金環日食までの道のり…諦めたらそこで試合終了だよ | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

金環日食までの道のり…諦めたらそこで試合終了だよ

どうも遊木です。
今更ながら、ひそかに行われた「Random Walk特別企画~金環日食+αを探して~」のレポをば。ぶっちゃけ記憶薄れてるので、そういうところは妄想で補います。

ちなみに参加者は遊木、須々木、霧島、魁という懐かしきRW初期メンバーです。


まずスタートは前日の夜から。
みんな仕事が終わった後に横浜本部へ集合。
ぶっちゃけ須々木&遊木は酒もそこそこにばっちり睡眠をとる気だったが、霧島&魁は「は?何言ってんの?寝ないし」と言わんばかりにアルコールを持参。この時点で布団に入るという選択肢は泡になって消えた。

じゃぁ酒の肴は何にすんべぇということになるわけだが、ちょうどよく現在進行中の雑誌制作で使われるアンケートの集計結果が出たので、その話題で盛り上がることに決定。
ちなみにアンケートは「サークルで〇〇な人は誰だ!」的な、まるで高校の卒業アルバムみたいなものです。全50問というところが地味に多い。

さて、ひとつずつ結果発表をしていったわけだが…正直とても盛り上がった。

まぁ詳しい結果は雑誌をお楽しみに!という感じだが、これで軽く2時間半は時間を費やせたので、その後は身のあるようなないような話で盛り上がる。
酒が入っていれば基本なんでも楽しめるのがうちのメンバーの長所だな。
…酒がなくても楽しそうだな…。


さて、世も明けたころ、いい感じの酔っ払いになった我々は少し早めに出発をした。
というのも、金環日食を見ようとしている場所のすぐ近くで、われらがやすじーが働いているからである。
その事実を知っていて乗り込みに行かないなど我々の名がすたる。
もちろん本人からしたらいい迷惑だということは百も承知だが、そこには譲れないものがあるのだよ。

おそらく共通の思いを胸にその酔っ払い集団は歩き出したわけだが、15分ほど歩いたところで須々木氏が不安げに呟く。

「…日食メガネ…持った?」




ザワッ



一瞬やな空気が流れた。


しかし私はさらっとした顔で「ぇ?持ってるけど」と心の中でドヤ顔をする。
実は須々木氏が言い出す直前に私も同じことを考えていたのだ…。
いくら酔っ払いだからってそこは忘れないぜふふん。


しかし、


「…ぇ」


その声を上げたのは、氷の刃という異名を持つ我らが凛ちゃん。



ザワッ



「…カバンの中…」
※現在カバンを持っているのは遊木一人である。

ちなみに日食メガネは2つ用意していました。
遊木&須々木、凛&魁みたいな感じで。


結論;凛&魁のメガネは横浜本部に放置された凛たんのカバンの中。

魁「お前もう死ねよ!」
↑結構本気で叫んでいた。


微妙な空気が流れつつも、まぁ一つはあるわけだからと納得しながら目的地に向かう一向。
アルコールと貫徹と夜明けな感じでテンションが変な我々…そこに真っ黒な雲が迫っていた。



ぽつ。

ぽつ。

ぽツ。


…ざぁああああ。



あぁ!神は我々を見捨てたのかぁあ!!
やすじーが働く場所も発見できず、しかも雨まで降りだす始末。
なんかもうすべてが嫌になってきそうだ。
目覚ましでセットしていたアメイジング・グレイスが流れ出しても全然気分は晴れない。
むしろ晴れてほしいのはこの空だ。

とりあえず屋根のある場所で座り込む4人。


秋「…見つからないよ…やすじーどこだよ」
魁「っていうか雨だよ…」
正「ぇ…どうすんのこれ…」
凛「…寒い」

ちらほら仕事に向かう人たちが我々のことを横目に見ていたが、正直どうでもよかった。
この絶望感の前では、本日昼からミーティングある上にそのあと飲みがあるというハードスケジュールもどうでも良かった。
急降下しそうになるみんなのテンションを頑張って盛り上げようとする魁ちゃん。

魁「遊木さん、何か指令を」
秋「よし、じゃあヤシマ作戦だ」←やけくそ


しかしそのとき、今まで堅く閉ざされていた店の扉があいたのだ…。
吸い込まれるようにその中に入っていくと

「あった!!」

やすじーが働いている店の看板が…!


ようやくやすじーのところまでたどり着いた我々は、彼の働く姿を目に焼き付け朝食を購入。
少し気分も良くなったところで、まだ雨は若干降っていたが目的地のところまで向かうことにした。


歩き続けた我々…雨もあがってきた…。
目的地ではすでに多くの人が空を見上げていた。我々もその中に混ざって空を見上げる。
そして…

乱歩酔歩


ついにわれらは辿り着いたのだ…!!
日食メガネを回しつつ興奮する酔っ払い4人。
朝食がうまい。生きてるって素晴らしい!

とにかく、終わりよければ全て良しなのだ。
この瞬間、我等は確かに勝者となった。



今後何かあっても、諦めずに前向きに生きようと思えた。
気分も晴れやかに横浜本部に戻った4人は、ミーティングの時間になってみんなが訪れるぎりぎりまで、夢の中で幸せな思いをしたのだ…。




Victory!


aki