それはいったい誰のために
こんばそわーぬ遊木です。
また逃げの姿勢に入ってブログを書き出したよ…とか思ってるそこのあなた!
正解です。
ホント行き詰るとすぐブログに逃げるんだから…。
たまには潔く砕け散りなさいよね!
すみません、眠いのと深夜テンションなのとずっと欲しかったルーブル全集(超特大サイズ)が手に入ったからテンション高いんです。いえ、変なんです。…頭がじゃないですよ。
本当は背景作画の参考にいろんな漫画あさってて、久しぶりに峰倉先生の作品読んだら「やっぱ好きだなぁ」と思ったので、峰倉狂としてはここでいっちょ彼女の作品の魅力について語ろうとブログに現れたのですが。
いやぁ、実際のところ語り出したら止まらないわけですが。
やっぱり一番は圧倒的な「カッコよさ」ですかね。
絵柄だけじゃなく、セリフだとか、物語構成だとか、世界観だとか、もちろんキャラクターだとか。
人によっては「実際はこんなセリフ言わないから」とかツッコミが来そうですが、もうそんなツッコミ関係ないと思わせるぐらいの「カッコつけすぎ」感がたまりません。だってあそこまでカッコつけられたら、もう「カッコいい」としか言えないもの。
そしてやっぱりセリフのうまさですよね。もちろんフレーズ自体が印象に残るものも多いけれど、すごいなぁと思うのは、普通に使えばなんてことないセリフを「ここで使うのか!」というシーンに入れてくる、あのセンス。本当に尊敬します。
例えば、最遊記外伝の悟空が哪吒に、
「哪吒―――俺の名前さ、悟空ってんだ ヨロシクな」
と言うセリフ…
あのシーンでなぜこのセリフを…!
って思うぐらい、場違いなんですが、それでも読んでるともうその場面にはその言葉しか合わないんじゃないかと思うぐらい、しっくりくるんですよ。コマ割りも演出力が高いので、それと相まってひとつひとつのシーンがクライマックスみたいな濃い印象を残す…人によっては胸焼けがするのかもしれませんが、私にとってはそのコテコテ感がたまりません。
彼女の作品はどれも「人間のきれいさ、強さ」よりも、より暗部の「醜さ、もろさ、心の弱さ」をアピールする作風が多いです。少年漫画のように、努力と勇気と友情の世界ではなく、死ぬことのあっけなさ、頑なまでの自尊心、友情や愛情では語れない名もない繋がり…どれも簡単には描ききれない題材を、彼女の独特の切り口で読者に伝達する。漫画を描いたことがある人は少なからずわかると思いますが、伝えたいテーマを、一番伝わりやすい形で読者伝える方法っていうのは本当に見つけるのが難しいんです。っていうか見つけられることが奇跡なんだよ多分。
峰倉先生はこの点がすごい優れていると思います。
あとはやっぱり、キャラクターの絶対に折れない自我の強さが、初めて読んだときにすごく威力がありました。画集のBackgammonを持っている方は印象に残っているんじゃないかと思いますが、彼女のキャラクターはいろいろなタイプがいても、結局は「いつか死ぬ日の僕のために」というコンセプトのもとに生まれているのだと思います。隣人を愛しましょう、誰かのために頑張りましょうということが尊ばれる一般的な感覚を、真っ向から否定するような生き様が、どんな慈善行為よりも潔く感じます。
いろいろ語ったわけですが私が何より峰倉先生を尊敬するのは、漫画家生命に関わりそうな大きな病気を患っているのに(詳細は公式サイトなどをどうぞ)それでも描くことを諦めない、投げ出さない、その「生み出すことへの姿勢」です。彼女と比べると、なんて自分は恵まれていて、贅沢なんだろうと感じます。先生のような折れない心が欲しい。
超個人的な意見を長々と語ったわけですが、まぁ好き嫌いは人それぞれとして、自分は生涯峰倉先生の作品を愛し続けるでしょう。早く最遊記とWAの続きが見たいです。
そんなわけでややすっきりした。
まぁダイブ割愛したがね!
