懐かしの旧劇場版ドラえもん作品を見なおしてました。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

懐かしの旧劇場版ドラえもん作品を見なおしてました。

 こんにちは。春の陽気になって参りましたが、暖かくなったと思ったら雨が続いたり、この間は冬のような寒さになったりと、いつもの季節の変わり目による体調のガタツキを感じている米原です。とりあえずこれからコロナも少し落ち着き4月に入ったらまた映画に行けそうな雰囲気なのは嬉しいです。

 

 ここ数ヶ月はシナリオの勉強のつもりで昔のアニメを沢山見ていたこともあり、その流れで最近は旧劇場版ドラえもん映画を諸々視聴してました。シナリオが藤子・F・不二雄担当の劇場版はやっぱりどれも面白いな~!としみじみ思うなどしました。

 旧劇場版は大体見ているのですが、友人たちから「特にコレが好き!」と人気だった作品に限って内容が朧気で記憶が飛び飛びだったのでちゃんと見返したいと思っていたのですが、この度ようやく色々と見直せました。

 

 内容が朧気だったのは「夢幻三剣士」・「鉄人兵団」・「竜の騎士」・「パラレル西遊記」・「大魔境」あたり。「断片的に覚えていたシーンはこの映画のシーンだったのか!」と思い出すのも楽しかったのですが、「子どもの頃の私が意図的に記憶を消していたのか?」と思うくらい劇場版の中でもかなりゾッとする要素が多い内容の作品が多かった気がします。というか、見直してて思いましたが劇場版は他所の国のガチ戦争に巻き込まれる案件が非常に多くて、今更ながら震えあがりました。普段のドラえもんとは趣向を変えて、明確に「悪役」を据えるシナリオ構成になっているので分かりやすいエンタメとして当然と言えばそうなのですが、今は時事的にかなり心にくる内容が多かったです。原作者の子ども時代はまだ大戦中だったことも踏まえると、最初に見た時とはまた違う余韻があったのが印象深い視聴体験でした。

 

 私が勝手に思っているだけですが、藤子F先生はどの作品でも「これを見た子どもたちが少しでも考えて未来が少しでも良くなる様に」という願いが込められている気がするので、かなりハードな内容であっても見終わった後に暗いマイナスの印象を殆ど抱かない所がすごいな、好きだなと思いました。…メタ的に言えば子ども視聴者が多いドラえもんで明確なバッドエンドはほぼ無いとみているので勝手に安心している所もあるけど。なので、テーマやシナリオ構成も秀逸、深読みもできるしシンプルにエンタメとしても楽しめてクオリティーが高いものばかりなので、旧劇場版作品は何度でも見たくなるのかなと考えたりしておりました。はい。「タイム風呂敷使わないの?」「今度こそタイム風呂敷だろ!?」「タイム風呂敷って包める大きさのモノしかダメとか制限あったっけ…(検索)…結構なんでもありじゃん!!!」「助けてドラミちゃん!」「助けてドラミちゃん!!!」「ドラミちゃん…タスケテ…」てなる場面が多いのはご愛敬。全部同じ展開じゃワンパターンになるし、ドラえもんが高性能ロボットであるが故に「忘れる」「うっかり」「四次元ポケットの整理を怠る」という行動ができるが故に面白いシナリオができる場合も沢山あるのだよ。それにしてもドラミちゃんが出て来た時の「勝確」感がすごい。シナリオ的にもうどうしようもないので最終兵器ドラミちゃん投入します、てなった時の謎の興奮があります。

 とは言え、やはり今このタイミングで大量に戦争モノを摂取してしまったのは少し気分が落ち込んだので、個人的に好きな「雲の王国」・「小宇宙戦争」・「海底鬼岩城」・「日本誕生」・「アニマル惑星」・「ブリキの迷宮」・「魔界大冒険」・「アラビアンナイト」あたりもついでに見直して来ました。やぁ~肌に合う作品はやはり健康に良い。

 蛇足ですが、個人的に一番怖かったのはパラレル西遊記でした。自分たち以外全員妖怪になるとかめちゃくちゃ怖くないか???エンドロールで元に戻った親に抱き着くみんな見て泣いた。ついでに言うとドラえもんズも好きです。キドラミとドラニコフが好きです。

 

 花粉症ではないはずなんですが鼻や目元がムズムズする感じがするのでマジで今年の花粉ってヤバいんだな…と震えていますが、コロナが落ち着いている内に映画館行ったり色々出かけたいので頑張って外に出たいと思います。それではまた次回。

 

noz