“RW式”組織論
Random Walk戦略担当の須々木です。
今回は、“RW式”組織論とかいうタイトルになっていますが…
趣旨としては、たまには真面目なことを存分に書いてやろうという感じの日記です。
というわけで、語るぞ~
さて、『“RW式”組織論』というネタでいろいろ書いていこうと思っているのですが、その前に一つ。
なんだかいつの間にか、13人というそれなりに目立つ人数のサークルになってしまったためか、ちょっと勘違いされている方がいそうで心配なことについて。
Random Walkは、別にどうということもないサークルです。
変に過大評価をしないようにご注意あれ。
別に何かすごいことをやったわけでもないですし、見たまんまのとおりのサークルです。
人数は多いのですが、小さな掘っ立て小屋にギュウギュウにつまっているようなもので、別に人数に比例した「すごさ」があるわけではありません。
できればゴージャスなお屋敷で優雅な創作ライフを満喫したいものですが、もちろんそういう状況にはありません。
目下、イバラの道を邁進中です。
というわけで、本題に入りましょう。
タイトルの通り『“RW式”組織論』というお話です。
※できれば、先にウェブサイトの「About」を読んでもらいたいです。
Random Walkはどういう思想のもと「組織」として存在しているのか?というお話です。
はっきり言えば、「設立の趣旨」の通りなのですが、この中二病全開文章は中二病っぽさを前面に押し出すことに注力したため、結構概念的な表現になっていたりして、とりあえずわかりにくいんじゃないかなあと、書いた張本人としては思うわけです。
そこで、せっかくなのでこの機会にもう少し噛み砕いた説明をしたいと思います。
まず、Random Walkの原理原則としてあるのが「自由」です。
「自由」に創作することを目指している集団なので、極論、みんな何をやるのも自由です。
何モノにも縛られず、好き放題にやる「自由」です。
そして、その「自由」という土台の上に「伝える」「楽しむ」「超える」という三本柱があるわけです。
この三本柱がRandom Walkを支えているので、これが崩れたらRandom Walkは終焉を迎えるわけです。
超重要です。
さてここである人が疑問に思います。
「三本柱」がRandom Walkを支える。
↓
ならば、Random Walkに属するメンバーは「三本柱」をしっかり守らなければならない。
↓
あれれ?「自由」じゃないじゃん!
もう少し具体的に。。
例えば、「三本柱」のひとつ、「伝える」というのは、「創作を自己満足で終わらせてはいけない、誰かに伝わってそれは始めて完成なんだ」というものです。
「伝える」努力を惜しまずに、ということです。
でも、これに対し「私はこれを創っていてとっても楽しい。別にこれが誰かに伝わって理解されなくても、私はこれで満足だ」と考えるメンバーがいたとします。
そのとき、Random Walk的には以下の A or B どちらの考え方をするのか。
A.「伝える」はサークルを支える「三本柱」だ。これがいやならメンバーとは認めん!
B.「自由」が第一なんだから、「伝える」を拒むのも「自由」。大丈夫だ、問題ない。
僕は、個人的にはBだと思っています。
他のメンバーが全員Aと言ったらそれでも構わない気もしますが、とりあえず今はBです。
ただ、なんだか矛盾しているように見えませんか?
