RW×生成AI
須々木です。
最近、RWのミーティングで生成AIに関連する議題を連続で扱ったので、それに関連した話題です。
ミーティングでは主に以下のような話題に触れました。
① AIの歴史
現在の第3次ブームに至る流れを軽く見ていきました。
wikipediaに書いてあるようなやつですね。
② 生成AIの基礎知識
そもそもどんなものかという話。
日経サイエンス2023年5月号の特集が良い感じだったので、活用させてもらいました。
③ ChatGPTをいじってみた
いじってみて気付くことも多いので、そういったものを共有していきました。
先月、ブログでも書いたようなやつですね。
④ 生成AIの社会へのインパクト
普通に実生活に影響が出てくると予想されるので、そういった話です。
最新情報を共有。
⑤ 創作への影響
生成AIの特徴を考えると、創作界隈への影響は非常に大きなものになると考えられます。
そのあたりに関し、最新の情報を踏まえて意見を交わしていきました。
RWは漫画メンバーが多いので、漫画制作に関する影響は特に重点的に扱いました。
例えば、集英社の動きはなかなか早い感じですが、実際に何が使えて何が微妙なのか。
今後、どのようなツールの登場が予想され、漫画制作の現場にどのような変化が出てくるのか。
生成AIはどの部分を代替するのか。
担当編集の役割の一部を代替したり、アシスタントの仕事の大部分を代替する可能性がある一方、漫画制作の現場にプロンプトエンジニアが加わるのが普通になるかもしれません。
他にも、小説、3DCG、ゲーム、音楽、アニメ等、幅広く触れていきました。
「text to image」が、「text to manga」「text to 3D」に派生したり、「image to novel」「image to music」「novel to image」「novel to music」「novel to manga」「manga to anime」などに派生したりすれば、状況は大きく変わっていきます。
仕事を奪われる人がいる一方、より表現しやすくなる人もいて、各自の立場やモチベーションによっても意見は様々でしょう。
創作における生産者と消費者の構図もより不明瞭になりそうなので、やはり大きな変化になる気がします。
⑥ RWへの影響
ここまでのいろいろを踏まえ、RWへの影響を考え、意見を交わしていきました。
RWはそもそも、単独でできないところを複数人で埋め合わせて回すという発想が根底にあります。
そして、この考え方と生成AIの活用は相性が良いものです。
生成AIをはじめとするツールの進歩は、創作サイドのハードルを下げます。
一長一短ですが、「創作で金を稼ぐ」より「創りたいものを創る」を重視するRWとしては、プラスの方が遥かに多いという印象です。
今後、創作において、生成AIを使いこなせるかどうかで、かなり差がつくようになってくる気がします。
その意味でも、生成AIによる変化にうまく適応していきたいところです。
・・・というような感じの議題でした。
良いか悪いかという次元ではなく、単純に適応が求められる変化が始まっているのだろうという認識のもと、うまくやっていきたいものです。
結局、RWが求めるものは、より楽しく充実した創作ライフなわけで、そのために何をするのかが大事ですね。
sho