弾丸京都旅!~前編~
どうもこんばんは霧島です。11月になりましたね~!そんなわけで京都に行ってきました。(唐突)
10/31、11/1の二日間、京都のみやこめっせで行われた「京都アニメーション&アニメーションDoファン感謝イベント」なるものに参加して参りました。
催しとしてはポスターや原画、スタッフさんの私物やスタジオの再現などの展示ブースと、ステージイベントがあったのですが、運良くステージイベントのチケットが取れたのでそれにも参加してきました。
その中の1つ、「京都アニメーション&アニメーションDoキャラクターデザイン対談」がとてつもなく興味深かったので今日はこれについて少し書こうかなと思います。
壇上に上がられたのは、司会の西岡麻衣子さん、「涼宮ハルヒの憂鬱」、「響け!ユーフォニアム」などの池田晶子さん、「CLANNAD」、「無彩限のファントム・ワールド」の池田和美さん、「日常」、「Free!」シリーズの西屋太志さんです。皆さんそれぞれの作品のキャラデザや作画監督をされています。
まず最初の話題は、それぞれどのようにしてキャラデザをするのか、といことでした。これは作品によって様々で、元々表紙や挿絵がある物を、アニメーションにした時に映えるデザインに調節したり、そもそもの小説の挿絵自体を担当されたり、アニメで一からデザインしたりと色々です。一からデザインする時は、どの絵柄で行こうかをまず考えるということを晶子さんがおっしゃってました。アニメーターという職業柄、「似せて描く」ことが重要で、その作業を繰り返すうちに絵柄のストックが増えていくようです。西屋さんは、自分の絵柄を出せるのは嬉しいとおっしゃってました。
ただ、3人ともが、アニメーターをして「似せて」描くことで、色々な絵を描けるのが楽しいとおっしゃっていて、絵を描くのが本当に好きなんだなあと伝わってくると同時に、描くということを本当に好きでないと務まらない仕事だろうなとも感じました。
その後、3人それぞれがキャラクターを描く時の手元の様子をとらえた映像が上映されました。3人がお互いの描き方、描く順番等にものすごく食いついていたのが印象的でした。私も前のめりで拝見しましたが。
晶子さんは、まず輪郭を描いてから髪の毛、その後目という順番でした。和美さんは、輪郭を描いたり肩に行ったりと色々な所を描いたり消したりする描き方でした。西屋さんは輪郭のあと目を描いていましたが、西屋さんに限っては気分によって色々な所から描くとのこと。
描き方1つとっても個性があってとても面白かったです。
晶子さんのお話では、描き順を真似て描くと似るよね!とのことだったので、私も今度ユーストリームで作画配信される漫画家の村田雄介先生の描き順とか真似て…描いてみようかな……
因みに私は目から描きます。←
続いては、参加者からの事前の質問である「学生時代にどれだけ絵の練習をしたか」ということについてでした。
晶子さんは中高の間、鉛筆描きでずっと漫画を描いていたとのことでした。とにかく早く友達に読んで欲しくて授業中も机の隅で描いていたとか…
和美さんは、クロッキーが勉強になったとおっしゃってたのですが、中でも、モデルをそのまま書き写すのではなくて、中の筋肉や骨を描くのが良いとおっしゃってました。さらっと言ってたけどこれは元々筋骨の構造がわかってないと出来ない事ですね……まずどこにどんな骨や筋肉があって、それがどう動くとどのように変化するのかを把握してなければすらすらクロッキーは難しい……まずは構造から勉強します……
西屋さんは他のお2人とは少し違って、京アニに入社してから頑張ったとのことでした。(それまでにどれだけ描けていたのかも、そこからどれだけ頑張ったのかもわかりませんが)何にせよ始めるに遅いことはないのだと……思い込んで私も頑張りたいとおもいます……。
ステージを拝見しながら、絵を描く人というのは多かれ少なかれ他の人がどうやって描いているのかとか、何を参考にしてるのかとか、作り方とかを気にするし、あわよくば盗んでやろうとするし、そういう貪欲な所が成長に絶対必要なんだと改めて実感しました。他の物事にも同じことは言えるのかも知れませんが。
1時間ほどのステージでしたが、本当に楽しくて中身の濃い時間を過ごせたと思います。これだけでも京都に行った意味は十分にあったなと。
展示のスペースは、写真撮影出来る部分が限られていたので資料はほとんどないのですが、実際のアニメの原画や設定資料の展示の他に、普段スタッフさんたちが愛用している道具の展示などが面白かったです。そこに未公開のラフスケッチなどもあってとても……興奮しました……
また、スタジオを再現したスペースがあり、実際にスタッフさんたちが作業を見せてくれました。原画から撮影までのデスクが並んでおり、そこでの作業を見られるという……贅沢過ぎかな……
1枚1枚原画の間を繋ぐ動画の作業をしていたスタッフさんは、その違いを説明してくれたりしてとてもありがたかったです……
設営等もスタッフさんたちがされたようで、普段の仕事も大変でしょうに本当にありがたいイベントだったと思います。その熱量を持って、あのクオリティの高いアニメが世に生み出されているのかと思うとたまらないですね……
仕事終わりに夜行バスに飛び乗ってのイベント参加でしたが、とても良い時間を過ごせました。改めて京都アニメーション、及びアニメーションDoのスタッフの皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした…!!これからも応援しております…!!
