これからの漫画 | 乱歩酔歩--Random Walk official blog--

これからの漫画

遊木です。

ついに出ましたね。
みなさんは「コミPo!」をご存知でしょうか?
簡単に言うと、ボーカロイドの漫画版です。
絵が描けなくても漫画が作れる、みたいな。


以下、サイトより抜粋↓
『ワープロの登場によって、誰でも活字で文章を組み立てることができるようになりました。
カラオケの登場によって、誰でも演奏をバックに歌う喜びを味わえるようになりました。
でも、マンガ制作は、今でも「絵を描ける人だけが可能な名人芸」です。
「描ける人」と「描けない人」との間には、高い壁が立ちはだかっています。
その壁を取り去ることのできる「まったく絵を描かなくても、誰でもマンガを完成させられるソフトウェア」それがコミPo! です。
コミPo! の登場によって、誰でも短時間でマンガを完成させることができるようになります!』
サイト → https://www.comipo.com/


今月の14日頃にソフトが販売されましたが、お試し版はもう少し前から出回ってた様で、pixivなどではすでに100件以上の投稿がありました。
ボーカロイドが出たときから、いつかこれと同じ現象が漫画でも起きるんだろうなという話題を最近須々木氏とも話していましたが、私が思っていたよりかなり早い登場でした。
まだまだ出たばかりでかなりの違和感がありますが、ボカロと同じで時間と共に職人が現れてまた一つのカテゴリーを作るんだろうなぁと思います。

アナログで漫画を描いてる人間にしてみればかなり複雑な心境ですが、漫画って絵だけじゃないので、こういうのを機会に今まで埋もれていた才能がどんどん表に出てくれば良いなとは思います。
それと同時に今まで漫画を描いていて、そしてこれからも描いていく人間は、以前より余計に「自分らしい漫画の確立」を求められてくるのでしょう。
絵を描けない人間でも漫画を作れる時代に、絵が描けるからこそ作れる漫画というものの価値をどうやって確立するか、業界にとってはこれからの大きな議題になりそうです。


近年では本当にいろいろなことが、求めれば出来てしまう時代なんだなぁと思いました。
だからこそちょっとしたところにチャンスがあるのかもしれないと前向きに考えつつ、
これからも元気に活動していきたいです。


aki