『プロメテウス』と『エイリアン:コヴェナント』を見ました。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

『プロメテウス』と『エイリアン:コヴェナント』を見ました。

 ディズニーって20世紀スタジオも買収してたんですか?ということで、今回は『エイリアン』シリーズの前日譚に位置する『プロメテウス』と、さらに続編の『エイリアン:コヴェナント』を見ました。

 

 『エイリアン:コヴェナント』公開当時はニュースになっていた記憶があるんですが、さらに前に公開されていた『プロメテウス』もエイリアンシリーズだとは知らなかった。

 

 ということでD+見れるようになったこの機にシリーズを一気に見直しつつ、『プロメテウス』と『エイリアン:コヴェナント』を初見しました。

 

 はじめて見た感想は「異様な雰囲気の作品だな」という印象。なんか、どう言語化しまものか悩むというのが本音です。私には語彙力も!SFの知識も!足りない!

 

 この前日譚シリーズは初期エイリアンと同じスコット監督が手掛けてるそうです。監督の中にある世界観、「人類の起源」や「人間とは?」といったテーマを、SFとエイリアン誕生秘話とを絡めて丁寧に再構築した作品だったかな、と思いました。

 

  「エイリアン」シリーズは、とにかくエイリアンというキャラクターがあまりに強く印象的で、狩られていく仲間、追い詰められる恐怖、限られた武器と手段で敵を倒すといった、いわゆる「モンスターパニック映画」という側面が印象に残りがちだったのですが、前日譚シリーズは重厚感のあるSFホラーという雰囲気になっていました。

 

 なんというか、個人的にこの前日譚2作品がシリーズ内で一番怖いと感じました。映像とCG技術が格段に綺麗になっていたことも要因だとは思いますが、あのじんわりねっちょりとした仄暗い恐怖みたいな、あの監督独特の不気味な雰囲気が怖いんだと思います。グロやゴアというより、エグみが強いっていうか…。

 メイドインアビス的な、これはこれで嫌いではない世界観だったので怖いもの見たさで連続で視聴してしまいましたが…。

 

  しかし、『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』のさらに続編が来そうな雰囲気だったのですが、コヴェナントの収益が上がらなかったことと、20世紀スタジオをディズニーが買収したタイミングも重なり、現在は前日譚シリーズの続編は執筆停止?ディズニー映画として別のエイリアンシリーズ作品の制作開始か?という状況らしいです。

 

 不完全燃焼だー!!!このモヤモヤどうしてくれる!!!色んな意味でどう評価やら感想やらをしたものか困る映画体験になってしまった。ディズニーが作れば質の良いモンスターパニック映画ができる気はするけど、この前日譚シリーズをスッキリ終わらせてくれた方が個人的には助かる。

 

 でもまぁ、「エイリアン」シリーズ一通り見直して思ったのは、基本の楽しみ方は「うわーエイリアン出たー!仲間死んでいく怖いよー!逃げ場ないよどうしよー!怖いけど戦うぞー!倒したやったー!」で良いかなと。なので、深く考えすぎず出された作品をその都度楽しめば良いか。うん。そうしよう。

 

 他所の著作物をどんどん取り込んでいくディズニーに若干恐怖を覚えるけど、引き続きこれからお世話になります…。

 

 季節の変わり目は体調崩しやすいので気を付けなければいけないのですが、折角の春なのでお花見等々外出や景観を楽しめると良いなと思います。それではまた次回。

 

noz