『シン・エヴァンゲリオン劇場版』見てきました。
須々木です。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
見てきました。
(先週ですが)
「新世紀エヴァンゲリオン」
1995年10月のテレビアニメ第壱話「使途、襲来」。
翌3月にアニメ史上に残る衝撃的なラスト2話をもって全26話終了。
おめでとう・・・おめでとう・・・おめでとう・・・。
我々は何を見せられたのか・・・。
(リアルタイムで視聴したわけではないのだが)
1997年3月「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」。
同年7月、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」。
「Air/まごころを、君に」で、第25話、第26話は改めて描き直される。
テレビアニメのラスト2話のカオス展開を我々にも解釈できる形で・・・
・・・などと思った人たちをどこまでも突き放すヤバさ。
我々は何を見せられたのか・・・。
ちなみに「Air/まごころを、君に」のキャッチコピーは
「だから みんな、死んでしまえばいいのに…」
「では、あなたは何故、ココにいるの?」
「…ココにいても、いいの?」。
かくして「新世紀エヴァンゲリオン」という一連の作品は終わり、
一方で「新世紀エヴァンゲリオン」というムーブメントは永遠のものとなった。
などと思っていたら・・・
2006年、新たに劇場版の制作が発表。
どうやら諸々の情報を見る限り、新作ではなくリメイクっぽい。
でも、「リメイク」ではなく「リビルド(再構築)」と言っているのは少々気になる。
2007年9月、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」公開。
なぜかタイトル表記が変わったな・・・と思いつつ、基本的にはテレビアニメ版を完全に踏襲。
絵は綺麗になったな、使徒の表現が凄くなったな・・・とは思ったが。
根強いファンのいる作品だし、需要はあるのかな、くらいに思っていました。
2009年6月、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」公開。
序は劇場で見ていないし、まあ破も別にいいかな。
・・・などと思っていたが、漏れ聞こえてくる情報が何かおかしい。
アスカが「式波」?
真希波・マリ・イラストリアス?? 誰???
さすがに劇場に行き・・・
あれ・・・リメイクじゃ・・・ない?
ただ、それでもやはりテレビアニメ版を下地に構成されてはいましたが。
結構重要なところで大胆な改変はいくつもあったものの「庵野さん、ぶっ壊れてないな?」というのが率直な感想。
キャラの描き方がだいぶ変わったな。
救いようがない破滅的な雰囲気がだいぶ薄れたな。
そんな印象でした。
理解しあえそう。
あと、単にいろいろカッコ良かった。
2012年11月、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」公開。
序、破、急ではなく・・・Q?
あれれーおかしいぞー。
とは言っても、とりあえず行くわけですが。
いざ劇場へ。
もう、何と言っていいのか・・・。
「庵野さん、やっぱり壊れたか・・・」というのが率直な感想。
いったいこれは何を描いていて、どこに向かおうとしているのか。
次でラストのはずだが・・・。
実際、漏れ聞こえてくる情報を聞く限り、やはり庵野さんはかなり病んでしまわれたようで、次作はいつになるのやら。
(2013年はスタジオに近づくこともできなかったらしい)
別に、エヴァを見てきた人間は普通に待つわけだが。
2016年には実写映画「シン・ゴジラ」が制作され、ある程度回復の兆候。
そして、どうやら次作の制作は進んでいるようだ。
ついに公開日が発表されるも、新型コロナによる延期などありつつ・・・
2021年3月8日、
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開。
正直、ここまで来ると「わー、楽しみ!」という心持ちではないんですよね。
「何が来ようと、見届けねばならない」という、ただそれだけ。
僕自身は、エヴァにどっぷりというタイプではなかったので、本当の猛者たちとは温度差があるかもしれませんが、それでもやはりただの一作品という枠ではなく。
一つの作品というよりは、一つの時代。
そして、作品を見るというより、向き合うという感じ。
もしくは、立ち会うという感じか。
というわけで、作品を見て思ったこと、感じたことを書いていこうかな・・・次の機会に。
(つづく!)
sho