ゆるっと旅行記を書こうと思ってたんだけど思いがけず長くなったので京都旅行記後編はまた後日にします。
手元にあった本をちらっと描きうつしてみた↓


したらば!
rin
10/31、11/1の二日間、京都のみやこめっせで行われた「京都アニメーション&アニメーションDoファン感謝イベント」なるものに参加して参りました。
催しとしてはポスターや原画、スタッフさんの私物やスタジオの再現などの展示ブースと、ステージイベントがあったのですが、運良くステージイベントのチケットが取れたのでそれにも参加してきました。
その中の1つ、「京都アニメーション&アニメーションDoキャラクターデザイン対談」がとてつもなく興味深かったので今日はこれについて少し書こうかなと思います。
壇上に上がられたのは、司会の西岡麻衣子さん、「涼宮ハルヒの憂鬱」、「響け!ユーフォニアム」などの池田晶子さん、「CLANNAD」、「無彩限のファントム・ワールド」の池田和美さん、「日常」、「Free!」シリーズの西屋太志さんです。皆さんそれぞれの作品のキャラデザや作画監督をされています。
まず最初の話題は、それぞれどのようにしてキャラデザをするのか、といことでした。これは作品によって様々で、元々表紙や挿絵がある物を、アニメーションにした時に映えるデザインに調節したり、そもそもの小説の挿絵自体を担当されたり、アニメで一からデザインしたりと色々です。一からデザインする時は、どの絵柄で行こうかをまず考えるということを晶子さんがおっしゃってました。アニメーターという職業柄、「似せて描く」ことが重要で、その作業を繰り返すうちに絵柄のストックが増えていくようです。西屋さんは、自分の絵柄を出せるのは嬉しいとおっしゃってました。
ただ、3人ともが、アニメーターをして「似せて」描くことで、色々な絵を描けるのが楽しいとおっしゃっていて、絵を描くのが本当に好きなんだなあと伝わってくると同時に、描くということを本当に好きでないと務まらない仕事だろうなとも感じました。
その後、3人それぞれがキャラクターを描く時の手元の様子をとらえた映像が上映されました。3人がお互いの描き方、描く順番等にものすごく食いついていたのが印象的でした。私も前のめりで拝見しましたが。
晶子さんは、まず輪郭を描いてから髪の毛、その後目という順番でした。和美さんは、輪郭を描いたり肩に行ったりと色々な所を描いたり消したりする描き方でした。西屋さんは輪郭のあと目を描いていましたが、西屋さんに限っては気分によって色々な所から描くとのこと。
描き方1つとっても個性があってとても面白かったです。
晶子さんのお話では、描き順を真似て描くと似るよね!とのことだったので、私も今度ユーストリームで作画配信される漫画家の村田雄介先生の描き順とか真似て…描いてみようかな……
因みに私は目から描きます。←
続いては、参加者からの事前の質問である「学生時代にどれだけ絵の練習をしたか」ということについてでした。
晶子さんは中高の間、鉛筆描きでずっと漫画を描いていたとのことでした。とにかく早く友達に読んで欲しくて授業中も机の隅で描いていたとか…
和美さんは、クロッキーが勉強になったとおっしゃってたのですが、中でも、モデルをそのまま書き写すのではなくて、中の筋肉や骨を描くのが良いとおっしゃってました。さらっと言ってたけどこれは元々筋骨の構造がわかってないと出来ない事ですね……まずどこにどんな骨や筋肉があって、それがどう動くとどのように変化するのかを把握してなければすらすらクロッキーは難しい……まずは構造から勉強します……
西屋さんは他のお2人とは少し違って、京アニに入社してから頑張ったとのことでした。(それまでにどれだけ描けていたのかも、そこからどれだけ頑張ったのかもわかりませんが)何にせよ始めるに遅いことはないのだと……思い込んで私も頑張りたいとおもいます……。
ステージを拝見しながら、絵を描く人というのは多かれ少なかれ他の人がどうやって描いているのかとか、何を参考にしてるのかとか、作り方とかを気にするし、あわよくば盗んでやろうとするし、そういう貪欲な所が成長に絶対必要なんだと改めて実感しました。他の物事にも同じことは言えるのかも知れませんが。
1時間ほどのステージでしたが、本当に楽しくて中身の濃い時間を過ごせたと思います。これだけでも京都に行った意味は十分にあったなと。
展示のスペースは、写真撮影出来る部分が限られていたので資料はほとんどないのですが、実際のアニメの原画や設定資料の展示の他に、普段スタッフさんたちが愛用している道具の展示などが面白かったです。そこに未公開のラフスケッチなどもあってとても……興奮しました……
また、スタジオを再現したスペースがあり、実際にスタッフさんたちが作業を見せてくれました。原画から撮影までのデスクが並んでおり、そこでの作業を見られるという……贅沢過ぎかな……
1枚1枚原画の間を繋ぐ動画の作業をしていたスタッフさんは、その違いを説明してくれたりしてとてもありがたかったです……
設営等もスタッフさんたちがされたようで、普段の仕事も大変でしょうに本当にありがたいイベントだったと思います。その熱量を持って、あのクオリティの高いアニメが世に生み出されているのかと思うとたまらないですね……
仕事終わりに夜行バスに飛び乗ってのイベント参加でしたが、とても良い時間を過ごせました。改めて京都アニメーション、及びアニメーションDoのスタッフの皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした…!!これからも応援しております…!!
ゆるっと旅行記を書こうと思ってたんだけど思いがけず長くなったので京都旅行記後編はまた後日にします。
手元にあった本をちらっと描きうつしてみた↓


したらば!
rin