進撃アニメ22話についてアレコレ
遊木です。
眠いですが夢の世界に旅立つ前に少々。
毎週楽しく進撃アニメ見させて貰ってますが、22話に関してちょっと思うところがあったので、たまにはこういうのも書いてみようかなと。あと諫山先生もブログでちょっと書き込みしていましたし。
話の流れ的にも結構デリケートな部分だったので、あの22話の演出は賛否両論分かれるんだろうなぁと思って見ていましたが、ネットを見回すとやっぱりそのようですね。
私はどの作品においてもやや原作厨ですが、進撃は他のアニメ化された作品などと比べて、比較的原作が大事にされている方だと思っています。けれどまぁメディアの違いというものがあるので、100%原作通りにはいかないことは理解できますし、むしろ作品によってはするべきでないとも思っています。
で、進撃の22話ですが。
まぁ論点はもちろんアニメオリジナルのシナリオ部分ですよね。言わずもがな遺体回収云々の描写です。ネットを見回すと、「すごく良かった」という人と「あれはない」という人とガッツリ二極化しているようですが、私個人の意見としては「悪くはないんだがやり過ぎ」という感じです。
そもそも私は以前より、進撃アニメは兵長の演出がちょっと好きじゃありませんでした。っていうかツイッターでも散々「神谷さんはちょっと違ぇだろぉ!」と呟いてましたが、(いや、神谷さんは好きなんですけど)声もさることながら、微妙にアニメで追加されているシーン、はしょられているシーン、それらが、原作で持っていた兵長のイメージとあまりにも違って…。っていうと、そもそもエレンも印象が違うのですが、なんていうかエレンは「少年漫画をアニメ化した」上ではまぁ許容範囲だった感じです。
個人的に原作で持っていた兵長のイメージは、出番が決して多いわけでもなく、セリフが多いわけでもなく、モノローグもほぼ皆無、おまけに表情も豊かじゃない…けれど、そのカリスマ性が納得できる雰囲気や人間らしい情が何故か伝わってくる、そんな人物でした。
正直、こういった難しいさじ加減の演出がすごく好きだったので、アニメの22話は兵長に視点を当てすぎて、なんでしょう…ちょっと胸焼けといいますか。
作者がブログでも触れていたように、そもそもちょっと世界観というか進撃の設定的に違和感を覚える演出があったり(壁外なのにアルミンやジャンが遺体回収してたあたりなど)、兵長が部下のエンブレムを切り取って持ち帰るのとかも違和感がありました。兵長はそういうことすらしない人だと勝手に思っています。
っていうか個人的には、この死体、エンブレムを持ち帰る~の描写を入れてしまったが故に、その前の回で、全滅したリヴァイ班の死体を兵長が無言で見つめていたシーンのインパクトが薄れてしまったなと感じました。わざわざ兵長に「(自分の部下の)死体を捨てろ」なんて言わせる演出にしなくても、このシーンだけで彼の心中は表現できていたと思います。
より悲惨な現実を表現したかったのかなぁというのと、公式サイトを見るとアニメスタッフさんに「一コマで食われるキャラも一人の人間として表現したい」という意図があり、その上でアニメオリジナルのシナリオが組まれているということは察しがつきます。その辺は、トロスト区奪還のときのリコの台詞とかからも思っていました。
でも、どこかのサイトでも書き込みしてあったのですが、進撃は世界は残酷だという表現があっても、世界の悲惨さを表現している作品ではないと思いますし、そもそも世界の悲惨さを訴える作品でもないと思っています。
だからこそ22話の遺体を捨てるシーンは、進撃の世界においては蛇足な気がしてしまいました。
確かに胸にくるシーンではありましたが、でもそのシーンを追加したが故に、最後のぺトラ父と兵長のシーンのインパクトが薄れた気がします。原作でもあそこは胸にぐっとくる場面で、7巻は独特の読後感がありました。アニメは、オリジナルシーンを増やしたが故にこの「独特の読後感」を弱めてしまったなぁと感じています。
アニメ進撃は、オリジナルでもちょっとしたシーンの追加演出や構成とかはすごくいいと思います。イアンの死に際とか、女型を足止めしようとするジャンたちの演出とか、訓練兵のときの時間軸の構成とか。
何よりBGMがダントツで好きです。BGMが入るだけで「このシーンこんなカッコ良かったのかよ!」とか思ったりします。
でもだからこそ、これは他の作品に対してもですが、オリジナルシナリオの部分はすごく気を使って表現して欲しいなぁと思います。
と、なんかずらずら語りましたが、ようするに22話は原作厨からすると、ちょっともやもやが残る回だったなぁという話です。
っていうか!
