いっかげつけいか。
須々木です。
毎年この時期には書いている気がしますが、今年も忙しく生きています。
(もう少しで脱しますが)
というわけで、それほどネタがないというか、むしろ書く暇がないというか。。
でも、せっかくなので、ちまちましたネタを書いておきます。
■「心ある機械たち again」展
遊木もブログで書いていますが、BankARTで開催中の展覧会です。
生物と無生物の境界というネタは、科学的でもあり、同時に哲学的でもある面白いテーマですが、そういったものをそれほど構えず思案しながら見れる良い感じの展覧会でした。
物事の境界、その曖昧さに挑む思考実験的な題材は、個人的に好みとするところなので、この手の展覧会で様々なアイデアに触れられるのは良いことです。
個々の作品には触れませんが、写真はいくつかInstagramにもあげたので、適当にご覧ください。
なお、基本的には動きのあるものなので、実際の雰囲気を知るには、動画を検索するのがオススメです。
興味があって横浜近郊にお住まいの方は、2月2日までなら会期中なので、生で見るのが良いでしょう。
■「インセプション」「インターステラー」
今更ながら見ました。
どちらもなかなか好みの系統の作品でした。
個人的には、「インセプション」に押井守の「イノセンス」のような感性を感じ、「インターステラー」に新海作品のような感性を感じたりしました。
これを日本的と形容するのが妥当なのか分かりませんが、アメリカ的な派手さより情緒やセンスが全体を彩っている感じが良かったです。
と同時に、ひと昔前のアニメなどを現代の映像技術で描き直したかのような懐かしさも感じたりしました。
「新しい」という感覚よりは、「懐かしい」という。
あと、たった2作品を見ただけで、「クリストファー・ノーラン監督はこれが好きなんだな・・・」という要素が多く見られるのも興味深かったです。
監督の好みはどんどんプッシュして欲しいタイプなので、良いです。
「インターステラー」は、科学的なネタをよりふんだんに盛り込んでいますが、ビジュアル的な科学考証(どうすればもっともらしく見えるか)は凄くしっかりしているのに、現象としては非常に適当で、科学的にツッコみまくれるのは、新海作品に非常に似ているように思いました。
ジブリ作品に科学的なツッコミなどするわけがありませんが、現実の理論に基づくリアルの追求を感じさせる作品というのは、逆にそこらへんが目立つような気がします。
今回見た2作品も新海作品も、「科学的なリアリティーは“描きたいストーリーを阻害しない範囲”で追求する」という姿勢、優先順位、バランス感覚がとても似ているように感じました。
現実的世界観を拝借しリアルっぽく見せているファンタジー作品ということなんでしょうか。
ちなみに、「インセプション」の方が好みです。
■もうすぐ募集開始します。
ツイッターなどですでに何度かお知らせしているとおり、3月20日(金・祝)に第10回横浜創作オフ会を開催します。
間もなく募集を開始しますが、是非宜しくお願いします!
sho