おいでませ! | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

おいでませ!

どうもこんばんは霧島です。四日間ほど帰省しておりました。

電車の停車時間が10分以上とかが常なので、席に座ってまったり文章書いてます。1個乗り遅れると大変だよ。←


さて、私山口県出身なのですが、丁度豊浦のコスモス祭りの開催期間だったので、中学校の時の友人たちと行って参りました。地元駅から山陰線で川棚温泉という駅まで、40分ほど電車に揺られる旅でございます。

家から最寄り駅までは歩いて30分ほどかかるのでバスに乗ります。バス車内で友人一人目と合流。そのまま駅に向かい、30分くらい電車を待ちます。(これが田舎の普通です)

やっと来た電車に乗り込み、いざ川棚へ!

$乱歩酔歩



友「やっと来たね~、あれ?でも電車くるのちょっと早くない?」

霧「大丈夫よ、8分の電車やもん(腕時計を見ながら)」

アナウンス「次は新下関、新下関です」

2人「「……」」

友「…これ山陽線やない?」


はい乗りまちがえたー!
山陽本線と山陰本線があり、両方同じホームを使うのですが、線路は私たちが乗った駅から少し進むと二またに分かれておりもちろん道が異なります。

あろうことか、私の腕時計が少し進んでおりました。
30分も間隔があるのに、まさか3分前に違う路線の電車がくるとは!←

もう一人の友人は、違う駅からすでに正しい電車に乗っていたので、ひとまず梶栗郷台地という恐らく今まで降りたことのないであろう駅で一度降りてもらいました…まじごめん…

間違えた二人組(私)は、一度始めの駅に戻り、そこからまた更に20分ほど待って、ようやく正しい電車に乗りました。ここでまさかの1時間近くのロス。田舎での電車の乗り間違えはガチで命取りです←
山道ですからガタガタとものすごく揺れます。ひどい所では座席ごとバウンドして軽いアトラクションです。

さてさて、もう一人の友人とも合流して、駅から出ているシャトルバスで会場まで向かいます。バスに揺られること5分弱。無事、豊浦コスモス祭り会場に着きました。入口付近で入場券を購入。ちなみに市民は半額でしたが私はもう市民じゃないので定額でした…つっても200円なんですけどね。
祭りと言うだけあって、コスモス畑の前には沢山の出店が。昼食はここで適当に買います。と、その前にコスモス鑑賞。


今年はどうも台風の影響でなぎ倒されたコスモスが多かったようですが、それでも会場奥に進むに連れて、沢山のコスモスが可憐に咲き誇っておりました。

子どもの頃はコスモスの背が高くて迷子になりかけたりもしましたが、今はもうそんなこともなく。

広々としたコスモス畑を、日傘とカメラを両手にぐるり。写真も沢山撮ったのですが、どうも私にはセンスがないようでなんだかイマイチでした。いいんだ、心のフィルムに収めたから←

$乱歩酔歩


ひと通りコスモスを満喫してから、缶バッチや入浴剤なんかを作るコーナーがあったので、子どもたちに混じって缶バッチ作ってきました。

マジックや色鉛筆を使って紙に直接デザインを描き、それがそのまま缶バッチになります。
出来上がりはさておき(←)、まるで中学時代に戻ったかのような楽しいひと時を過ごすことができました。本当は入浴剤も作るつもりだったんだけど…色々お店まわってるうちに忘れてた。←

コスモスも堪能したことだしそろそろお昼ごはん…
というところで、私たちは新たな発見をしました。


$乱歩酔歩

アサギマダラです。フジバカマにものすごい数の蝶。
未だかつてこんなに蝶が一所に集まっているのを、私は見たことがありません。
おまけに、蝶たちも花の蜜を吸うのに必死で、人間が近づいてもちょっとやそっとじゃ逃げません。むしろ簡単に捕まえられる。

カメラを構えながシャッターチャンスを今か今かと待ち続けたのですが、どうにも私が撮るとピンぼけするのでこちらも心のフィルムに以下略。

黒い身体に真っ白な斑点のある、羽の模様の美しい蝶でした。(正直胴体はちと気持ち悪かった)
途中、マダラがカマキリに捕食されているというショッキングな現場を目撃しつつ、私たちもそろそろ小腹が減ったので昼食にすることとなりました。


屋台で適当に焼き鳥やら焼きそばやら飲み物を買いこみます。

「祭りと言えば肉よね!」

と言いながら串にささった牛肉の塊(ステーキ)を両手に持ってにこやかに微笑んだのは、私ではなく友人です。←

昼食を済ませ、今度はフリーマーケットに向かいました。
そこで友人が5点程買い物したのですが、値段の付いてない商品もありました。

「まけてもらおー」
とにこにこしながら店員さんに声をかける友人。

「これくださーい」

「あー、100円でええよ!」

戻ってきた友人は「うち200円て言おうとしたのにー」と笑っていました。

こうゆうざっくりした感じ、とても好きです。


それからまた、蝶と戯れたりウサギを愛でたりして、次の目的地に向かうことに致しました。


友1「隠れカフェがあるんよ!」

友2「え?初耳!」

友1「去年も行ったやん!忘れたん?」   

友2「え?だってあそこウチの中ではピザ屋やもん」

霧「…一緒に同じとこに行ったんよね?」

何やら美味しいティラミスがあると言うピザ屋?に一行は向かうこととなりました。


$乱歩酔歩

なんだか南イタリアっぽい感じの、おしゃれなお店。
パスタやピザ、ショーウィンドウに並んだケーキ。

しばらく歩いてまた小腹が減っていたので、ケーキセットを頂くことに。

$乱歩酔歩

ショコラータとアイスカフェオレ、ベリーのショートケーキにラズベリーのソーダ、ティラミスにキャラメルラテ、を注文。どれもちょうどいい甘さで飲み物とも実によく合う。

ピザも生地が絶妙だそうで、次回はもっとがっつりお腹を減らして行きたいと思います。

とても可愛らしいお店だったけど、トイレにバスタブが合ったのは斬新だった。入れないようになってはいたけど。

そのお店でしばらくまったりしてから、またシャトルバスに乗り込みました。途中一度乗り換えがあるのですが、その近くにお馬さん発見。
$乱歩酔歩


こちらは柵の外に生えている雑草を必死で食んでおりました。
$乱歩酔歩

ちなみに乗馬クラブが近くにあるらしい。


一頻り自然を堪能したあと、地元駅に戻りました。
その後も夜まで地元近辺で遊び倒して帰宅。


年に一度帰ればまだいい方、というほど帰省する回数の少ない私ですが、それでもこうして変わらず迎えてくれる家族や友人がいることは本当に幸せだなあと思います。

この人たちがいれば、多分私は大丈夫だなあ。

なんだかよくわからないけれど、そんなことを漠然と思った。

電車は2~30分おきだし、お年寄りが多いからバスが遅れるのはザラだし、10分近く歩かないとコンビニはないし、車がないとまあ不便なところだけど、私は地元が大好きです。おいでませ山口。

以上、プチ旅行記でした。

rin