昨日は1日映画三昧 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

昨日は1日映画三昧

 ブログのタイトルが似た様な物ばかりですみません。どうも〆切りも迫り引き続き引き籠り中の米原です。現在公開中の『スターウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』を見に行く足で、久しぶりに映画をレンタルして映画を沢山浴びてました。というのも、今作のスタウォを見終わった後、「以前書いた『ターミネーター:ニューフェイス』の映画感想とほぼ同じく、『シリーズのナンバリングとして数えるのは抵抗があるけど、個人的には嫌いではないし、むしろ好きな要素が多く面白いと思いました。』という感想で締めくくられることが目に見えていたので。はい。スタウォも語れるほど詳しくはないので、「今日は1日映画鑑賞の日にしよう。」と計画を少し変更し、他の作品も存分に浴びながら感想も添えて置くことにしました。そんなこと考えてたら昨日須々木さんがスタウォ記事更新してたし。こっちは相変わらずゆるい感想書いて行きますよ。

●公開中『スターウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』&レンタルでエピソード7『フォースの覚醒』&エピソード8『最後のジェダイ』を復習。D社3部作としての感想。

 

 結論は先程冒頭に書いた、『シリーズのナンバリングとして数えるのは抵抗があるけど、個人的には嫌いではないしむしろ好きだし面白いと思いました。』に集約されるんだけど。はい。折角なのでもう少しまとめておこう。


 映画作品3部作としては普通に面白かったと思います。3部作それぞれで、熱いシーンや戦闘アクションも良かったと思う(見返したらエピ8の内容殆ど忘れてたのにどの口がって感じですが)。女主人公のスタウォとか私も考えたいもん。というか学生の時に有名作品の女主人公見てみたいなって考えてた。「スタウォ大好きな人たちが滅茶苦茶頑張って作った豪華で分厚い同人3冊を3000円程で見れた」と思えば大変満足できる内容だったと思います。これを「スターウォーズ公式です!!!!!」て言われると「それは違うかな」って思うけど。これ『ローグ・ワン』の時も言ってた気がするわ。ご都合主義や細けぇことはいいんだよ!という点も諸々ありましたが、「映画3部作としての作品」の完成度は高かったと思います。


●「オデッセイ」

 事故で火星に取り残された主人公は助けが来るまでひとり火星で生き延びる話。スターウォーズで感じるちょいモヤを払拭するために「なんか良いSF映画ないかなぁ~」と探していたら、そういえばまだ見てなかった!公開直後から「広告だけ見ると感動超大作っぽいけど見てみたら火星版DASH村だった」とツイッターで一時期結構評判だったことを覚えてたので見れて嬉しい。いやぁ~面白かったです。科学や宇宙の専門的な知識がある人の方が楽しめそうな内容だったけど、良く分かってない私でも十分楽しめた。

 ユーモアがあり、手に汗握るシーンあり、しっかり感動もできる良作でした。話の流れは「孤立した主人公如何に生還するか」というすごくシンプルな構成だったけど、話の構成が秀逸なのか「切迫した状況のはずが、不思議とリラックスしつつ退屈せず最後まで楽しく完走できた」というか、不思議な映画体験でした。すごい好きな作風でした。

 なにもない火星に取り残された主人公だけど、植物学者であり宇宙船員になれる程の知識で逞しく生き残ってるのがじわじわ笑えてくる。地球との通信・食料確保・水確保・帰還方法等を考え模索し計算して淡々と作業を進めて行く様子と、主人公をひとり置いて来てしまった他の船員達の様子、地球では予算・世間体・他宇宙プロジェクト・救援可能な計画は?等で話し合うNASA局員達とのやり取り等、それぞれ3か所の場面の比較も面白かった。

●「来る」

 ある家族の周りで怪奇現象が起きはじめるホラー映画のいつものアレです。久しぶりにホラー映画も借りようと思って、『オデッセイ』同様こっちらも一時期ツイッターで結構評判だった作品をチョイス。して来たんだけど、『嫌われ松子の一生』『告白』等を作ってる中島哲也監督作品だったんだねこれ!いやぁ~この監督の作品は独特の「毒」や「エグみ」があるというか、シリアスとユーモア、現実と虚構をごちゃ混ぜにした「不気味さ」を感じる作風なので、苦手な人は苦手かなと。ホラー映画が好きな人というよりは、中島監督ワールドが好きな人が楽しめる作品かなと思いました。異様に濃い登場人物や、飽きさせないテンポと演出、あとホラー映画には珍しいタイプのエネルギッシュさというか熱量を感じる作品だったと思いました。前半のリアルでハードな展開と、後半の何故か派手な心霊バトル場面のギャップがすごい。原作小説ファンからの評価はイマイチたったらしいですが、エンタメ映画としての組み立て直された作品として面白かったと思います。人間の持つ悪意や毒気を描くのが上手い監督なので、なんか普段のホラー映画見る時とは違う疲れ方をした気がします…。海外のホラーは悪魔が原因にされることは多い気がするけど、邦画のホラーは大体は人間が原因、て感じが身近で怖い。はぁ~。


●「翔んで埼玉」

 埼玉disと愛が溢れる?コメディ映画。ホラー映画見た後は底抜けに明るいのが見たいと思って借りて来た。確か霧島さんが公開してた時に見て面白いって言ってた気がする。コレ書いてる時に2月に完全ノーカット版が放送されるって情報が回って来たけど、悔しくなんてない。

 「パタリロ!」等を描いてる魔夜峰央原作ということで冒頭で作風はなんとなく察っしました。濃すぎるキャラクター達で全力というか、やりすぎなくらいおバカしてる最高にエネルギッシュすぎる内容だった。「来る」の登場人物も漫画のキャラみたいで濃いなぁ~、て思ったけど、その比じゃなかった。力が違い過ぎる。あの服が似合う日本人はGACKT様だけ。世界観と物語のパワーに「なんで」「どうして」とかいう疑問を持つ暇もなかった。やぁ~面白かった。滅茶苦茶元気になりました。東京の対決かと思ったら埼玉と千葉の対立が始まっちゃったり、なぜか流れ弾で群馬が一番酷い扱いだったり、神奈川の脇悪役っぷりな所など大変楽しませて頂きました。埼玉と千葉と群馬のこと良く知らないのにごめんなさい。あとシラコバト可愛いかった。

 蛇足ですが、最近は設定や固有名詞を理解しやすく便利だと気付いて邦画でも字幕出しながら見てる事が多くなった。で、最近の聴覚障害者向け字幕は親切にしゃべってる人物の名前も書いてくれてるんだけど、たまにモブの名前が判明したりして面白い。君たち名前あったのか。2月の放送も録画しなければ。

 

 これらの映画見てたら日付1日終わってました。思い返すと内容濃いな。スタウォ鑑賞のついでのつもりだったのが、異様に濃い映画体験をしてしまった。楽しかったから良いですけど!また原稿に戻ります。それではまた。

 

noz