映画「ONE PIECE STAMPEDE」見て来ました。
うち周辺の台風の被害は最小限で済み、電車もなんとか通常通り運転しておりましたがクソアツゥイ!今年の夏で1番熱かったのでは?!てくらい今日の熱さはヤバかったです。こんばんは米原です。ブログのネタを探してるというのもありますが、今年はとにかく見たい映画の公開ラッシュが続いてます。去年一昨年くらいまでは1シーズンに1本見てれば良い方だったのに…。令和だから?いや、スケジュール的に狙えるモノでもなし、海外映画は特に関係ないな。うん。
そして今回は「ONE PIECE STAMPEDE」を見て来ました。『STRONG WORLD』・『ONEPIECE FILM Z』・『ONE PIECE FILM GOLD』に続いて尾田先生が制作参加作品ということと、かなり評判が良いという噂を聞き、ストロングワールドぶりに劇場でワンピース映画を見に行く決心が付きました。(私は原作コミックを全巻持ってはいるけどライト層のファンです
いや、言うてもね。尾田先生が製作総指揮をした「ストロングワールド」よりは物足りなさがあるんじゃないかなぁ~?とは思ってたんです。「Z」も「GOLD」も設定や内容も好きで面白いんですが、やはりちょっと物足りなさみたいなのを感じたので、今回もそうかなって軽い気持ちで見に行きました。うん。でも、今回は「なんかすごいシンプルに面白かったな」という感想でした。うん。面白かった。
海賊万博!既存キャラ人気キャラほぼ勢揃い!ロジャーの宝探し!バトロワ!レース!バトル!乱戦!バトル!バトル!海軍も万博ですか?!乱闘!乱戦!バトル!バトル!バトル!バトルバトルバトルバトル!!!
て感じで、とにかくバトルの欲張り全部盛り!小学生男子が見ても満足できるだろう!でも見た後は「ワンピースコミック3冊分くらい読んだ気分になれる」という物語の構成や要素もあって、シンプルに「すごいな」と感心しました。
ワンピースの映画作品は、映画作るぞ!てなった時に、映画だけに登場する島・国・住人キャラ・敵キャラを出してそれらを描かなきゃいけない、ていうのがあると思うんですけど、今作はそれにかける手間が最小限だったと感じました。
映画の敵キャラはシンプルに2人だけなので掘り下げに必要な尺も最小限で済むし、上映時間の殆どの尺を戦闘シーンに使うという、一見偏った構成でした。正直見ててかなり疲れましたが、でも「ワンピース映画」という形式ではこれは正解だったのでは?と思ってます。尾田先生の漫画では、島や住人や敵キャラの成り立ちや過去編を丁寧に描く手法は滅茶苦茶大好きなのですが、上映時間が1時間半前後の映画作品において、急に出て来た新キャラに視聴者に愛着を湧かせ感動させられるのか?と言われると、正直か~な~り難しいと思うんです。島の人や敵キャラの語りを入れると映画のテンポが落ちるし、小学生の頃の私だったら「なんかよくわからんしバトルはやく」で終わりですよ。
でも今回は「1人のなんか滅茶苦茶強い敵をぶった倒す!」という驚きのシンプルさ。分かりやすい!ワンピース読者としては、「原作漫画のキャラ」の方が圧倒的に愛着があるわけですし、既存のキャラの活躍があった方が、そりゃシリーズファンは嬉しいです。
新キャラの敵はふたり!ぶっ倒すのは実質ひとり!残りはほぼ既存キャラで乱戦!けど既存キャラが一堂に会する理由も、敵がふたりだけなのも、シナリオや設定と上手く噛み合ってる印象で、熱狂と大混戦の勢いのまま駆け抜けた1時間半でした。この怒涛の疾走感と既存キャラ総出演は、むしろ「映画だからできたワンピース万博」といった感じで、今作のスタンピードかなり好きです。見てる間ずっと一時停止したかったので、できれば円盤買いたいなぁ。
確かにスターシステムのお祭り作品ではあるけど予定調和感をあまり感じずすんなりと見ていられました。むしろ不思議と「ワンピースコミック3冊分くらい」に感じられるくらいには「原作っぽい内容」で濃かったな、と感じました。でもまぁ、所詮はライト層のファンが言う事なので話半分で読んでくれると幸いです。
あ、強いて欠点を上げるなら、「ラスボスの最終形態の既視感」でしょうか…。アレすごい見た事あるシルエットじゃなかったですか???
公開からちょうど1ヵ月ほど経ちましたが、まだしばらくはやっていると思うので、内容やラスボスの最終形態の既視感等が気になった方は是非。迫力のバトルシーンだけでも見応えありますので。あとバーフバリが好きな人は好きな気がしますね(蛇足)それでは今回はこの辺で。
noz