のんびり釣り堀 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

のんびり釣り堀

どうもこんにちは生まれは山口県下関市の霧島です。

小さい頃、休日はよく妹と、父にくっついて海に釣りをしに行っていました。餌に使うゴカイ(なんかミミズっぽいやつ)は触れず(でも見るのは平気だった)、釣った魚を自力でなんとか出来るわけでもないので父はまあ大変だったろうとは思うのですが。そしてたまにまだ暗いうちに家を出て、田舎の祖父の操縦する船に乗せてもらって釣りをしたりもしました。小さい船は揺れがハンパないので私は8割がた魚ではなく船酔いと戦っていたのですがそれでも頻繁について行っていました。

まあそんな私も中高校生へと成長するにつれて父と釣りに一緒に行くこともなくなりました。そして更に成長した今、たまに実家に帰省した時に釣りに行きたいと父に言うのですがなかなかタイミングが合わず…

なので先日たまたま休日が被った魁ちゃんが某釣り堀に行きたいと言ったのでこれ幸いと行ってまいりました。いや、正直に言うと釣り堀で釣りをするという概念が私にはなかったのですが、今は自分の釣竿も持っていないし、それらがレンタル出来るのも大変有難いのでした。

今回伺ったのは市ヶ谷フィッシュセンターです。市ヶ谷駅から歩いてすぐです。これは駅から撮ったもの。



入口入って右手には金魚コーナーがあり、様々な金魚が水槽に入れられていました。その奥には食虫植物も並んでおり、販売もされています。隣の建物には更に値段の高い金魚や、熱帯魚などの水槽がありました。

子どもの頃家の水槽に熱帯魚を買っており、休日は買い物のついでに熱帯魚ショップに行って餌を買ったり水槽を眺めたりしていたのでなんだかもう既に懐かしい気持ちでいっぱいです。1通り眺めたあと、店員さんに声をかけ釣りをしたい旨を伝えると30分400円とのこと。代金を支払って餌と竿を受け取りさあ釣るぞと釣り堀に向かったのですが、仕切りがあって目的の釣り堀に入れません。近くにいた店員さんに声をかけると、どちらをご利用ですかとのこと。首をかしげる私と魁。
「あっちの大きい方です」

実はここには釣り堀が2つあり、片方は金魚の釣り堀でした(金魚の方はただ放し飼いにされてるのだと思っていた)
どうやら私たちが受付してもらったのは金魚の方だったようで。

「今受付されたばかりなら、返金出来ますよ」
とのことだったので先ほどの店員さんに事情を説明すると快く承諾してくださいました。すみませんでした。

気を取り直して大きい方の釣り堀の受付へ。そもそも受付の場所が違いました。
こちらは1時間で950円。餌を受け取り、竿を適当に選んで適当に陰ってる場所に2人で腰を下ろしました。

餌は練り餌なので問題なく付けられます。平日なのでお客さんはまばら。
釣竿はリールがついているタイプしか使ったことがなかったので、引っ張りあげるタイプのものは初体験でした。
練り餌を針につけ涙型に成形して釣り堀にぽちゃん。しばらくするとツンツンと浮きが沈みます。さすが釣り堀。

最初はタイミングが難しく餌を取られて終わっていたのですが、それを繰り返していると魚が寄ってきました。しかも魚影が結構でかい。

そしてとうとう浮きがグン!と引っ張られました。ヒットです!しかしリールがない!どうやって引き上げればいいんだ!!魁ちゃんとわたわたしながら取り敢えず竿を少しずつ持ち上げていきます。魚がかかっています。魚っていうかこれは…鯉だ!!しばらく格闘してなんとか水面ギリギリまで引き上げたのですが釣竿以外何も持っていない霧島。


やばい こっからどうすりゃええんや

水面を泳がせていた鯉の口の中を覗くとなんかもう針を完全に飲み込んじゃってる。どんな勢いで食らいついたんだ。

仕方ないので一旦魁ちゃんに竿を預けて店員さんに助けを求めました。
網を使って引き上げて、針外しをぐいっと口に突っ込んで外して下さいました。なかなかの衝撃映像でした。
そのままリリースしてもらい、ついでに網もお借りしてビクビクしながら続行。

そしてしばらくするとまたヒット。しかもまた針を飲み込んでいる。さっきの店員さんの真似をして網で引き上げたまでは良かったんですが

「…素手じゃ無理くね!?」

すると鯉が暴れて針が抜けました。やった!
網にかかったままビチビチしてる鯉を水に突っ込んで逃がしました。怖かった。


釣り堀で釣りをするなら餌をつつかれるくらいがまったり出来て良いですね。
次は狩猟的な釣りをしたいです。

したらば。
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