変わらないもの | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

変わらないもの

どうも遊木です。

実は今月でRW創設4周年を迎えました。
まぁ最初の半年はメンバーの半分が大学4年で卒業制作に追われ、しかも途中で震災があったのでなかなか調子よく活動できませんでしたが、4年間を通して様々な人と出会い、別れ、いろんなことを経験させて貰ったなぁと思っております。


そういえば先日は、台風直撃間近に母校の文化祭に行ってきました。
今までは隔年で行っていた文化祭も、今年から毎年やるようになったそうで。やっぱり入学する生徒が少ないからですかね?
実は卒業後も2回文化祭にはお邪魔しているのですが、その2回ともOG会が主催する出店の手伝いをしていたので、のんびりまったり見学したのは今回が初めてでした。
(在学中はどこかを見学する余裕とかなかったですし…)
校舎を見て回ったり、お世話になった先生方を探したり、歩き回りながらノスタルジーを満喫しました。
講堂での舞台発表は、演劇部、クラシックギター部、バトン部、ダンス部を見ましたが、ちょうど演劇部がやった内容が、一緒に来ていた子(元演劇部)の初舞台の演目と同じだったので、すごい喜んでいましたね。最後のダンス部も、見終わった後来ていた面子全員で「なんかコレ見ると安心するわ」と口を揃えるぐらい、相変わらずの雰囲気でした。
いや、何なんですかね…在学生を見ると、端々に自分たちがいた頃との違いを見つけてちょっとセンチになるのですが、その中で変わらないものもあるんだと感じると、これまたセンチメンタルになります。

変わらないと言えば中3の時の担任が、顔も体系も変わってなくて恐れ戦きました。
担任だった頃は、彼女今の自分たちより若かったのに…こりゃ海外から日本人若いって言われますわ…。

そして自分が所属していた部活には、まぁ当然もはや知っている後輩はいないので、らくがきコーナーに「平成〇年度部長参上」とだけ残してきました。


あと、元クラスメイトの現状を何人か教えて貰ったのですが…なんつーか、うちのクラスの夢実現率の高さよ…。
いや、もうこれ自慢なんですけど(ぇ)、かつて声優になりたいと言っていた子は声優になり、歌手になりたいと言っていた子はこの間メジャーデビューし、ダンスを頑張っていた子は大会で入賞して振付師になり、学校の先生になりたいと言った子は元気に教師をやり、保母さんになりたいと言った子もしっかりと続けている…。
その他にも、かつてなりたいと言っていた職業そのものに就けていなくても、その途中段階にいたり、少し系統は変わっても近いことをしていたり…なんていうか、みんなすげぇな!30人もいないクラスで、しかも別に特別な科(芸能科とか特進科とか)でもない普通クラスだったのに…。
まぁでもぶっちゃけますと、ウチのクラスは頭が良いわけでも運動が特別強いわけでもなかったのですが、校内の合唱コンクールや文化祭的な行事ではものすごい威力を発揮するクラスでした。あと、高3のときは部活の部長副部長率が異様に高かったですね…。

私はすごくクラスに愛着があったし、とても恵まれたクラスだと当時から思っていましたが、正直言うとそれはあくまでも「学生の域」の話だと思っていました。でも、こうして5年10年(はまだ経ってないけど)過ぎた今になってかつての仲間の話を聞くと、当時、馬鹿正直に目の前のことに取り組み、精一杯のエネルギーでぶつかっていたことは何一つ無駄ではなかったんだと証明されたようで、なんだか込み上げるものがあります。

いや、自分の元クラスメイトを自慢できるというのは幸せなことですね。


歳を負うごとに背負わなくてはいけないものが増え、諦観した考え方や現実的な視野を身に着けていくと、妙に引き際とか諦め時という言葉が脳裏を過り易くなります。でも、そんな中でふとした拍子に学生時代のことを思い出すと、まだ自分は頑張れる、粘れる、という気持ちになります。人間のいざというときの根性は、人生の中で一回でも本気で物事にぶつかったことがあるのかで大きく左右されるのかもしれません。
この感覚は死ぬまで忘れないようにしたいなぁと思いました。


サークルでもうまく進まないとき、うまくかみ合わないこと、今後もいろいろ出てくるでしょう。そういうときも、学生時代に身に着けたものを大切に、創作活動をしていきたいです。

aki