる自分なんですよね……。
とにかく、今回は大変有意義で楽しい経験をさせて頂きました!
私が初めて映像を制作したのは、大学の授業です。
以降も、たま~にAfter Effectsをいじったり、GoProを持ち出したりしていますが、実写に関しては「何をどうしたら、何が上達するのか」ということがてんでわからず、積極的には取り組んできませんでした。
今回の現場見学の経験を活かして、ちょっと映像作品作ってみたいな……。
▼霧島凜(見学)
映像に関して全く知識がなく、お誘いいただいた時に「取材兼ねて遠くから見学させて頂きてえ〜」と思ってたのですが、当日はかなり間近で色々拝見することができてとても勉強になりました。
やはり漫画畑の人間なのでまず最初に気になったのは脚本。
前日完成したというシナリオを読ませていただいて、第一印象としては内容がすごくわかりやすくまとまっているなと思いました。
48時間での制作ということで、映像自体の長さも短いためキャラクターの説明などで尺をとることができないので、これくらいのわかりやすさは観客としてもちょうど良さそうだなと。
撮影はとてもテンポ良く行われている印象でしたが、人数が多いことや高価な機材を扱うこともあって、コミュニケーションの重要性を改めて実感しました。(普段黙々と1人で作業してるので)
その場その場で化学反応が起きているような様も側から見ていて面白く、大人数で一つのものを作る醍醐味のように思います。
あと使っている機材…普段それこそ画面の向こうでしか見たことがないようなものがたくさんで、それだけで興味深かったです。
個人的にはマイクで音を収録している時の機材の感じ(腕の角度とか)がかっこよかったので模写したかったです。
「映像は同じシーンを何度も撮る」というような話をよく聴いていましたがまさにその通りで、体力はもちろんのこと忍耐力も必要そうだな…と思いました。
これは撮影陣も演者さんもそうですね。
漫画に通じるところも多々あるなと感じたのですが、1番印象的だったのは光の作り方でした。
演出の一つとして光や影を使うことは漫画でもありますが、朝昼夜の光をライトを使って作っているのは映像ならではという感じで面白かったです。
今回は本当に貴重な体験をさせていただき大変勉強になり楽しかったです。ありがとうございました!
改めて、今回はRandom Walkにお声かけ頂き、ありがとうございました!
もし機会がございましたら、今度は何か一緒に制作したいですね。
Random Walk