Free!10th Anniversary ~Memories of Summer~ | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

Free!10th Anniversary ~Memories of Summer~

どうもこんばんは霧島です。
昨日アボカドの皮を剥いていたら包丁が親指に当たって皮膚に切れ込みが入りました。

今見たら傷はもうほとんどくっついてるけど…しばらく包丁研いでないから研がなきゃな。

今日は私が長いこと追っているアニメ、Free!の話です。


10周年おめでとうございます!!!!

1期が2013年の夏に放送されて、その後アニメが3期までと、劇場版が計7本製作されています。(劇場版はうち2作はアニメの再構築+新規映像)

おおまかなあらすじは、主人公の七瀬遙が、水泳のリレーを通して仲間との絆を深めるという物語です。

 

 

アニメのスタート時点では高校生なのですが、のちに劇場版で中学時代のエピソードが描かれたり、3期では大学生になった姿が描かれます。実際にキャラクターの成長を時間をかけて辿れるのも、この作品の良いところだと私は思っています。


遡ること10年前…そもそも私はあまりアニメを観る習慣がなく、1期もリアタイはしていませんでした。

たまたま友人に「Free!」って知ってる?と教えてもらったのがきっかけで、なんとなく観始めたのがまさか10年も続くとは思ってもみませんでした。
夏のアニメでしたが冬にプールに飛び込み、そのあとすぐ2期の製作が発表されたのを知って夏を楽しみにしていた記憶があります。


初めて観た時に瞳の描写がものすごく美しくてグッときました。宝石じゃん…みたいな…

キャラクターも各々の性格が一目でわかるデザインで、特に主人公の七瀬遙は黒髪ツリ目という私の好みドンピシャでしたね…

ただ、1話を観て1番刺さったのはエンディングだったように思います。
私はとにかくギャップに弱い人間なので、第1話本編ではまだ明かされていないようなキャラの意外性を見てまたグッときたわけですね。あと演出の遊び心がすごい。

そして表情のこだわり…1期エンディングには各キャラがクラブのようなところでダンスをするパートがあるんですが、各キャラ一瞬だけとんでもなく色気が爆発した表情をするんですよね。
当時、「何今の表情(かお)!!!?」となって何回も巻き戻しと一時停止を繰り返し模写した記憶があります。(気持ち悪いな…)


そんな感じで見事に溺れ2期を楽しみ、その後開催されたイベントにも参加しました。(ちなみに私に教えてくれた友人はそこまでハマってはいなかったので、イベントには1人で参戦しました)

声優さん達がくるようなアニメのイベントに参加したのは初めてでしたが、製作に関わる方々の生の声を聴けるのは大変貴重な機会だったし何よりはちゃめちゃに楽しかったですね…

そしてこのイベントで発表されるのです。
映画化が……

2期が終わり物語も綺麗に着地し、その先はもう想像するしかないのだなと思っていたら…まさかの中学時代の映像化。

 

 

Free!はアニメオリジナルですが、原作はハイ☆スピードという小説で、こちらでは主人公達は小学生です。それから少しあとのエピソードが描かれるという…

この時にはもうかなり深いところまでハマっていたので、発表の時隣に座る見ず知らずの方と泣いて喜びましたね…マジで信じてれば願いって叶うんだな…と体感した出来事でした。


それから幾歳月…色々な…本当に色々なことがありましたが、2022年春に劇場版Free!the Final Stroke 後編で物語は一つの区切りを迎えました。
そしてこの8月12.13に10周年記念イベントがさいたまスーパーアリーナにて行われました。

今までのイベントは中野サンプラザや両国国技館、片柳アリーナなどで行われてたんですが、今までと規模が違いすぎる…

来たい人が全員来られようにとの運営側の配慮のようです。
12日はFree!の楽曲を担当されている加藤達也さん率いるKATOTATSU BANDの音楽ライブでした。
ファンの事前投票によるカウントダウン形式で、10位から曲が発表されていくスタイル。
司会のDJモーリーさんの手腕も相まってザ・ベストテンを模した演出も面白かったです。

