1月の活動報告 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

1月の活動報告

どうも遊木です。

 

最近、机に向かって作業出来る室温は、16℃~17℃だと判明しました。

普通に生活する分には、もうちょい低くても問題ないです。ただ、手の冷え的な問題で、作業限界はその辺りかなと。

ぶっちゃけ快適室温は20℃くらいですよね。

 

 

さて、今月の活動報告です。

 

 

□制作関連

基本は七転八倒のネーム作業ですが、唐突に「え、つまりこういうことやん」とアイデアが閃く瞬間があります。

あれ、何なんでしょうね。

どうせ閃くなら、もうちょい早く閃いてくれん?と思います。

やや前からアイデアが閃いたとき、「何故閃いたのか」を分析するよう心掛けているんですが、今のところ法則はわかりません。

その他には息抜きにエッセイ漫画を描いたり、去年から引き続きパルクールの動きの研究をしたり、創作活動自体はまぁまぁしています。

動きの研究はなかなか面白いです。

(アニメーションverはインスタに更新してま~す)

 

 

 

ちなみにエッセイ漫画は、エッセイ漫画を描こうとして描けなかったエッセイ漫画を描きました。

な……何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった……。

 

 

あとは自作ヒロインの解像度を上げるため、「イイな!」と思うヒロインが出演している作品を漁っていました。

女性、特に少女キャラの好み(萌え?)が、思いのほか自分の中で確立していない気がしたので。

 

 

□インプット

展覧会系のインプットは来月に予定があるので、今月は漫画やアニメから接種しました。

 

最近だと『コウノドリ』が面白かったです。

モーニングで連載していた医療系漫画で、数年前にドラマが放送されてました。

主人公が産婦人科医で、他の医療漫画が「病気の患者を助けるドラマ」であることに対し、「命が誕生すること(=病気の治療ではない)を助けるドラマ」という点に、他とは違う感動と面白さがあります。

もちろん安全な出産ばかりではないので、治療したり、手術したりと他の医療漫画と共通する部分も多いですが。

妊娠、出産、子育てについて、シビアさと温かさが丁度良い配分で描かれていて、個人的には高校の学級図書に置いても良い気がしました。

下手な保健の授業より、よっぽど大切なことを学べると思う。

 

基本、医療系漫画は命をテーマに扱うことが多いので、高いドラマ性と、リアリティがある描写で支えられた骨太作品が多い印象です。

ただ一方で、“読者本人にとってのリアリティ”は、実はそんなに高くないのかなぁと思っています。

読者のうち何人が重病や大怪我を負い、病院のお世話になったことがあるのか。

なんなら入院したことがない人だっているでしょう。

そう考えると、「自分のことのように感じる」という意味でのリアリティは、結構低い気がします。

それに比べて妊娠や出産、子育ては、いくら出生率が減少している現代でも、多くの人が、生きていればいずれは向き合うものです。

他の医療系漫画と一味違う読後感は、そういう意味でリアリティがあるからかもしれません。

まぁ、この歳になったから言えることの気がしますが。

 

その他には、『魔道祖師』の完結編が始まりましたね。

内容は把握済みですが、吹き替え版は初見なので毎週ワクワクしています。

木村うーしぇんが術使うのカッコイー!

でも……嬉しい反面、これで終わりなのかぁとも思ってしまう。

原作はすでに完結済みだし、アニメドラマ共に、字幕&吹き替え放送が終わってしまう。

そうなると、もうコンテンツに新しい動きはないだろうなぁ……。

ワンチャン残されているのが、漫画の翻訳版ですかね。

個人的には陳情令の最終回、二人が再会するまでの様子とその後を作って欲しい。

 

 

□映画『すずめの戸締り』

前回の記事で書いたように、急遽見に行きました。

ネタバレしない程度の感想です。

いや、プチネタバレかも。お気をつけて!

 

個人的な印象は、「白泉社系の少女漫画を、新海監督風にした」という感じ。

私は『天気の子』より良いと思いました。

 

前作で気になったのは、拳銃要素の浮きっぷり、投げっぱなしの設定&伏線、主人公にまったく共感出来ないという点でしたが、今作は初見で「はぁ?」となる要素は特になく、ヒロインも変に捻くれた目で見なければ普通に良い子です。

以前から新海監督とファンタジーは相性が良くない(作品にファンタジー要素が馴染まない感じ)と思ってましたが、その辺の扱いにも慣れてきたように感じました。

今作も自然現象を切り口にしていますが、『君の名は。』のように「いやいや、そんな短期間でこの規模の隕石が同じ場所には落ちないよ」みたいなツッコミも、特に出ないと思います。

 

引っ掛かった点は、前作に引き続き“偶然の連発”があることですかね。

個人的には、物語序盤、つまり事件に巻き込まれるきっかけが、運命や偶然は良いと思うんですよ。

でも、事件解決が偶然の連続で達成されるのはどうなんだろう、と。

偶然良い人に出会えた、偶然助けて貰えた、偶然欲しいものがそこにあった、みたいな。

そこに明確な理由があればOKなんですけどね。

幸運を呼び寄せる体質とか、主人公が以前やったことが実は繋がっていたとか、そういうのなら全然アリなんですけど……まぁつまり、それは必然なんですが。

新海作品の偶然は、その多くが「出会った人の人の良さ」に寄るところが多いので、作品全体がハートフルを狙ったものでない以上、その都合の良さにシラけてしまう。

物語終盤に主人公が多くの人の力を借りて事件を解決する、という流れがお好きなんでしょうが、この点をもう少し運命や偶然に任せない展開に出来たら、結構好きになる気がします。

 

 

 

□YOXO FESTIVAL 2023

初日だけ少し覗いてきました。

コミティアの科学技術版みたいな感じで、未来をテーマに学校や企業が展示を行っていました。

昨今は現代アート展と科学技術展の境が曖昧な印象ですが、比べると、やはり似て非なるものというか……いや、もしかして根幹は似てるけど、途中の経路が違って、最終アウトプットの段階で、またちょっと似るのかもしれない。

どうなんだろ?

 

普段は現代アートばかり見るせいか、今回の展示がとても素直なものに感じました。

ミクロな視点を拾い上げ、自然環境を含む社会全体に貢献できる技術の開発、みたいな。

ボトムアップ、もしくはトップダウンの順序が明確で、「その流れわかる!」と感じるもの。

現代アートの場合は、例えばマクロ視点を一回用意した上で、限りなく主観的なミクロでぶった切ったり、ミクロの集合体に別のミクロを予見させたり……などなど、「なんやねんそれ」みたいな皮肉や、斜め上からのアプローチが多い。

そういうのは刺激的で、新しい価値観の獲得チャンスでもありますが、たまには「多くの人のためのクリエイティブ」に触れて、素直さも忘れないようにしたいです。

 

その創作は、誰に、何を届けるためのものか。

やはりこの視点が重要。

 

 

 

 

 

 

 

あとは余談ですが、ヨルノヨで行われていたデジタルスタンプラリーのB賞が当たりました!

まぁA賞は「1組2名様〇〇ご招待」系だったので、そう簡単に当たるとは思ってませんでしたが。

近いうちに景品を受け取りに行ってきま~す!

 

 

 

ネームやら確定申告やらサークル関係やら、年度末に向けてバタバタしそうなので、出来ることはちゃっちゃか片付けたい所存です。

 

 

aki