
【推しの子】アニメはじまりましたが感想記事とかではなく。
須々木です。
今月からはじまった【推しの子】のアニメがなかなか話題になっていますね。
第1話が90分と言われた時点で分かっていましたが、気合十分で今後がますます楽しみです。
さて、ちょうど一年前に投稿した以下の記事で、タイトルどおり「RWミーティングで扱った商業作品」について触れたのですが・・・
その最後に挙げたのが漫画「【推しの子】」です。
この時点では単発の議題として扱いましたが、結局その後、前から順に細かく見ていくこととなりました。
昨年から今年にかけて、ミーティングの時間のうち一部をあてて全9回。
単行本の第7巻「第五章 2.5次元舞台編」のラストあたりまでじっくり見ながら意見交換していきました。
初見では勢いで一気に読ませてしまう本作ですが、落ち着いて見ていくとかなりの学びがありました。
細かい部分を分析していくときりがないのですが、見れば見るほど物凄くロジカルな印象が強くなってきます。
創作において、ロジカルを強めすぎると、理屈っぽくなって勢いがなくなりそうなイメージがあります。
一方、ロジカルを弱めすぎて感覚的にやると、勢いが出たとしても再現性の問題が出てきて、安定して面白くすることは難しくなってくる気がします。
このせめぎあいがなんとも厄介なところですが、【推しの子】の凄いところは、物凄くロジカルなのに、少なくとも初見ではそれを感じさせないところにあると思います。
そのノウハウを簡単に取り込めたら誰も苦労しないわけですが、結構しっかり扱ったので、盗めるテクニックは盗んで各々の作品向上に繋がると良いです。
RWメンバーは、日常的に好んで観る作品にかなりバラツキがあるので、ここまで腰を据えて扱う機会は珍しく、貴重な機会でした。
やはり質の良いインプットにはディスカッションが必要なんだなあ。
それはそうと、【推しの子】原作はどうなっていくのか・・・
これはこのまま一気に駆け抜ける気なのか、さらにドデカイ何かを突っ込んでくるのか。
8巻のあの子は何者・・・
sho