途中主人公達(遙、真琴、凛、渚)の幼少期を演じた声優さん(松元惠さん、ゆきのさつきさん、渡辺明乃さん、佐藤聡美さん)達によるイワトビちゃんねる(かつて七瀬遙役の島﨑信長さんと橘真琴役の鈴木達央さんがやっていたラジオ番組)のコーナーもありました。
女性声優さんマジでみんなお声がとても…かわいい…!!
そのあとも声優さんの本人映像によるカラオケで流れるような映像がキャラソンとともに流れ、ミニコーナーもとても充実していてたくさん笑いました。

そこからまた打って変わって曲のカウントダウン…ラインナップは納得という感じでしたが、正直どの曲を聴いても本編映像が脳内再生されるので何がランクインしてても嬉しいという…

映像に合わせての生演奏などは普通に泣きましたね…


最後はカトタツさんがセンターステージに突如現れたピアノで生演奏。傍には黒い筒状のオブジェがあり、なんだなんだと眺めていたら、以前よりFree!と様々な形でコラボされていたペインターのYORKE.さんがライブペイントを披露してくださいました。

まるで桜を模しているかのようなピンク色が散りばめられた後、物語スタートの5人組のイメージカラーである青、緑、赤、黄、紫の絵の具で彩られていき……とても贅沢な時間でした。

こちらは前もって撮影していたYORKEさんの別作品。ライブペイントの作品も翌日物販会場に設置されていたのですが、時間の都合の関係で撮影できませんでした。残念。

個人的には今回のイベントのロゴの他にも、かつてYORKEさんがTa_2(鈴木達央)さんと組んでいたバンド名OLDCODEXのロゴが書き加えられていたのも胸にグッときました。


興奮冷めやらぬ中、2日目はいよいよ本祭です。
イベントは昼の部と夜の部があり、私は両方に参加しました。貪欲にいきます。
イベント内容は声優さんたちの裏話的なトーク(会場には11名、映像参加4名の計15名)と、STYLE FIVE(島﨑信長さん、鈴木達央さん、宮野真守さん、代永翼さん、平川大輔しんによるグループ)のライブといった構成でした。


Free!は基本、主題歌をOLDCODEX、エンディングをSTYLE FIVEが歌っているので、イベントのオープニング初っ端、ライブからは始まった時は会場総立ちでさながらアイドルライブのようでした。
暗闇の中に何万ものペンライトの光が跳ねる様はまさに圧巻です。本当に綺麗だった……
そして本当にすごい技術だと思うんですけど、ちゃんとキャラクターが歌ってるんですよね…歌っている様子からそのキャラクター性が浮かび上がってくると言うか…
声だけで演じると言う、つくづくすごいお仕事だなと思います。

あと声優さん達、めちゃくちゃ喋りがお上手……(何目線なの?)
昼と夜でもちろんトーク内容は違ったのですが、夜の方がより熱がこもっているように私は感じました。
他のこういったアニメイベントに参加したことがないのでわからないのですが、この現場は声優さん達にとっても楽しい場所だったんだろうなとお話を聞いていて感じました。


声優さん始め、前夜祭では総作画監督の岡村公平さんやプロデューサーの八田真一郎さんのお話が聞けたり、これはまた別の機会ですが例年秋に行われる京アニフェスではその他のセクションの方々のお話が聞けたりと、一創作をするものとして大変興味深いお話を生で聞けるのも大変ありがたいです。