個人的な欲望を言うならミカサ&リヴァイでエレンを救出するシーンを、もう少し丁寧にやって欲しかったっていうか堪能したかった!!この3人好きなんだよ!!(本音)
aki
眠いですが夢の世界に旅立つ前に少々。
毎週楽しく進撃アニメ見させて貰ってますが、22話に関してちょっと思うところがあったので、たまにはこういうのも書いてみようかなと。あと諫山先生もブログでちょっと書き込みしていましたし。
話の流れ的にも結構デリケートな部分だったので、あの22話の演出は賛否両論分かれるんだろうなぁと思って見ていましたが、ネットを見回すとやっぱりそのようですね。
私はどの作品においてもやや原作厨ですが、進撃は他のアニメ化された作品などと比べて、比較的原作が大事にされている方だと思っています。けれどまぁメディアの違いというものがあるので、100%原作通りにはいかないことは理解できますし、むしろ作品によってはするべきでないとも思っています。
で、進撃の22話ですが。
まぁ論点はもちろんアニメオリジナルのシナリオ部分ですよね。言わずもがな遺体回収云々の描写です。ネットを見回すと、「すごく良かった」という人と「あれはない」という人とガッツリ二極化しているようですが、私個人の意見としては「悪くはないんだがやり過ぎ」という感じです。
そもそも私は以前より、進撃アニメは兵長の演出がちょっと好きじゃありませんでした。っていうかツイッターでも散々「神谷さんはちょっと違ぇだろぉ!」と呟いてましたが、(いや、神谷さんは好きなんですけど)声もさることながら、微妙にアニメで追加されているシーン、はしょられているシーン、それらが、原作で持っていた兵長のイメージとあまりにも違って…。っていうと、そもそもエレンも印象が違うのですが、なんていうかエレンは「少年漫画をアニメ化した」上ではまぁ許容範囲だった感じです。
個人的に原作で持っていた兵長のイメージは、出番が決して多いわけでもなく、セリフが多いわけでもなく、モノローグもほぼ皆無、おまけに表情も豊かじゃない…けれど、そのカリスマ性が納得できる雰囲気や人間らしい情が何故か伝わってくる、そんな人物でした。
正直、こういった難しいさじ加減の演出がすごく好きだったので、アニメの22話は兵長に視点を当てすぎて、なんでしょう…ちょっと胸焼けといいますか。
作者がブログでも触れていたように、そもそもちょっと世界観というか進撃の設定的に違和感を覚える演出があったり(壁外なのにアルミンやジャンが遺体回収してたあたりなど)、兵長が部下のエンブレムを切り取って持ち帰るのとかも違和感がありました。兵長はそういうことすらしない人だと勝手に思っています。
っていうか個人的には、この死体、エンブレムを持ち帰る~の描写を入れてしまったが故に、その前の回で、全滅したリヴァイ班の死体を兵長が無言で見つめていたシーンのインパクトが薄れてしまったなと感じました。わざわざ兵長に「(自分の部下の)死体を捨てろ」なんて言わせる演出にしなくても、このシーンだけで彼の心中は表現できていたと思います。
より悲惨な現実を表現したかったのかなぁというのと、公式サイトを見るとアニメスタッフさんに「一コマで食われるキャラも一人の人間として表現したい」という意図があり、その上でアニメオリジナルのシナリオが組まれているということは察しがつきます。その辺は、トロスト区奪還のときのリコの台詞とかからも思っていました。
でも、どこかのサイトでも書き込みしてあったのですが、進撃は世界は残酷だという表現があっても、世界の悲惨さを表現している作品ではないと思いますし、そもそも世界の悲惨さを訴える作品でもないと思っています。
だからこそ22話の遺体を捨てるシーンは、進撃の世界においては蛇足な気がしてしまいました。
確かに胸にくるシーンではありましたが、でもそのシーンを追加したが故に、最後のぺトラ父と兵長のシーンのインパクトが薄れた気がします。原作でもあそこは胸にぐっとくる場面で、7巻は独特の読後感がありました。アニメは、オリジナルシーンを増やしたが故にこの「独特の読後感」を弱めてしまったなぁと感じています。
アニメ進撃は、オリジナルでもちょっとしたシーンの追加演出や構成とかはすごくいいと思います。イアンの死に際とか、女型を足止めしようとするジャンたちの演出とか、訓練兵のときの時間軸の構成とか。
何よりBGMがダントツで好きです。BGMが入るだけで「このシーンこんなカッコ良かったのかよ!」とか思ったりします。
でもだからこそ、これは他の作品に対してもですが、オリジナルシナリオの部分はすごく気を使って表現して欲しいなぁと思います。
と、なんかずらずら語りましたが、ようするに22話は原作厨からすると、ちょっともやもやが残る回だったなぁという話です。
っていうか!
個人的な欲望を言うならミカサ&リヴァイでエレンを救出するシーンを、もう少し丁寧にやって欲しかったっていうか堪能したかった!!この3人好きなんだよ!!(本音)
aki