A も B も両方OKそうだけど、逆の結論になっているわけだし。
でも、Bなんです。
ここからは、ちゃんとに伝わるかわからない例を挙げつつ。。
大海原にいくつも、ポツリポツリと船が浮かんでいる様子を想像してください。
それぞれの船にはだいたい一人乗っているのですが、同じような考え方をする人は、同じ船に乗っていたりもします。
それで、Random Walkは、ひとつの「船団」なわけです。
ここで重要なのは、ひとつの船にメンバー全員が乗っている必要はないというところです。
「船団」なので、複数の船が近くに集まっているだけです。
一応、真ん中に大きめの船があって、そこに旗が立っています。
この旗が「三本柱」に相当するものであり、Random Walkの中心点を定めるものです。
メンバーは、旗の立っている「旗艦」に乗り込んできてもいいですし、周りを小舟でウロウロしててもいいわけです。
代表や僕は基本的にこの「旗艦」にいて、そこを楽しく賑やかに盛り上げて、みんなが来たくなるように演出します。
でも、それは強制とは別種のもので、いっこうに来る気配のない人がいても全然問題ありません。
全部ひっくるめてRandom Walk。
ただし、Random Walkの行き先を決めるのは、旗の立っている船の仕事です。
つまり、みんなが好き勝手「自由」にやっても、組織が分解しないよう定めた中心点が「三本柱」です。
中心点だからって、全員がそこにぎゅっと集まっている必要なんてありません。
旗を見つけられるところにいれば、「船団」として存在できます。
だから、「三本柱」は単なる目印のようなものとも言えます。
好き勝手やりつつも、ふと「Random Walkの中心はどこにあるのだろう?」と思ったときに見るのが「三本柱」です。
先の二択で、Bの選択肢は、旗艦の回りをうろうろしている小舟の状態です。
はっきり言って、旗が見える範囲なら好きにしててOKです。
Random Walkという旗艦は、勝手に進んでいってしまうかもしれませんが、それに素直について行くかどうかも「自由」です。
さて、これからも順調にメンバーが増えたり、サークルとして成長していくとどうなるのか。
メンバーが増えると、とりあえず、旗艦に乗っている人の数が増え、小舟も増えてくるでしょう。
そして、サークルの成長に伴い、旗が大きく立派になります。
大きく立派になると、多少離れたところからでもよく見えるので、ますます好き勝手できます。
旗艦を離れてちょっとした冒険だって出来そうです。
そうやって、徐々に旗を大きくしていくのは、すなわちサークルとしての懐を深くしていくことを意味し、これはそのまんま、「究極の目標」につながっていくわけです。
そんなふうに成長していって、いつの日か、地球の裏側からでも見えるような、でっかい旗でも立ててみたいものです。
とまあ、こんなふうな理屈で、Random Walkは「ひとつの組織」として存在しています。
そして、そういった諸々がぶれないよう、Random Walk始動日の2010年10月1日に掲げたのが「設立の趣旨」です。
たった2人ではじまったその日から、1文字も変えてはいません。
これからも、変えずに頑張りたいです。
以上。
sho
今回は、“RW式”組織論とかいうタイトルになっていますが…
趣旨としては、たまには真面目なことを存分に書いてやろうという感じの日記です。
というわけで、語るぞ~
さて、『“RW式”組織論』というネタでいろいろ書いていこうと思っているのですが、その前に一つ。
なんだかいつの間にか、13人というそれなりに目立つ人数のサークルになってしまったためか、ちょっと勘違いされている方がいそうで心配なことについて。
Random Walkは、別にどうということもないサークルです。
変に過大評価をしないようにご注意あれ。
別に何かすごいことをやったわけでもないですし、見たまんまのとおりのサークルです。
人数は多いのですが、小さな掘っ立て小屋にギュウギュウにつまっているようなもので、別に人数に比例した「すごさ」があるわけではありません。
できればゴージャスなお屋敷で優雅な創作ライフを満喫したいものですが、もちろんそういう状況にはありません。
目下、イバラの道を邁進中です。
というわけで、本題に入りましょう。
タイトルの通り『“RW式”組織論』というお話です。
※できれば、先にウェブサイトの「About」を読んでもらいたいです。
Random Walkはどういう思想のもと「組織」として存在しているのか?というお話です。
はっきり言えば、「設立の趣旨」の通りなのですが、この中二病全開文章は中二病っぽさを前面に押し出すことに注力したため、結構概念的な表現になっていたりして、とりあえずわかりにくいんじゃないかなあと、書いた張本人としては思うわけです。
そこで、せっかくなのでこの機会にもう少し噛み砕いた説明をしたいと思います。
まず、Random Walkの原理原則としてあるのが「自由」です。
「自由」に創作することを目指している集団なので、極論、みんな何をやるのも自由です。
何モノにも縛られず、好き放題にやる「自由」です。
そして、その「自由」という土台の上に「伝える」「楽しむ」「超える」という三本柱があるわけです。
この三本柱がRandom Walkを支えているので、これが崩れたらRandom Walkは終焉を迎えるわけです。
超重要です。
さてここである人が疑問に思います。
「三本柱」がRandom Walkを支える。
↓
ならば、Random Walkに属するメンバーは「三本柱」をしっかり守らなければならない。
↓
あれれ?「自由」じゃないじゃん!
