TVアニメ版「ベイマックス ザ・シリーズ」(全60話)を見ました。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

TVアニメ版「ベイマックス ザ・シリーズ」(全60話)を見ました。

 春というには熱すぎて汗だくで散歩をしているこの頃です…。

 

 前回に引き続きD+に癒しと楽しみを貰いながら過ごしております。前回のラプンツェルのTVシリーズが予想してたよりずっと面白かったのと、ディズニー制作なら、海外ドラマとは違い伏線投げっぱなしで途中で強制終了とかはせずしっかり完結させてくれるだろう!という信頼が生まれたので、次は映画『ベイマックス』の続編であるTVシリーズを見始めました。

 

 映画『ベイマックス』の原作はマーベル・コミック『ビッグ・ヒーロー・シックス』。MARVELレーベルのゴリゴリのアメコミヒーロー物。漫画原作だったのは知ってたけどマーベルだったとは。

 看護スキルを持った「ケアロボット」という印象が強いベイマックスですが、原作ではその設定は影も形もなかった。映画化する際にディズニーに合う様色々変更された様子。

 

 映画公開当時、日本では毎回「全世界が泣いた…。」的なお涙頂戴CMで売り込むのが嫌いだったのと、映画視聴後は「もっとヒーロー物を押し出してそっちが好きな客を呼び込めよ!ヒーローが好きなキッズにアピールしろよ!」と憤ったのを覚えてます。

 しかし、悔しいけれど今のベイマックスはケアロボットの方が好き…。丸いフォルムとロボ故の天然さと純粋さがすごく好きなので、「日本人はこういう設定好きやろ?」て言われても今回ばかりは反論できない。ケアロボットという設定が追加されたことで他のヒーロー物と差別化できてるし。クソォ…ディズニーの思惑通り…。

 

 …私は一体なにと戦っているのか?

 

 日本題は『ベイマックス ザ・シリーズ』となっていますが、タイトルでは大きく『 Big Hero 6 』のロゴが表示されることからも「お、TVシリーズはヒーロー物で行くんだな。」と察した通り、映画の時以上に、主人公ヒロと仲間たちのヒーロー活動を描いた物語構成でした。

 

 最初は、普通のアメコミヒーロー物みたいにヴィラン出てくるな?!とちょっと笑ってしまった。や、紛うことなき本場のアメコミヒーロー作品なんだけれども!

 海外のヒーロー物では、たまにヴィランがヴィランになる過程を時系列順で見せてくれる構成になってる回が個人的に好きです。ヒーロー側は知らないけど視聴者は知ってる的な。戦闘中に長々と口頭で説明されると萎えてしまうことが結構あるので。

 

 個人的に「ケアロボットのベイマックスが戦うのは解釈違いがッ!」て少し抵抗があったけれど、蓋を開けて見れば、ベイマックスはサポート役で安心しました。ヒロの大学生活、仲間との友情、成長のお話が中心。ドラえもんも主人公はのび太ですしね。

 全体的に開発者であるタダシと、ケアロボットのベイマックの設定にはかなり配慮された話になっていたので嬉しかったです。

 各話も面白ったですし、各シーズンのボスヴィランも、タダシとベイマックスと対になることを意識されてる構成だったかな~と感じました。


 しかし、完全に油断してました。

 

 最終回の!終わり方が!!すごく!!!打ち切りっぽかった!!!!!なぜ?!どうして!?信じてたのに!!!みたいな闇落ちするキャラのような台詞が脳裏を過った。やってくれたなぁ?!

 登場してたヴィランたちとは一応決着&一段落してたのでそこは良かったんですけど!急に小話2本立てになったな?と思ってはいたけど!

 勝手に裏切られた気持ちになってるけど、考えられるのはシーズン2で本編は完結として終わる予定だった&他キャラやヴィランの補完等の為にシーズン3としてエピソードを追加したという流れだったのかなと。

 

 事情は想像するしかできないけど、突然あの感じで終わられるとビックリする。心臓に悪いからもうしないでくれ。こんな形でフラグ回収しないで欲しい。しかし、ヒーロー物としてしっかり面白かったのでベイマックスやヒーロー物が好きな人は見て損はないかと思います。はい。

 

 海外TVシリーズへの警戒心が再度高まる形で終わりを迎えた視聴体験でしたが、まだ何作か見たいTVシリーズがあるので懲りずに頑張って視聴したいと思います。それではまた。

 

noz