ここ数年は色々あって京アニフェスも行けてないし、今年も多分参加はできないけどまたそのうち参加したい…

作る側も受け取る側も本当に愛がたくさんで、作品だけでなくその様を見るたびに「私もがんばろう」と踏ん張ってこれているように思います。


イベントの話から少し話がそれましたが、トークパートも始終大盛り上がりでずっと笑っていました。幸せな時間過ぎる。

STYLE FIVEの他の登壇者は、宮田幸季さん、鈴村健一さん、豊永利行さん、内山昂輝さん、野島健児さん、日野聡さんでした。

司会のモーリーさんが質問をいれつつ、それぞれが面白おかしく当時を振り返りつつ…

座長の島崎さんがにこにこしながら宮野さんのお話を聴いている様が突如カメラで抜かれ大画面に映し出されたり、それに豊永さんが突っ込んだりと本当にほのぼのと楽しい時間でした。ああいう愛に溢れた空間に永遠にいたい……

トークパートが終わると打って変わってライブが始まり、よくアイドルライブでみるトロッコに乗ってSTYLE FIVEの熱唱に聴き入ります。

夜の部は私にしてはかつてないほど出演者に近い席だったので、一生懸命歌っている姿を肉眼で見ることができて良かったです。映像って脳裏に焼き付くんだな……

そうこうして全曲歌い終わりトロッコも会場を一周して、キャストさんそれぞれの挨拶も終わり……

エンディングはOLDCODEXの歴代OP曲が、YORKE.さんのペイントの映像と共に流れました。そして主人公、遙の言葉で終演……


正直この10年Free!に甘やかされて育ったので、最後に何か新しい発表があるのでは…!?とめちゃくちゃ期待してしまいましたが、次に聞こえたのは公演終了の場内アナウンスでした。
足下から冷気のようなものが迫り上がってくるような感覚を覚えました。終わってしまった…………


イベントを終えた瞬間はマジで「これから何を糧に生けていけばいいの……?」みたいな気持ちになっていましたが、それでもこうして朝はやってくるしお腹は減るんだよなと実感している次第です。


好きなものを他の人にあれそれ言われるの無理すぎマンなので今まであまり言ってきませんでしたが(そうか?)、一つの区切りを迎えたのでこうして思いの丈を綴りました。

今はただこのイベントを全収録したBlu-rayの発売を待つこととします。まだ公式発表はないが…

そしてこの先も15周年20周年と祝わせてくれ……(強欲)


お祝いといえばもう少しだけ書かせて欲しいのですが、今回のイベントにフラワースタンドがファンの方々から送られており、その数なんと150基超え…いやこれは聞いた話で私は数えてはいないですけど……写真を撮るのに忙しくて……

こういうのがずぅっと続いている…
もう本当にどれも美しいやら凝ってるやら、キャクターの名前はもちろんイラストやぬいぐるみなんかでデコレーションされていてそれを観て回るだけでも1時間近く時間がいるという…

会場に連なる通路にぐるりと設置されていたんですが、行けども行けども「まだある!かわいい!」状態。

お花とリボンでドレスみたいになっていてとても素敵でした。

あれはお花屋さんが作ってくれるのかな…それともフラスタ専門店があるのだろうか…
有志で参加したことはあるのですが、主催で出したことはないのでいつか…できればまたFree!のなんらかのイベントの時に…出せたら良いなと思います。(垣間見える欲)


そういえばハイスピで桐島郁弥くんというキャラが出てきたあたりからちょっとあれかなと思ってたんですが、

私のPNである霧島凜と作中のキャラクターの名前はマジで何の関りもありません。好きだから漢字変えて流用しちゃえとかそういうのでは一切ないのであしからず…多分15年くらい前から使っている名前なので…(今まで誰かに何か言われたとかいうわけではないが)

はい。また少しそれましたが、かくして私の夏は終わりました…本当に素晴らしい2日間でした。
こういうイベントはいつも大体1人で参加するのですが、今回は旧Random Walkメンバーの夜月水華ちゃんと参戦しました。(Free!好きなことは知っていたのでお誘いした)

私は、イベントは自分が参加し経験することに意味があると思っているけど、やっぱり誰かと感動を分かち合えるのはいいな…ありがとう付き合ってくれて……


もうこの夏に悔いはないのであとはひたすら仕事に明け暮れます。
もう8月が2/3終わろうとしていることに恐怖を感じながら……


したらば!


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