ボツネーム公開だぞ~!(誰得) | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

ボツネーム公開だぞ~!(誰得)

どうもこんにちは霧島です。少し間が空いてしまいましたが、最近ミーティングで設定交換をして作品を制作するという課題をやったので、それで作った作品について今日は少し書こうかなと。

私は遊木氏から設定を頂戴しました。時は平安、陰陽師と妖のいる世界で、主人公は両者がお互いの領分を踏み越えた時に世界のバランスを保つために現れ「調停」を行う――――。

今回の私の作品ではほとんど描けていませんが、主人公には幼少期の設定もありました。主人公とは別に安倍清明のキャラクターも設定があがっていたのですが、まずここで私が主人公より清明を気に入るという事態に陥りネーム第一稿はものすごく迷走しましたね…

短編を作るとき、普段は物語(かなりざっくりしたもの)を考えてからキャラクターを詰めるという作り方をすることが多いので、キャラクターありきで話を考えようとするとまず話の方向性が定まらない…しかも自分の中でキャラクターが固まらないのに締め切りはどんどこ近づく…という中で苦し紛れに描いたネームを先ほど読み返したのですが、いやホントに何も掴めてないまま描きだしたんだなと苦笑しました。めっちゃ苦しんでる感がネームからもうかがえる…

それで一回目のミーティングを迎え、中間報告をしたわけですが私のネームは即ボツでしたね。
ただ、それを土台にしてミーティングに臨んだおかげで方向性が自分の中ではっきりしたのはとても助かりました。
家に帰ってプロットから作り直しです。(そもそも第一稿はプロットからもにゃっとしたものしかなかった)

キャラデザも実はきちんとできてなかったので、プロットを練り直してからキャラデザ→シナリオ→ネーム(兼下書き)→ペン入れの途中までで二回目のミーティングを迎えました。
第二稿は、バトルシーンを描きたい!という明確な「描きたいもの」ができていたので、シナリオからのネームはとてもスムーズでした。何より描いていて楽しかったですね。

今回の制作は、創作漫画では初のフルデジタルです。今まではベタ塗りまではアナログでやって、そこからスキャンしてトーンやセリフはデジタル…という手法だったのですが、ホントにね…原稿を取り込みデータ化する作業がものすごく嫌いでね…そのストレスもなかったのは良かったです。デジタルでのベタ塗りはまだ慣れてなくて筆ペンがめちゃくちゃ恋しかったですが…

制作は基本的に、サークル掲示板でメンバーにネームや原稿を読んでもらい、ミーティング当日により詰める、というようなサイクルを繰り返しました。一人でやっているとままゲシュタルト崩壊するので助かります。
ここで重要なのがやっぱり直接会って話せる機会(ミーティング)で、文字ではわかりにく微妙なニュアンスも、面と向かって話していると伝わるし、なにより会話のやり取りの中で明確なビジョンが浮かんでくるんですよね。話ながら、こうしてみようああしてみようと段々頭の中が整理されていく感じです。

私が例えば漫画を描いたり絵を描いたりするのは「描きたいものがある」からなんだなあと今回の制作を通して改めて実感しました。当たり前のことなんですけどそれがなければ本当にそれはただの作業だなあと。なんならなんでこんなことやってんだろ?という負のループに陥りかねないですね…

ここでボツネーム全公開!とかしてもいいんですけどいかんせんボツなので前半だけ載せとこうかな…できればpixivにあげた方を読んで頂ければと思います…




















ふふ…こんな感じでズルズル30Pくらい続くよ(白目)
良ければ完成版を見ていただけると嬉しいです。完成版はこちら

もうキャラクターの性格から全然違うなあ…
今回は制作するにあたって、女性が読む少年漫画的なイメージで制作しました。
次回作は少年漫画…を描きたいのですが、その前に今回勉強したことを生かしつつなにか短編を…描けたらなと思ってるんだけどまだ何も浮かびませんね。散歩にでも行くか。

と、いうわけでボツブン投げただけですが今日はこの辺で。ボツだけじゃなくて本編もみてね。
したらば!
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