映画「ウォルト・ディズニーの約束」の感想
こんばんは。前回のブログで4月も頑張るぞ~と書いてたけももう4月も平成も終わろうとしてて震えてる米原です。なんかブログ冒頭でずっと震えてる気がする。光陰矢の如し。でも令和のおめでたい雰囲気は悪くないですね~。暖かくなって動きやすくなった分、自分は寒暖差に弱いので5月は体調崩しやすく気を付けたい所です。
今回は映画「ウォールトディズニーの約束」を見た感想を。映画館で見た新作ではなく、旧作品の感想を書くのは「夏のホラー映画鑑賞」について以外だと何気にはじめてでは?書きたくなるくらいにはお気に入りな作品になったので書きます。イェ~!
タイトルではわかりつらいですが、この作品はディズニー映画「メリー・ポピンズ」の制作秘話をドラマにした作品。映画「メリー・ポピンズ」は子どもの頃から大好きな作品で、今年の2月に続編「メリー・ポピンズ~リターンズ~」も公開されました。制作秘話に関する映画がある、というのは知っていたのですが、「これは、続編公開と一緒に見ねば!」と思いました。思い入れがある作品だった分、見るのがちょっと怖かったのもありますが漸く見る事にしました。
【あらすじ】---------------------------------------------------------------------
児童文学シリーズ「メアリー・ポピンズ」の作者パメラ・F・トラヴァース夫人と、20年以上映画化の依頼を送り続けたウォルト・ディズニーや現地の現場スタッフたちとの交流を中心に、どのように映画化に至ったかまでの過程を描いたドラマ作品。ネタバレなしだとこんな感じ。
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パメラの幼少期の体験と作品に込めた思いや、なぜ「メアリー・ポピンズ」というキャラクターが生まれたのか、原作や映画を知ってる人はとても満足できる内容になっていたと思います。
原作者、原作がある作品の映画化、スタッフとのやりとり等は、作品作りや創作に関わる世界にいる人が見ても面白いと感じるシーンが多いと思いました。「物語を作る側」の視点で進んで行くので、自分的には普通の映画作品を見るよりも入りやすかったかもしれません。「『ディズニー映画の制作秘話』をディズニー社自身が映画化する」という珍しい作品なので、ディズニー映画が好きな人が見ても面白いかと思います。著作権が厳しいディズニー作品を引用したり皮肉に使えるのはディズニー作品自身というのもつい笑ってしまう。
「主人公をやたらと明るい人物にされてハッピーエンドに向かって一直線!」 「『彼女』を金儲けに使いたくない!」と言いつつも、新作を書かずお金がない原作者。編集者に押され制作現場に来たものの、映画化の話を破断にしたいこともあり、イメージと合わないミュージカルや歌とダンスやアニメーション要素を盛り込みたいスタッフ達にダメ出しの嵐。ウォルト・ディズニーの空気を読まない無邪気さや生真面目で頑ななトラヴァース夫人の対比も面白かった。
ディズニー映画というと、コミカルで明るい雰囲気をイメージしますが、作者トラヴァース夫人の心理描写や人間ドラマを繊細に構成し表現した映画としてもとても良作だったように思います。すごい意外だったというか、ここまでこの作品が好きになるとは思ってなかったです。トラヴァース夫人を描く過程の中で、ウォルト・ディズニーもキーキャラクターとしてスポットを当てることになるのですが、出番は多くないものの物語の流れの中で自然とウォルト・ディズニーについての理解も深まる構成になっていたのが上手いなぁと。
ジャンルとしては原作・映画1作目・制作秘話・映画続編と結構な量になってきたので人に勧めづらくなって来ましたが、試しに見たら面白かった、気になったら他の作品を見る、程度で良いので見てくれると嬉しい作品群です。私も原作読んでるわけでもなく、思い出補正のかかった映画1作目が好きなだけなので気軽に見て欲しいです。
続編のリターンズに関しては、まぁ、思う所はあるんですが、映像は素晴らしかったので円盤買って文句言いながら見てると思います。
「メリー・ポピンズ~リターンズ~」は吹替版を見たのですが、「ミュージカル映画なら字幕版の歌も聞かねば!」と2度目をキメようと映画館に向かったら近所の所では上映が終了していたので「シティー・ハンター~新宿プレイベート・アイズ」を見て「BGM:GetWild」を背負いながら帰宅しました。シティー・ハンターの映画もすごくシティー・ハンターしてて最高だったので続編来たら見よう。来月もなにか映画館で見たいなぁ~。久しぶりにコナンとクレしんを映画館で見たい気持ち。それでは今回はこの辺で。良い映画ライフを~。
noz