『イメージボード』を描いてみる。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

『イメージボード』を描いてみる。

 こんにちは。夏の暑さと春の涼しさとの気温差反復横跳びにより体調がよろしくない、春の気候が大の苦手な米原です。既に同じこと何度も書いてますかこれからも書いていきます。毎年体調よろしくないので私は怒っている。でも矛先がないから書くしかないので。はい。

 

 アシスタント業をする中でファンタジー作品の背景もいくつか描かせて頂く機会があるのですが、やはりファンタジー作品の世界観や背景のイメージ共有って大変だし時間がかかるなぁ~としみじみ感じているこの頃です。

 

 自分でも将来的にファンタジー作品を描きたいと考えているので、「他の人に自分の中のイメージを伝える試行錯誤をして行きたいなぁ~と思い、今回は「イメージボード」を作ってみました。

 

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 『 イメージボード 』 とは

 平たく言うとアニメやゲームなどの作品作りにおいて、制作初期の企画段階に制作されるイメージ共有するのに使うイラスト(アディアスケッチや絵コンテに近い)。

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 …とザックリ理解して頂ければ。

 

 

 今は写真素材サイトも沢山あるので、「イメージに近いモノを探す」のも容易になってきましたが、自分の頭の中のイメージをアウトプットする練習のつもりで描いてみました。

 

 久しぶりにアナログ水彩で絵を描きたいと思って道具を引っ張り出して来ましたが、いきなりアナログで絵を描き出したら絶ッッッ対に時間がかかる!と思ったので、まずどんな絵を描くかのアイディア出しをかねてラフをデジタルで起こす作業から始めました。

 

 ラフ画はこんな感じ。作業時間は2時間と少し程。ラフ画で2時間も?!と思う人もいるかもしれませんが、全体見渡すとラフ描いて置いた方が結果的に時短になったりするので侮れない工程だったり。

 

 デジタルの優れた面は色々ありますが、とにかく「消しゴム」と「拡大縮小」の機能が強い。

 

 消しゴムは消しカスも出ないしキレイに消える。もうちょっと大きくしたい!小さくしたい!もうちょっと上下左右に配置すれば良かった!という時に便利すぎるので拡大縮小がないと生きて行けない体になった。ただただアイディアを出すだけに集中できるのでラフ作業はデジタルで進めて正解でした。

 

 ラフ画で描きたいモノやアイディアを出したらアナログ水彩作業に入ります。

 

 透明水彩画はこんな感じ。作業時間は5時間くらい。アナログ水彩を描いたのは4・5年ぶり?

 

 ラフの段階でアイディアはある程度出し切ったつもりでいましたが、やはり少し変わりましたね。でも最初にラフ画を描いていたおかげで、鉛筆で下絵を描く時間はかなり短縮されました。前もってラフ画でアイディア出しの下準備をしていなかったら丸1日潰れてた可能性ありますね…。

 

 もう少しアイディアやデザインに手を加えたい所も出て来ましたが、やぁ~、やっぱりイメージボードもカラーも、ないよりはある方がいいな!と思いました。

 

 水彩での作業が久しぶりなのもあってアナログ絵の方が拙い感じがしますが、「雰囲気」や「イメージ」的には水彩画の方が「正確に表現できている」と感じます。

 

 やはりイメージを伝えるという手段としても「絵」って便利だなぁと思いました。あと久しぶりの水彩滅茶苦茶楽しかった…。また定期的に描いていきたい…。

 

 長い時間白黒のマンガ原稿の世界にいるので、久しぶりに1枚絵とアナログカラーイラストを描けて心が元気になりました。心が洗われました。

 今後使うかもしれない資料を今のうちにストックして行く意図もあったので、これからも時々時間みつけて枚数を増やして行きたいです。

 

 日付変わればもう5月…。一番体調が安定しなくて怖い時期…。4月中にワクチン3回目終わらせられて良かった…。5月はメンタルと体調崩さないように生きるぞ。頑張ろう。それではまだ次回。

 

noz