春ドラマの話 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

春ドラマの話

どうもこんばんは霧島です。
暑かったり寒かったり最近の気温はどうなってるんだ…!と思いながら修羅場を過ごしています。

春ドラマが始まってしばらく経ちましたが、継続して観ているもののなかで特にお気に入りのものをいくつか紹介しようと思います。
ネタバレには気をつけます…


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あらすじ:雑誌記者の心と交番勤務の虎松は仲の良いカップル。しかし2人はお互いにまだ相手に言えていない秘密がある。時を同じくして近隣で遺体から身体中の血液を全て抜き取られるという連続猟奇殺人が発生するというサスペンスドラマ。


こちらドラマ冒頭の演出がちょっと変わっていて面白いです。恐らく未来で起こるであろう出来事を毎回少しだけ流し、回を追うごとに状況がわかっていきます。
本編とは映像のテイストを変えているのも緩急があって面白いのですが、後半これがどう繋がっていくのか今から楽しみです。

大きな謎が一つあって、それがどうなるのか見届けるというのが大筋ですが、各キャラクターが抱える葛藤も明確で引き込まれます。

秘密があって言いたいけど言えない、言いたくないけど言わなきゃ!どうする!?みたいなのはハラハラすると同時にその状態が進んでからの感情のもっていき方がすごく大事だなと実感しました。ここの振れ幅が大きい方がグッとくる…


あとから知ったんですがこのドラマは2018年に話題になった「おっさんずラブ」の制作陣が再集結して制作されているんですね。
おっさんずラブ初めて観た時なかなか衝撃だったけど今作も面白いです。

あと主題歌挿入歌含め曲のかかるタイミングが神…もちろん曲もめちゃくちゃいいですが…



合理的にあり得ない 探偵上水流涼子の解明

 

 


あらすじ:頭脳明晰な元弁護士の上水流涼子が、IQ140の天才貴山伸彦とともにさまざまな依頼を大胆に解決していく痛快エンターテイメント。


キャラが濃くていいな…と思いながら観てたんですが、こちらは小説が原作のようです。

余談ですがネメシスの時もそうだったけどなんかマンガっぽいキャラだな(キャラがたってる)…みたいな、キャラの濃さを感じるドラマ作品は原作に小説が関わってることが多いんですけどなんなんですかね?

原作を読んでないのでドラマのキャラがどれだけ原作のキャラを踏襲してるのかわからないので判断しかねるが…

話を戻しますが、松下洸平さん演じる貴山がすごくいい味を出してるなと思います。ドラマ本編で徐々に明かされつつある感じですが、闇を抱えた天才とかおいしいでしかない…
先ほど紹介したunknownの中のキャラとも似たような設定が見え隠れして、今の流行りなんか…?と考えてしまいます。

ドラマ自体も序盤は1話完結型でとても観やすいです。1話ずつしっかりカタルシスのある展開でエンターテイメントと謳うだけあるな…という感じですが、こちらも最初に一つ大きな謎が投げかけられているので最終的にはそれを解明する流れなのかなと思います。


だが、情熱はある

 

 


あらすじ:芸人の若林正恭さん(オードリー)と山里亮太さん(南海キャンディーズ)の2人の半生を描いたドラマ


毎回同じ口上からドラマがスタートするのですが、タイトルの使い方がうまいなと思います。くるのわかってるけど気持ちいい、みたいな。

まず面白いのが若林さんと山里さんをそれぞれジャニーズの髙橋海人さんと森本慎太郎さんが演じていること。でも(でもというとアレかもしれないけど敢えて言う)めちゃくちゃ本人に見えてくるんですよね。

喋り方の特徴をすごく的確に捉えてる感じがするんですけど、これは今名前を挙げたお二方だけじゃなくて、戸塚純貴さん演じる春日さんや富田望生さん演じるしずちゃんなんかもそうです。
それぞれすごく研究されてるんじゃないかな…


構成としてはまだ2人が駆け出しの頃と売れてからを行ったり来たりしつつ、また若林さんと山里さんも出会ってないので2人の話を行ったりきたりしつつ…ととにかく忙しないんですが、逆にそれが何か大きな事件が起きるわけではなくても観ていられる理由なのかなと思います。


2人の周囲を取り巻く人々も強キャラ揃い…といった感じですが、私は中でも若林さんとおばあちゃんの空気感がお気に入りです。
おばあちゃんがめちゃくちゃ救いなんだよな…
山里さんのターンはちょいちょいハラハラしながら観ています。
でも結局何かを成そうとしてる人たちの姿にはどうしたって胸を打たれてしまうな…というところに毎度落ち着いてしまう。

半生を描いてるのでもちろん彼らがその後どうなっていくのか視聴者は知っているわけですから、最後まで観なきゃ!という軸は弱いのかなと思いつつもこのドラマを観て感じる「何か」を得たいがために毎週観てしまう…これも連続した作品の中では大事なことなんだろうなと思います。



ラストマン

 

 

あらすじ:全盲のFBI特別捜査官が日本の警察とバディを組んで事件を解決していく

福山雅治さんと大泉洋さんという、もう演者のキャラが濃くて面白いですが、こちらは徐々に何か大きな謎があるっぽいぞ…というところに気付かせていく作りになっているなと思います。

まずは1話完結でキャラクターを見せていきつつ、徐々に「実は…」と明かしていく。一つ一つの事件はあまり複雑なものではないなと思いながら観ているのですが、ちょこちょこ福山さん演じる皆実捜査官がとる不思議な行動が一体何を意味するのかを推理するのがメインのような気もしなくはないです。

そして相方の大泉さん演じる護道室長なんですが、またしてもunknownや合理的に〜で触れたような過去が…
やっぱりこの設定流行ってるんか?と邪推してしまいますね。いや別に創作物上特殊な設定というわけでもないからよくあることなのかな…


他にもいくつか観てるものはありますが、今季はこのあたりがお気に入りかなといったところです。

ちなみにイチオシは合理的にあり得ないですかね…貴山が…とにかく貴山がめちゃ気になる…


では自分の作業に戻ります。
したらば!

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