シークレット・オブ・モンスター | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

シークレット・オブ・モンスター

 

どうもこんばんは霧島です。

 

先日、ずっと観たいと思いつつなんとなく機会を逸し続けていたシークレット・オブ・モンスターを観ました。

以下多少ネタバレ含みますので悪しからず。

 

 

主演はトム・スウィートくん。彼が私がこの映画を観たかった理由です。

もう名前から可愛いですが少女と見紛う美しい少年プレスコットを演じています。

 

序盤から不穏というか仄暗い感じでプレスコットの幼少期が描かれるのですが、天使のように美しい少年(まさに劇で演じています)からは何か張り詰めたものを感じます。

 

薄くストレスが積み重なっているのはわかるのですが、でも元を辿れば彼の行いに原因があったりするので、少し早めの反抗期かしらくらいの気持ちで観てるわけです。

もともとそういう気性の少年なのかしらと。

 

彼の周囲を取り巻く人間関係もなかなかに不穏です。

何かあるんだろうな……これってこういうことなんじゃ……ということだけが積み重なっていくのです。

でも明確には描かない。雰囲気というか、空気感の描写でそれを見せていて、例えば実生活でなんとなく違和感を覚えるというか、そのくらいの描写で進んでいきます。

 

物語としても明確に何か大きな事件が起こるというよりは、小さな物がいくつも積み重なっていくようなストーリーでした。

 

この映画、邦題はシークレット・オブ・モンスターですが、原題はThe Childhood of a Leaderです。

物語終盤少年の中の張り詰めていた物が一気に爆発したあと数十年の時が飛び、描かれるのは指導者(独裁者)として民衆に名前を呼ばれるプレスコットの姿です。

 

そこで少年の歪みはそもそもどこからきていたのかがわかる、というような作りでした。

 

原題の通りというかものすごくざっくり言うと歪んだ家族の話ですが、全く何一つ好転しない(そして少年はのちに独裁者になる)物語なので観る人によっては何を観せられたんだ……という感じになるのではないかなと思います。

私は何が彼をそこまで突き動かすのかの答えが知りたかったので結構興味深く観ました。

 

ストーリーとしてはそんな感じなんですが、とりあえず最初から最後までトム・スウィートくんはずっとかわいかったです…始終不満をたたえた表情ではありますが←

 

美少年を拝みたくなったら見返すリストに入れておこうと思います

 

 

さて、7月が終わりもうすぐ8月……うそだろ……

したらば!

 

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