もう少し具体的に。。
例えば、「三本柱」のひとつ、「伝える」というのは、「創作を自己満足で終わらせてはいけない、誰かに伝わってそれは始めて完成なんだ」というものです。
「伝える」努力を惜しまずに、ということです。
でも、これに対し「私はこれを創っていてとっても楽しい。別にこれが誰かに伝わって理解されなくても、私はこれで満足だ」と考えるメンバーがいたとします。
そのとき、Random Walk的には以下の A or B どちらの考え方をするのか。
A.「伝える」はサークルを支える「三本柱」だ。これがいやならメンバーとは認めん!
B.「自由」が第一なんだから、「伝える」を拒むのも「自由」。大丈夫だ、問題ない。
僕は、個人的にはBだと思っています。
他のメンバーが全員Aと言ったらそれでも構わない気もしますが、とりあえず今はBです。
ただ、なんだか矛盾しているように見えませんか?
A も B も両方OKそうだけど、逆の結論になっているわけだし。
でも、Bなんです。
ここからは、ちゃんとに伝わるかわからない例を挙げつつ。。
大海原にいくつも、ポツリポツリと船が浮かんでいる様子を想像してください。
それぞれの船にはだいたい一人乗っているのですが、同じような考え方をする人は、同じ船に乗っていたりもします。
それで、Random Walkは、ひとつの「船団」なわけです。
ここで重要なのは、ひとつの船にメンバー全員が乗っている必要はないというところです。
「船団」なので、複数の船が近くに集まっているだけです。
一応、真ん中に大きめの船があって、そこに旗が立っています。
この旗が「三本柱」に相当するものであり、Random Walkの中心点を定めるものです。
メンバーは、旗の立っている「旗艦」に乗り込んできてもいいですし、周りを小舟でウロウロしててもいいわけです。
代表や僕は基本的にこの「旗艦」にいて、そこを楽しく賑やかに盛り上げて、みんなが来たくなるように演出します。
でも、それは強制とは別種のもので、いっこうに来る気配のない人がいても全然問題ありません。
全部ひっくるめてRandom Walk。
ただし、Random Walkの行き先を決めるのは、旗の立っている船の仕事です。
つまり、みんなが好き勝手「自由」にやっても、組織が分解しないよう定めた中心点が「三本柱」です。
中心点だからって、全員がそこにぎゅっと集まっている必要なんてありません。
旗を見つけられるところにいれば、「船団」として存在できます。
だから、「三本柱」は単なる目印のようなものとも言えます。
好き勝手やりつつも、ふと「Random Walkの中心はどこにあるのだろう?」と思ったときに見るのが「三本柱」です。
先の二択で、Bの選択肢は、旗艦の回りをうろうろしている小舟の状態です。
はっきり言って、旗が見える範囲なら好きにしててOKです。
Random Walkという旗艦は、勝手に進んでいってしまうかもしれませんが、それに素直について行くかどうかも「自由」です。
さて、これからも順調にメンバーが増えたり、サークルとして成長していくとどうなるのか。
メンバーが増えると、とりあえず、旗艦に乗っている人の数が増え、小舟も増えてくるでしょう。
そして、サークルの成長に伴い、旗が大きく立派になります。
大きく立派になると、多少離れたところからでもよく見えるので、ますます好き勝手できます。
旗艦を離れてちょっとした冒険だって出来そうです。
そうやって、徐々に旗を大きくしていくのは、すなわちサークルとしての懐を深くしていくことを意味し、これはそのまんま、「究極の目標」につながっていくわけです。
そんなふうに成長していって、いつの日か、地球の裏側からでも見えるような、でっかい旗でも立ててみたいものです。
とまあ、こんなふうな理屈で、Random Walkは「ひとつの組織」として存在しています。
そして、そういった諸々がぶれないよう、Random Walk始動日の2010年10月1日に掲げたのが「設立の趣旨」です。
たった2人ではじまったその日から、1文字も変えてはいません。
これからも、変えずに頑張りたいです。
以上。
sho