またうっぷんがたまったら語ろう←
aki
また逃げの姿勢に入ってブログを書き出したよ…とか思ってるそこのあなた!
正解です。
ホント行き詰るとすぐブログに逃げるんだから…。
たまには潔く砕け散りなさいよね!
すみません、眠いのと深夜テンションなのとずっと欲しかったルーブル全集(超特大サイズ)が手に入ったからテンション高いんです。いえ、変なんです。…頭がじゃないですよ。
本当は背景作画の参考にいろんな漫画あさってて、久しぶりに峰倉先生の作品読んだら「やっぱ好きだなぁ」と思ったので、峰倉狂としてはここでいっちょ彼女の作品の魅力について語ろうとブログに現れたのですが。
いやぁ、実際のところ語り出したら止まらないわけですが。
やっぱり一番は圧倒的な「カッコよさ」ですかね。
絵柄だけじゃなく、セリフだとか、物語構成だとか、世界観だとか、もちろんキャラクターだとか。
人によっては「実際はこんなセリフ言わないから」とかツッコミが来そうですが、もうそんなツッコミ関係ないと思わせるぐらいの「カッコつけすぎ」感がたまりません。だってあそこまでカッコつけられたら、もう「カッコいい」としか言えないもの。
そしてやっぱりセリフのうまさですよね。もちろんフレーズ自体が印象に残るものも多いけれど、すごいなぁと思うのは、普通に使えばなんてことないセリフを「ここで使うのか!」というシーンに入れてくる、あのセンス。本当に尊敬します。
例えば、最遊記外伝の悟空が哪吒に、
「哪吒―――俺の名前さ、悟空ってんだ ヨロシクな」
と言うセリフ…
あのシーンでなぜこのセリフを…!
って思うぐらい、場違いなんですが、それでも読んでるともうその場面にはその言葉しか合わないんじゃないかと思うぐらい、しっくりくるんですよ。コマ割りも演出力が高いので、それと相まってひとつひとつのシーンがクライマックスみたいな濃い印象を残す…人によっては胸焼けがするのかもしれませんが、私にとってはそのコテコテ感がたまりません。
彼女の作品はどれも「人間のきれいさ、強さ」よりも、より暗部の「醜さ、もろさ、心の弱さ」をアピールする作風が多いです。少年漫画のように、努力と勇気と友情の世界ではなく、死ぬことのあっけなさ、頑なまでの自尊心、友情や愛情では語れない名もない繋がり…どれも簡単には描ききれない題材を、彼女の独特の切り口で読者に伝達する。漫画を描いたことがある人は少なからずわかると思いますが、伝えたいテーマを、一番伝わりやすい形で読者伝える方法っていうのは本当に見つけるのが難しいんです。っていうか見つけられることが奇跡なんだよ多分。
峰倉先生はこの点がすごい優れていると思います。
あとはやっぱり、キャラクターの絶対に折れない自我の強さが、初めて読んだときにすごく威力がありました。画集のBackgammonを持っている方は印象に残っているんじゃないかと思いますが、彼女のキャラクターはいろいろなタイプがいても、結局は「いつか死ぬ日の僕のために」というコンセプトのもとに生まれているのだと思います。隣人を愛しましょう、誰かのために頑張りましょうということが尊ばれる一般的な感覚を、真っ向から否定するような生き様が、どんな慈善行為よりも潔く感じます。
いろいろ語ったわけですが私が何より峰倉先生を尊敬するのは、漫画家生命に関わりそうな大きな病気を患っているのに(詳細は公式サイトなどをどうぞ)それでも描くことを諦めない、投げ出さない、その「生み出すことへの姿勢」です。彼女と比べると、なんて自分は恵まれていて、贅沢なんだろうと感じます。先生のような折れない心が欲しい。
超個人的な意見を長々と語ったわけですが、まぁ好き嫌いは人それぞれとして、自分は生涯峰倉先生の作品を愛し続けるでしょう。早く最遊記とWAの続きが見たいです。
そんなわけでややすっきりした。
まぁダイブ割愛したがね!
またうっぷんがたまったら語ろう←
aki