【潮騒と泡沫のサマー・デイ】背景画「始まりの入り江」メイキング
どうも遊木です。
先週は喉と鼻がやられていましたが、現在はそこそこ元気です。
さて、ツイッターでは密かに予告していたのですが、先日ようやっと「写真合成・加工」のメイキングを公開しました。
今月公開した「潮騒と泡沫のサマー・デイ」を作るまでは、私もそんなに注視してこなかった技術なのですが、日常的に使うかはともかく、覚えておくととても便利なものだと思います。
私も今回のビジュアルノベル制作で初めて取り入れたようなものなので、まだまだ駆け出しですが、ぜひ気になる方は参考にしてみて下さい。
潮騒と泡沫のサマー・デイ
背景画「始まりの入り江」メイキング
※pixivで見たい方はこちらから。
はい。
いつにもましてざっくりですが、今回の内容は本当に「知っているか知らないか」という点に尽きると思います。
写真加工から背景イラストを作るときは、「空を手描きにする」「画面のカラーバランスをブルーに寄せる」「スクリーンで空気を描き入れる」の3点、PhotoShopがある人はそこに[フィルターギャラリー]⇒[カットアウト]も加える……そのことだけ覚えていれば、それなりにまとまると思うんですよ。
例えば↓↓の背景画も、その過程に追加して部分的に色を慣らすぐらいのことしかしていません。それでも、最低限見れるものにはなるな、と。
そして何故か電線の影を一本消し忘れている…
個人的に「スクリーンで空気を描き入れる」がひとつポイントのような気もします。↑↑も、画面右下のスクリーンによる画面のぼやかしが「イラストっぽく見えるか」にかなり影響していると思いました。
あとこれは私の感覚によるものですが、このスクリーンの描き足しは画面上の暗い場所に入れる方が効果的な気がします。(当然画面バランスによって差があると思いますが、ひとつの目安として) ↑↑のも割と明るい画面左よりも、木の影などで暗くなっている画面右側に入れた方がしっくりきました。
今回の写真加工からの背景画作成は、私もネットで調べてそのまま挑戦したので特に新しい内容ではないと思います。でも、一度体験すると結構コツを掴めると思うので、みなさんこの機会にぜひ試してみて下さい。
ノベルゲームなどを作っている人は背景の全てを外注しなくても、取材に行けば素材が自前で用意できるようになるかもしれません。
そして機械的な作業工程の割に意外とやっていて面白い。
ではでは!
次のブログはおそらくメディア芸術祭の感想になると思います~。
2017年9月上旬に公開した無料ビジュアルノベル。HCP関連作品。
aki