そう考えると日常が少し楽しく見えてくる。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

そう考えると日常が少し楽しく見えてくる。

遊木です。
ついに12月に入ってしまい恐れ慄いています。
東京では明朝雪が降るとかなんだとか。そんな日には炬燵でミカンが人類の幸せです。


さてさて、サイトにて漫画「日常の隣り」が更新されました。

乱歩酔歩


というわけで、作品説明をば。

まずこの作品は以前のブログで書いた通り、「屋外モチーフ制作」ゼミの成果物として制作したものです。屋外で見たもの感じたもの聞いたものなどをモチーフに制作をする、というゼミですが、今回は「三溪園」で感じたものがモチーフでした。


さてこの作品の世界観ですが、一応現代です。
実は私たちが三溪園にいた、まさに同じ時間同じ場所で、実はこういうやりとりが、自分たちのすぐ近くであったのではないかという妄想が、この漫画の設定を考える上でのきっかけ。

実は自分たちの世界のすぐ隣りには、目には見えない住人がいて、突然吹いた風や、草木が擦れる音は、彼らが起こしたものかもしれない。
もしかして私たちが日常の中で、当たり前と見過ごしているたくさんのことは、彼らが「自分たちはここにいるんだよ」と起こす、必死のアピールなのかもしれない。

そう考えると、世界が少し広がって見える。
そう考えると、世界が少し楽しく見える。
そう考えると、日常の些細なことが、大切に思えてくる。



というような、コンセプト。
狐と烏の組み合わせや、古風な言葉使いなどは、単なる私の趣味です。
狐は風を操れて、銀杏を季節に合わせて染め上げるという役割を持っています。烏は保護者。
…おや、ヒエラルキーがおかしい。

実は烏は結構現代の文化(特にサブカル)が好きで、たまに2ch用語とかを使ったりするという裏設定もありましたが…まぁ出てくることはなかった。

そして狐は魔性のツンデレである←


長編漫画は設定を考えるのが好きですが、短編は言葉のやりとりを考えるのが一番好きかもしれないです。
もっと高頻度で漫画をあげたいなぁ。



その他のメンバーの成果物は、後日発表されたりすると思うのでお楽しみに~

aki