『ロレンツォのドローイングチュートリアル』シリーズが大変良かった。
こんばんは。昨日まで半袖を着てたのに今日になって長袖がないと外歩けないくらいの寒さになり震えている米原です。春と秋を滅茶苦茶に食いつぶし荒らすだけ荒らして突然去っていった今年の夏、マジで最低最悪でした。二度と来るなよ。
とりあえず、ようやく秋らしい気候になったということで喜びましょう。
で、この間何気なく本屋で試し読みした本が大変私に刺さったという話をします。それがこちら、
『ロレンツォのドローイングチュートリアル』
おそらく現時点で出てる日本語版シリーズは5巻分のはず。全部買いました。ヘッヘッヘッ。
説明文によれば『 あらゆるものの”捉え方”と”描き方”をとことん単純化し解説した究極のドローイングチュートリアルシリーズ 』だそうです。
絵の上手さにも色々ありますが、このシリーズは写実的というよりもデフォルメされた上手さ、カートゥーンアニメ・アメコミ寄りのお絵描き入門編という感じです。
が、「今シリーズは指南書というよりは、ディテールを上げるためのアイディア集的な立ち位置である」とされていました。
確かに本書の絵を眺めている時、絵が上手い人たちは、どのような点を気にして絵を描いているのか?絵が上手い人には世界をどう捉えているのか?を覗き見ているような感覚になりました。真面目すぎず気軽に読めて、でもギュッとお絵描きの技術が詰まっていて大変好感が持てる良書だと思いました。
というか、まさに私は見たものを脳内でデフォルメし漫画の絵に落とし込む技術を必要としていたので、見つけた時「私が求めていたモノが詰まってるじゃん!!!!!」と飛び上がりました。
あと、単純に、とにかく滅茶苦茶絵が上手い!ので、眺めてるだけでも楽しいです。
ディズニークラシック・ヴィンテージ作品や、鳥山明先生の世界観が好きな人には特にオススメです。眺めてるだけでもワクワクしますし、自分がディズニーのアニメーターになったかのような錯覚に浸れます。
『 ロレンツォのドローイングチュートリアル 』(原題:How to THINK When You DRAW)シリーズの内容は、著者であるエザリントン兄弟が運営している以下のブログにて全て無料で公開されているので、試し読み感覚で覗いてみるだけでも面白いと思いますので是非是非!
しかし、まぁ当然ながら画像データに書かれている解説文は翻訳されないので、しっかり日本語訳されたモノを読みたい方は購入をご検討ください。
とは言ったものの、画像だけでも結構ニュアンスは伝わってくるので、そこそこ英語できる方は全然読めちゃうと思います。お絵描き練習のネタを探してる方にもココのブログはオススメです。
残念ながら私は英語できない人類なので大人しく日本語版が出るまで待ちます。はい。
こういった資料系の本はいくらでも欲しいのですが、高価かつ失敗を恐れて中々手に取る勇気が出ないのですが、本屋で試し読みできるのは大変ありがたいですねぇ。感謝の意味を込めてその本屋で全巻買いました。
気候にキレつつも、本書との出会いのおかげで「読書と芸術の秋」感を味わえてインプットが充実していた点は嬉しいこの頃でございました。
涼しい気候になったこと自体は嬉しいので、心身を大切にしつつ散歩にも精を出して行きたいと思います。それではまた次回。
noz