漫画とデザイン展行ってきた! | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

漫画とデザイン展行ってきた!

どうもこんばんは霧島です。
もう3月終わるって嘘だろ…?

やっと桜咲いたぞ〜!と思ったら連日雨やら曇りやらでパッとしませんね。
最近は雨の日も外を歩いてるので雨に打たれる桜を見るんですが、やっと開いた花が大粒の雨に打たれているのを見るとなんだかかわいそうだな…!といたたまれなくなります。
植物は大変だよね…雨が降っても傘させないものね…


さて、散歩はしているものの精神的にずっと引きこもってたんですが(?)先日アシスタントでお世話になっている先生と「漫画とデザイン展」に行ってきました。


「漫画とデザイン展」は、漫画作品のストーリーやキャラクターではなく、装丁やタイトルロゴなど の「漫画デザイン」に着目した企画展です。

会場はGOOD DESIGN MARUNOUCHIでした。

めちゃくちゃ久しぶりの東京…だった気がする。


会場に着いてまずパンフレットを受け取ったんですが、裏が「王様ランキング」の1巻の表紙デザインの印刷を体験できるスタンプラリーの台紙になっていました。
イエロー、マゼンタ、シアンの順にスタンプを押していくんですけど、まぁものの見事にズレましたね。

ごめんねボッジ…
ちなみにこちらはボラーレの関さんという方のデザインだそうです

恥ずかしながら私は今まで装丁について誰のデザインかなどをあまり気にしたことがありませんでした。

しかし実際デザインされたものとデザイナーさんの名前が並んでいるのを見ると、本屋さんで見て印象に残ったものが同じデザイナーさんだったりして、知らないうちに私にも好みの装丁があったんだなと気付かされました。

よく考えたら雑誌やWebで読んでいた漫画がいざコミックスとして売り出される時、それをひとつの商品としてパッケージにするというめちゃくちゃ重要な工程ですよね。

私はコミックス化の経験がないのでご一緒した先生に伺ったのですが、ここで作家が用意するのは表紙で使われるイラストの部分のみだそうです。それをどう配置するかとか、タイトルロゴのデザインだとかがデザイナーさんのお仕事です。

もう置いておくだけでお洒落なコミックスや、特色が使われたビビッドなものや箔押しされた豪華なもの、型抜きされたもの…などなど普段自分ではあまり買わないようなもの(装丁が凝ってるものはもちろん値段も比例する)がたくさん見られて面白かったです。

因みに会場での私のお気に入りは名和田耕平デザイン事務所の装丁でした。でも家に帰って自分の本棚を眺めてみると、結構いろんなデザイン事務所やクリエイターチームの名前が載っていたので、今度からはどこがデザインしたものなのかという視点も持って紙の本を購入したいと思います。

大体本にはビニールのカバーをつけちゃうんですが、ツルツルしてたりザラザラしてたりという紙質の違いにもきっとそれぞれこだわりとかあるんだろうな。

少女漫画は結構「背表紙が同じデザイン期」が長かったように思います。

本屋さんで見ると一目でどの出版社の棚かわかるのでそれはそれでいいのかなと思うのですが、最近はその縛りも随分緩くなったのか、かわいい背表紙も増えてきましたね。

一冊の本の隅々まで作品の世界観を伝えるためにデザインされているのかと思うとアツいです。


さて、3月最終日、引き続き忙しくて買ってきた漫画がまだ読めてません。悲しい…

したらば!

rin