ミュウツーの逆襲 EVOLUTION を見て来ました。
冷夏が続いておりますが、今日は久しぶりに蒸し暑い日になりました。どうも米原です。
今回は「ポケットモンスター~ミュウツーの逆襲~EVOLUTION」を見て参りました!最初の映画化から21年だそうです。原作であるゲームも、アニメのスタート時も、21年前の劇場でミュウツーの逆襲も、リアタイしていた身としては大変懐かしい気持ちになる作品です。タイムスリップした気持ちで劇場に行ってまいりました。懐かしさと新しさを楽しみたくて見に行ったので、特に考察とかもしてないしいつも以上に毒にも薬にもならない内容の感想になると思います。あと、普段新作はネタバレ無しの方向なんですが、基本21年前の作品と内容は一緒でしたのである程度のネタバレはご了承ください!
冒頭では、早速リメイク作品ならでわの追加シーンでエボリューションみ(?)を出してくる。ミュウツーの堀下げシーンが増えるのは嬉しい。そしてサトシとピカチューとトゲピーを抱いたカスミとタケシの三人組の登場。滅茶苦茶懐かしい。私の中でアニポケと言えばこの3人でした。割と冒頭で泣く人も結構いるらしい、と聞いてたんですが、とても暖かい気持ちになったけど「お、私結構大丈夫じゃん?このまま最後まで行けるんじゃん?」と思ってたんですが、ロケット団3人組&レイモンド(おはスタのMC)の声を聴いてちょっと泣きました。ロケット団は今でもアニメ出てるしカスミとタケシより出演回数多かいのに何故泣いたし。いやでもレイモンドは泣いた。確か最初の映画の時も吹替で出てたわ!当時はおはスタも見てましたし、大変嬉しかったです。あとすごい今更なんですけど、初代映画から山寺宏一さん出演してたんですね…滅茶苦茶ビックリした…相変わらず色んな声出せる…。そう考えるとおはスタMCふたりとも出てたんだなぁと。
リザードン好きだったなぁ~!とか、そういえばタケシはロコン大切にしてたなぁ~!とか、ヒトデマンが予想以上にずっと「ヘァッ!」してたなぁ~!とか、思い出しながら笑えて色々楽しかったです。同じポケモンでも技の強さに違いが出るシーンでは「個体値…厳選…ウッ…頭が…」と苦しくなったりしましたが…。そして〆は小林幸子さんwithしょこたんのEDも泣いた。相変わらず名曲。
作品全体で意識して「昔の作品そのままに」という構成になってたと思います。「でも個人的に、「コピー達の子どもの頃の夢」のシーンがカットされてたのが悲しいッ!あのシーンがないと、ラストで本物とコピーたちが同時に涙を流すシーンの悲しさと感動とミュウツーが戦いを止める説得力が半減じゃない?!新しい3Dモデル作るの面倒だったのかなぁ~!?とか邪推してしまう大人なのであった。
あとあれです、確か当時もだったのですが、サトシの「やめろ~!」からの石化~涙で復活の流れが唐突に感じ涙が引っ込んでしまう私なのであった。普段ポケモン同士をバトルさせてるのに自分の意思で縄張り争いするのはあかんのか???とつい思ってしまう。「コピーが泣いてるッ」ていう意味では泣いたんですけどね!石化~復活は伝えたいテーマのメタファーというか、舞台装置・舞台演出であることは分かってはいるんですけど!そこは素直に泣いておけよ自分!と思いました。まる。
ですが、帰宅後に脚本家の首藤剛志さんがミュウツーの逆襲について書いたコラムを見つけました。そこにシナリオや演出について書いてあったので、シナリオや創作に携わっている方は是非!⇒「シナリオえーだば創作術」http://www.style.fm/as/05_column/05_shudo_bn.shtml
首藤剛志さんのコラムは226回更新されてました。取り急ぎ読んだ記事はミュウツーの逆襲についての記事のみでしたが、これは時間ある時に200越えのコラムも、このサイトにある他のシナリオライターさんのコラムも読みたい所。21年目にして色々な疑問も解消されてスッキリ!いやぁ~、これ、創作している身としては映画本編を見ただけで一通り察せる読解力が欲しいものです。そしてやはりニャースが好きだなと思いました。愛。
色々見終わって、ポケモン映画の中ではやはり一番好きな作品だと思いました。自己存在について、人間のエゴについて、矛盾と苦悩と成長とを描いた名作でした。満足。それでは今回はこの辺で。
noz