今さらの箱根旅行記 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

今さらの箱根旅行記

どうも遊木です。

 

クラウンの1話を公開して2週間が経ちましたが、見事に体調を崩しました。人はこれをお約束という。

がっつり崩したわけじゃないんですけどね、謎の発熱とか(本当に発熱以外なんの不調もないので逆に対応に困る)、なんだか咽喉が痛かったりとか……んもぉ!この正直者!私の身体!気が抜けた瞬間を見逃さない!

でももう2話の作画に入ってるんで!気抜いてる場合じゃないんで!

 

と、前置きはここまでにして、以前の記事でさらっと触れましたが6/12~14に、母と箱根を旅行してきました。

箱根には何度か行ってますが、観光らしい観光を今回初めてしてきたのでちょっとご報告。

 

 

 

~2泊3日箱根ぐるり旅~

 

○6月12日

初日。

まずは小田原で母と合流し、3日間分の箱根フリーパスを購入。これで電車もバスも海賊船も乗り放題だぜ。いざ行かん箱根!

 

まずはお約束の登山鉄道へ。人生で2回目の乗車です…多分。

アジサイの見ごろにはあと数日必要かなぁという感じでしたが、観光客は大量。鉄道を占領する勢いの外国人率に若干びびる。もしかしてここは外国か…?ちなみに旅行プランはすべて母任せだったので、どこで下車するのか私はまったく知らない状態でした←

 

そんな中、まず初めに下車したのは宮ノ下

何故宮ノ下?と思う方もいると思いますが、この旅行、制作で引き籠っている私の運動不足解消が目的でもあるので、母はとにかく私を歩かせるプランを立てていたわけです。ぎゃふん。

目指すは、チェンバレン散歩道。大きい荷物は駅のロッカーに預け、ノスタルジックな雰囲気が漂う街並みを抜けます。

そして現れたのが急坂。その名もデジャブ坂。誰だよネーミングした奴。しかし、名前の通り「デ…デジャブ?」と言いたくなる坂道なので、気になる方は現地に行ってください。

 

坂が終わると川があります。散歩道はこの川に沿ってあるわけですが、まぁ結論から言うと散歩ではなかった。普通にハイキングだった。

しかし天気は最高で人も少なく、大いに自然を満喫できました。途中に吊り橋や滝もあります。吊り橋を渡る際は苦手な母を先に行かせ、当然、私は後ろから橋を揺らしました。めんごめんご。

 

 

 

 

 

 

 

荷物を預けた駅に戻る途中でいくつか老舗をひやかしつつ、次は強羅へ。ケーブルカーに乗り換えです。ここでも大量の外国人。みんな良いカメラを持っていて羨ましい。

 

早雲山まで行き、今度はロープウェイへ。このあたりで少々怪しい雲が出てきましたが、まだ天気は大丈夫。……天気は平気でしたが、風はやばかったです。

この日はロープウェイが大涌谷までしか運行していなかったため、そこで下車。やや遅めの昼食を取ります。

カレーとラーメンを注文するというなんの捻りもない我々ですが、ラーメンの方は雑誌に載っていた黒ラーメンなので大丈夫。ちゃんと観光してる。

 

 

 

 

 

 

その後は臨時バスで桃源台へ向かい、バスを乗り換えて宿泊先へ。

ちなみに宿泊先は、母の会社の保養所のマンションです。平日だったために人は誰もおらず、二泊三日間マンション内で誰とも会いませんでした。大浴場がついているので温泉入り放題。露天風呂もついている。最高かよ

この日は夕飯を食べた後、早めに休みました。と言うのも、漫画制作のために昼夜逆転生活を送っていた私は完全なる時差ボケ状態だったからです。なんとなーく一日中ぽやぽやしてました。みなさん、正しい生活サイクルは大切ですよ。

 

 

 

○6月13日

2日目です。

さぁ、時差ボケも解消されたし今日は一日楽しむぞー!ということで、まずはバスで桃源台へ。

天気は怪しい感じでしたが、仕方ない。まずは元箱根へ向かうため、初の海賊船に乗り込みます。

 

 

 

 

 

