楽しく狂っていこう
遊木です。
本日2回目です。
眠いです。
前の記事で書いた通り、漫画の公開が遅れたので、代わりにと言っては何ですがちょっと原稿に使用した素材を紹介。
これは挿入したいコマの比率に合わせて、スケッチブックにちょっと大きめに描いたものですが、原稿では、普通に漫画の一コマとして使用しています。
いつぞやかこれの制作過程をツイッターであげていた気もしますが、個人的にこういうちまちましたものを描くのが好きです。
漫画において「背景」とは、入っていなければ寂しい、手抜きなどと言われるものです。しかし、細かく描き込んだからといってそのコマに長く注目して貰えるわけではなく、セリフやキャラクターがいなければ1秒で読み飛ばされてしまうものです。
私もたまに、「頑張って描いても0.5秒で読み飛ばされるんだろうなぁー…」と考えるときがあります。場合によって数日かかって描いたシーンも、読者は数秒で読み飛ばしてしまう。漫画にとってはそれが普通です。
いや、漫画に限らず創作ってそういうものですよね。何日、何ヶ月、何年…沢山の時間を使って制作しても、鑑賞する時間はほんのわずか。創作をしない人間からしたら、創作者の生き方ってやっぱり狂ってるんだろうなぁと思います。一切創作関係の話題がわからない人と話をすると、すごいですよ。漫画がペンで描かれてることすら知らない方もいますからね。「ペンで描いたら、間違った所消せないじゃん」と言われたとき、どう反応すれば良いか迷いましたよ。
ただ、狂ってるとわかってても、やめられないんですよねー。
面白くて、つらくて、大変で、楽しい。
1秒のために、いくらでも時間をさける。
創作に関わる人は、これからも楽しく狂って生きて欲しいなぁと思います。
aki
