『BOOTH』がリリースされましたね
どうも遊木です。
本日は赤司くんの誕生日ですね~。
もっと派手な演出絵で「赤司征十郎!爆誕!」って感じにしようかと思ったのですが、自重して普通に前髪あり帝光時代赤司くんを描いておきました。

さて、先日の12/19にピクシブがネットショップ作成サービス『BOOTH』をリリースしました。

個人的に、この『BOOTH』は面白い試みだと思います。
始まったばかりで実際はどのくらい機能するのかはまだ未知数ですが、私は従来の同人業界において、この「売る」という点は一番の穴だと思っていました。
同人業界において「作る」「発表する」「見る」「買う」までは、一定のサイクルが出来上がり、各項目が確立、連携して活発な流れが出来上がっています。しかし「売る」に関しては、数年前よりは格段に敷居が低くなってはいますが、やはりまだ他の項目より一段高いところに位置していることは確かでしょう。(もちろん、「売る」までに至る作品の質を生み出せる人間が限られていることもありますが)
同人業界において、「売る」手段の定番と言えばもちろんコミケなどのイベントでしょうが、このイベントも、買う側ばかりが散財のネタによくあげられますが、売る側の負担も馬鹿になりません。
例えばコミックマーケットなら、応募して受かろうが落選しようが、まず申し込みセットを入手するための1000円がかかります。仮に受かったとしたら、1スペースごとに7000円以上の費用が必要です。
もちろんサークルとして出るのだから、自分のスペースに置くための物を用意するのが普通でしょう。同人誌なら、人にもよりますが印刷代で1万~2万かかるのは当たり前、スペース装飾にまで凝れば、もっと高い費用が必要になります。
当然販売したものがすべて売れる保障などないし、一つも売れないことだって普通にあります。そう考えると、欲しいものをちゃんと手に入れて諭吉を失う買う側より、売る側の方がよっぽど財布の中身も精神的にも大赤字です。
だから同人活動は、収支のバランス云々は初めから度外視で、好きだから、気持ちが満たされるからという、精神的、経済的自己満足に耐えられる人だけが可能という大前提ができあがっているのだと思います。
同人活動において、好きだからやってる、というのが原点なのは当然ですが、やはり作るからにはより多くの人に見て貰いたい、自分の作品に価値を付けてくれる人がいるのなら買ってもらいたい、そう思うのが人間の当然の心理でしょう。この『BOOTH』というシステムは、そんな人間の心理をくみ取って、「売る」側の現実的な負担を少しでも軽くし、「売る」ことを「作る」「発表する」「見る」「買う」の流れの一部にうまく溶け込ませる可能性を秘めていると思います。そして「売る」ことの敷居がさらに低くなれば、より多く何かを「作る」機会も人も増えていきます。
「作る」「発表する」「見る」「買う」、そして「売る」。
これらがうまく噛み合っていけば、さらに同人業界、ひいては“創作”というジャンルがさらに活発化していくことでしょう。物を生み出す人間にとって、とても嬉しいことです。
可能性は未知数。
ぜひこの『BOOTH』という機能が創作を愛している人たちにとって、助けになるようなものになれば良いなぁと思っています。
aki
本日は赤司くんの誕生日ですね~。
もっと派手な演出絵で「赤司征十郎!爆誕!」って感じにしようかと思ったのですが、自重して普通に前髪あり帝光時代赤司くんを描いておきました。

さて、先日の12/19にピクシブがネットショップ作成サービス『BOOTH』をリリースしました。

個人的に、この『BOOTH』は面白い試みだと思います。
始まったばかりで実際はどのくらい機能するのかはまだ未知数ですが、私は従来の同人業界において、この「売る」という点は一番の穴だと思っていました。
同人業界において「作る」「発表する」「見る」「買う」までは、一定のサイクルが出来上がり、各項目が確立、連携して活発な流れが出来上がっています。しかし「売る」に関しては、数年前よりは格段に敷居が低くなってはいますが、やはりまだ他の項目より一段高いところに位置していることは確かでしょう。(もちろん、「売る」までに至る作品の質を生み出せる人間が限られていることもありますが)
同人業界において、「売る」手段の定番と言えばもちろんコミケなどのイベントでしょうが、このイベントも、買う側ばかりが散財のネタによくあげられますが、売る側の負担も馬鹿になりません。
例えばコミックマーケットなら、応募して受かろうが落選しようが、まず申し込みセットを入手するための1000円がかかります。仮に受かったとしたら、1スペースごとに7000円以上の費用が必要です。
もちろんサークルとして出るのだから、自分のスペースに置くための物を用意するのが普通でしょう。同人誌なら、人にもよりますが印刷代で1万~2万かかるのは当たり前、スペース装飾にまで凝れば、もっと高い費用が必要になります。
当然販売したものがすべて売れる保障などないし、一つも売れないことだって普通にあります。そう考えると、欲しいものをちゃんと手に入れて諭吉を失う買う側より、売る側の方がよっぽど財布の中身も精神的にも大赤字です。
だから同人活動は、収支のバランス云々は初めから度外視で、好きだから、気持ちが満たされるからという、精神的、経済的自己満足に耐えられる人だけが可能という大前提ができあがっているのだと思います。
同人活動において、好きだからやってる、というのが原点なのは当然ですが、やはり作るからにはより多くの人に見て貰いたい、自分の作品に価値を付けてくれる人がいるのなら買ってもらいたい、そう思うのが人間の当然の心理でしょう。この『BOOTH』というシステムは、そんな人間の心理をくみ取って、「売る」側の現実的な負担を少しでも軽くし、「売る」ことを「作る」「発表する」「見る」「買う」の流れの一部にうまく溶け込ませる可能性を秘めていると思います。そして「売る」ことの敷居がさらに低くなれば、より多く何かを「作る」機会も人も増えていきます。
「作る」「発表する」「見る」「買う」、そして「売る」。
これらがうまく噛み合っていけば、さらに同人業界、ひいては“創作”というジャンルがさらに活発化していくことでしょう。物を生み出す人間にとって、とても嬉しいことです。
可能性は未知数。
ぜひこの『BOOTH』という機能が創作を愛している人たちにとって、助けになるようなものになれば良いなぁと思っています。
aki