辿り着いた元箱根港。港の前に大きい鳥居があります。目指すは箱根神社

箱根神社は、遥か昔に来たことがあるようなないような……程度にしか記憶がないので、かなり新鮮な気持ちで観光できました。

高い杉に囲まれた境内は、神社特有の厳かさがあります。苔むした岩場も美しい。日本の美ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は芦ノ湖の畔でちょっと休憩し、バスで甘酒茶屋へ。

趣深い茅葺き屋根のお茶屋で、甘酒と黒ゴマ餅を頂きました。美味。

歴史もある場所なので気になる人は調べてみて下さい。

 

 

 

 

エネルギーを補給したところで、いざ行かん箱根旧街道。

旧街道と言えば石畳ですが、なんというか、現代の石畳を想像していた私は足の裏から「舐めたらいかんよ」という洗礼を受けました。

この石畳、見た目は結構整えられているんですがね、表面はゴッツゴツです。つまり坂道を足つぼマッサージ受けながら登り降りする感じなんですよ。不健康な私は完全なる敗者でした。足の裏くっそ痛い!でもきっと健康には良い!

 

 

 

 

 

自然の足つぼマッサージを受けつつ、旧街道を使って芦ノ湖に戻り、サークルメンバーへのお土産を購入。畔にいたにゃんこを愛でた後は徒歩で箱根町に向かいます。

 

辿り着いたのは箱根関所。思っていたよりも綺麗に整えられていました。

入場料を払い、通行手形を入手。あいにくの曇り空でしたが、遠見番所からの景色が良かったです。是非晴れの日にまた来たい。

しかし、旧街道で苛め抜いた足に、ダメ押しとばかりに階段を昇らせる母のプラン恐るべし。乳酸の存在をひしひしと感じます。漫画とかでよくある「クッ…あと、あと一段なのに…」を体験しました。母も同じこと言ってました。

関所を一通り見た後は、資料館の方へ。私の資料写真フォルダが潤いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の予定は一通り終えたので、海賊船が来るまで箱根駅伝ミュージアムの周囲をぶらぶら。

マンションに戻り、すぐさま温泉へGO。帰ったら広い湯船に入れること、人はそれを極楽と呼ぶ。

早めの夕飯を済ませ、軽く晩酌をした後、就寝です。

 

 

 

 

○6月14日

最終日です。

引き続き天気は怪しかったですが、大丈夫、降らない。

この日も前日同様、海賊船で元箱根に向かいました。

 

 

 

 

 

昨日は身体を苛めたので、今日はゆったりめ……ということで成川美術館へ。やはり創作をするものとして、美術館は押さえておきたいですよね。

母曰く、最終日は「美術館系に行く」というプランではあったものの、どこに行くかは決めていなかったようです。箱根は良い美術館が多いですからね。

彫刻の森、ガラスの森、ポーラ美術館、この辺りは過去に行ったことがあったのと、何気にしっかりとした日本画専門の美術館に行ったことがなかったために、成川美術館に決定しました。

 

初めて行きましたが、成川美術館良いですね。立地も良いし、スペースも広すぎず狭すぎず、そして何より写真撮影OK。(フラッシュは禁止) 人もそんなにいなかったので、ゆったり見られました。あと、日本画以外のものもちょいちょいあります。万華鏡とか。

 

余談ですが、日本画と漫画はその表現が似ているというか、通ずるところがあるというか、とにかく日本画は漫画制作の参考になります。どちらもオブジェクトの平面性を残したまま、遠近感や立体感を描写する。矛盾しているようで、それが成立している。油絵のタッチとは全く異なる表現方法です。油絵のような華やかさに欠ける代わりに、日本特有の品のある美しさを感じます。日本画、良き。

子供の頃は油絵の華やかさばかりに囚われがちでしたが、この年になってようやく日本画の魅力に気付いたと言うか……感性って変わるんだなぁと実感しました。美術館はいいぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は、コンビニによって芦ノ湖の畔で昼食です。

まったり休憩しつつ、帰りは元箱根からバスで湯本へ。途中の道が蛇行しすぎで酔う一歩手前でしたが、駅まで超早いです。

 

こんな感じで箱根を満喫してきました。

旅は良い!

 

 

 

aki