空気を創る。 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

空気を創る。

どうも、最近やたら迫力のある夢を見て目覚めると疲れていることの多い遊木です。


最近ノベルゲームの背景作業に追われていて、あまり人間を描く時間がない日々でしたがこの間ついに我慢できなくなり、「寝る前のらくがきだーうひょ、かわい子ちゃん描くべ」とか言いながらペンを握ってしまったある明け方。
らくがきとか言いながら結局軽く2時間は絵を描いていました。そして完成したものはやはり人間ではなかったというのが遊木クオリティ、うん、わかってた。
そしてまったくかわい子ちゃんでもなかった。うん、わかってた(二回目

記憶の限り自分の絵は万人受けするものではなかったので、ここ1年ぐらいに制作していたものは、実は自分の作品としてはとても珍しい方向でした。サークル立ち上げ当初は、絵描きの人数が少なくて(っていうかそもそもメンバーが少なくて)「1人で10人の絵柄を演じる」という方向で制作していました。
その間は自分が得意なものとは違ったけれど、普段積極的に手を出さないジャンルだからこそ、制作中に沢山発見があったり、逆に普段の自分の作品の味というものがわかったりしました。
やっぱり何事も食わず嫌いはいかんですなぁ。


ところで自分は、作品を生み出す時に重視しているのが見た目より「空気」です。
自分の作品を見た人に「あ、なんかわかんないけど、この作品には伝えたいことがあるんだろうな」と思ってもらえる作品を創りたい。「空気」を感じる作品が創りたい。
必ずしも全ての作品に、大きな意味を持たせる必要はないでしょう。インスピレーションだけで制作しても、それはそれで立派な作品になると思います。深く考えないものの方がおもしろかったりもします。

ただ自分の創作スタイルは、やっぱり「空気」を創ることにこだわるのが、そうなのかなぁと。

過去に映像作品を制作したときに、先生に「技術は低いけど、伝えたいことがあるのはわかる。何かを表現しようとしている努力は伝わってくる」的なことを言われて、そのときは特に“伝えること”に意識を向けていなかったけれど、なんか視界が開けた感じがしました。



アートでも漫画でも映画でもアニメでも、自分はやっぱり作品の「空気」に惹かれます。
魅力がある「空気」創りの“方法”が果たしてあるのかはわかりませんが、このテーマを今後も追求していきたいですね。



そして凛ちゃんの箱根の旅レポートブログの続きが早く読みたい。
全裸待機してます。


では


aki